杉良太郎特別防犯対策監が秋田、岩手の各県警察本部、岩手県警察学校を訪問 「特殊詐欺被害がゼロになるよう、できることから取り組んでいきたい」

「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチームのプレスリリース

 警察庁「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺などの特殊詐欺に関する知識や防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に広報啓発活動を行っています。
 この度、杉良太郎特別防犯対策監が秋田県、岩手県の各警察本部を訪問し、特殊詐欺被害防止の啓発活動を行いました。秋田、岩手の各県において、「特殊詐欺被害がゼロになるよう、できることから取り組んでいきたい。」と対策への思いを述べました。
 

 

  • イベントレポート

■秋田県の1人暮らしの高齢者の被害について注意喚起
 9月30日(木)、杉対策監は秋田県警察本部を訪問しました。秋田県の特殊詐欺被害の現状について杉対策監は、「秋田県では、電子マネーによる被害が多く、電子マネーの使い方をあまり知らない高齢者が狙われて、お金を騙し取られてしまう。秋田県の特殊詐欺被害者の割合として、1人暮らしの高齢者が多く、1人1人に詐欺に気を付けるよう呼びかけをしても、犯人の手口に騙され、誰にも相談できず被害に遭ってしまう。秋田県は全国的にみて特殊詐欺被害がゼロになりうるため、警察官による毎日の職務質問や、防犯協会の地域の見回りの強化、詐欺被害防止の呼びかけの強化など、特殊詐欺被害の対策をできるところから取り組んでいきたい。」と述べました。
 また、高齢者が多い秋田県で特殊詐欺から身を守るために必要なことについて聞かれ、「高齢者は話し相手がいないと寂しく、電話が来ると嬉しくて話を聞いてしまう。寂しい思いをしないために、地域住民や家族と定期的に一緒に話すことが大切。特殊詐欺の被害に遭って家族の関係が悪くなる前に、一緒に話し合って特殊詐欺から身を守ってほしい。」と家族の絆で詐欺被害を防いでほしいと訴えました。

■岩手県の特殊詐欺被害ゼロに向けて言及
 翌10月1日(金)、杉対策監は岩手県警察本部、岩手県警察学校を訪問しました。岩手県の特殊詐欺被害の状況について杉対策監は、「岩手県は特殊詐欺被害件数が減ってきており、全国でも上位で被害件数が少ない。これは岩手県の被害防止策が行き届いている証拠であり、検挙件数も増えてきている。しかし、まだキャッシュカードのすり替えや盗みによる被害が多いため、被害防止に向けて呼びかけていきたい。岩手県も全国的にみて特殊詐欺被害ゼロにできる可能性が高いので、SOS47として全面的に協力していきたい。」と特殊詐欺被害の撲滅に向けて思いを述べました。
 また、岩手県民に特殊詐欺被害を減らすために伝えたいことについて聞かれ、「1人暮らしの高齢者は、寂しい思いから電話がかかってくると喜んで出てしまうことがあるため、地域住民や家族が定期的に連絡を取ることや、一緒に話すことが大切。また、防犯機能付き電話を利用することもいい対策になる。」と述べました。

 その後、杉対策監は岩手県の警察学校を訪問し、生徒に向けて訓育を行いました。未来の警察官に向けて、警察官として持つべき心構えや特殊詐欺被害防止に向けての思いを語りました。
 

 

  • 開催概要

■催事名:秋田県警察本部、岩手県警察本部、岩手警察学校訪問

■実施日:2021年9月30日、10月1日(木、金)

■実施会場:秋田県警察本部、岩手県警察本部、岩手県警察学校

■実施者:警察庁 特別防犯対策監 杉 良太郎 氏

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