自粛か曳行か?「岸和田だんじり祭」文化の継承と感染症の狭間で、知恵を絞りギリギリの選択をした岸和田の人々を2か月半追ったドキュメントを放送!

テレビ大阪株式会社のプレスリリース

新型コロナ感染症が猛威を振るう中、去年、75年ぶりの曳行自粛を余儀なくされた岸和田だんじり祭。今年は自粛か曳行か?まさにウィズコロナ時代の社会生活の在り方を突き付けられた祭となった。岸和田だんじり祭は、22町が独自の運営でだんじりを曳行するまさに民間主導のお祭り。故に、22町それぞれが、自粛、短縮して曳行、コースを変えての曳行など、それぞれがギリギリの判断を下して催行された。
曳行に踏み切った町も、通常企業や団体のみに行われていたワクチンの職域接種を地域で申請、抗原検査の実施や無観客、消毒の徹底、距離をとった曳行などこれまでにない厳しいルールを設けて感染症対策に取り組んだ。観客やメディアへの規制エリアも厳格に設けられ過密な状況を排除していたと感じられた。
親から子、孫へ300年間引き継いできただんじり祭の伝統は、中断すれば、未来へ伝わらなくなる。感染症と文化の継承の狭間で、知恵を絞り、ギリギリの選択をした岸和田の人々を2か月半追ったドキュメント。

 

番組名】 未来につなげ!300年の伝統~岸和田だんじり祭2021

【出演者】 詳しすぎるだんじり祭解説 増田明美(スポーツ・ジャーナリスト)
      現場リポート 福谷清志(TVOアナウンサー)

【HP】  https://www.tv-osaka.co.jp/sp/danjiri2021/

  •  自粛か曳行か?感染症と闘っただんじり祭、支えた裏方の活躍

元来、五穀豊穣を祈願した祭りだが、今年の提灯には疫病退散の願いも込められていた。9月5日に行われる予定の試験曳きも自粛。開催が危ぶまれる中、独自の厳しい感染症対策のルールや対策を定めるなど、観衆は少ないが
緊張感が漂う祭となった。曳行コースの変更、観覧スペースの排除去、除菌隊による消毒の徹底や熱中症予防の給水班の結成など、東京オリンピックで注目されたのと同様、祭りを支える裏方の活躍こそが祭の実現を支えていた。
 

  • つなげ!300年の伝統

今年年番長を務める下野町。その団結は強く、祭でつちかってきたものだ。台風被害が大きかった2018年、町でも被害が出て、青年団が瓦礫を運んだり、一軒一軒家を訪ねて声をかけて回ったそうだ。祭でだんじりの曳き方、
鳴り物の鳴らし方、飾りつけの仕方など1年を通じて伝える伝統が、町の絆を強めてきた。それだけに、祭は重要なのだという。

 

下野町の曳行責任者品田さんの娘・百香さんは、今年、少年団として最後のだんじりの綱先を担当。祭り開催までの父の苦労を間近で見てきたという。彼女は「自分にとって最後の祭、開催してくれてありがとうと言いたい」と父に感謝の気持ちを話していた。町の人々の絆、家族の絆を深めるのに重要なのが年に一度のだんじり祭だった。

 

  • 増田明美の詳しすぎるだんじり祭解説

詳しすぎる解説で有名なスポーツ・ジャーナリストの増田明美さん。
増田さんも大のお祭り好きという。増田さんには、岸和田だんじり祭の歴史から祭に参加する人々の人間模様、だんじりはなぜ猛スピードでも曲がれるのか?といったトリビアまで詳しく解説。魅力たっぷりに伝える。

 

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