能舞 ~時空を超えてめぐる人類の壮大な旅へ~

一般社団法人伝統文化創造推進機構のプレスリリース

一般社団法人 伝統文化創造推進機構(東京都品川区上大崎1-5-61、代表理事:澤田麻希)は、世界的な危機を乗り越えるための拠り所となる、新たな価値・役割を持つ伝統文化を創出する試みとして、『能舞 〜時空を超えてめぐる人類の壮大な旅へ〜』を2021年12月26日(日)に開催致します。
【URL】http://www.mpuf.org/denso

天女や古代の神々が人の地に舞い遊ぶユネスコ無形文化遺産「能」を有形文化財「矢来能楽堂」で観る

半能形式、勝海登による「能舞」を中心に、和楽器、民族楽器による演奏会とコラボレーションを実現しました。国の重要無形文化財総合指定保持者2名を含め、多彩で豪華な出演者が共演し、ここでしか見られない特別セッション演奏も行います。能は、世界最古の現存する舞台芸術として、極力簡素化された空間で、舞踏、劇、音楽、詩などの要素が混じり合った幽玄な世界を表現しています。

神代からサイバーへ 拡張現実から幽玄へ

幻想的で美しく洗練された技芸に耳目を楽しませながら、世界を席捲している最新学説「世界神話学」にも触れ、世界人類が一つになりコロナを乗り越えるヒントとなりうる「和の心」を感じて頂ける伝統芸能公演を開催いたします。特別オンライン交流会では、XR空間での出演者による解説や、伝統芸能、世界神話に関するトークを交え、幽玄の世界へいざないます。
数百年、数千年の歴史を持つ日本の芸能・伝説・物語には、自然や神との共生や交流を語り伝えるものが数多く存在しています。これは日本固有のものではなく、近年の「世界神話学」という学説*において、伝統芸能に伝わる神々や自然との交流の物語は、人類原初の神話にもつながっているようです。

*「世界神話学」=2013 年にハーヴァード大学のマイケル・ヴィツェルが「世界神話の起源」で提唱した、神話研究とDNA 研究による科学実証を駆使した仮説。現在も世界中で研究が続けられている。

有形文化財「矢来能楽堂」でユネスコ無形文化遺産・重要無形文化財「能」を観る

天女や古代の神々が人の地に舞い遊ぶユートピアからその先へ 調和と共生の未来へ。
半能形式、勝海登による「能舞」を中心に、和楽器、民族楽器による演奏会とコラボレーションを実現しました。国の重要無形文化財総合指定保持者2名を含め、多彩で豪華な出演者が共演し、ここでしか見られない特別セッション演奏も行います。特別オンライン交流会では、XR空間で出演者による解説や、伝統芸能、世界神話に関するトークを交え、幽玄の世界へいざないます。

【上演内容】

・能舞「羽衣 はごろも」 和合之舞 / 勝海登 一噌幸弘 大倉慶乃助 望月太喜之丞
月の住人である天女の落とし物「羽衣」が、月(宇宙)と人の世をつなぐ。
空から花が降り、美しい音楽が降り注ぎ、良い香りがただよい、天女が舞う。

・能舞「三輪 みわ」 神楽之舞のみ / 勝海登 一噌幸弘 大倉慶乃助 望月太喜之丞
日本最古の神社といわれる三輪神社の神・三輪明神が巫女姿で現れ神楽を舞う。

・能楽「絵馬 えま」   神楽之舞から神舞へ / 一噌幸弘 大倉慶乃助 望月太喜之丞
天照大神(アマテラスオオミカミ)、天鈿女命(アメノウヅメノミコト)、田力雄命(タヂカラオノミコト)、
あまたいる神々のうちのスタークラスの三神が集う、神々の饗宴。

・演奏「田楽幻想」「総田楽の舞」「五木の子守唄」「竹田の子守唄」
一噌幸弘 作曲・プロデュース。能管・笛、鼓、タブラ、尺八、ヴァイオリンによる、ここでしか聞けない独創的な音空間。

*上演内容、キャストは、状況により変更する場合がございますことをご了承ください。

【出演者】

勝海登(かつみ のぼる) 観世流シテ方(重要無形文化財総合指定保持者)
國學院大學卒業。 東京藝術大學卒業。
フランス・イタリア・ベルギー・インド・オーストラリア・ロシア・アメリカ・カザフスタン・キルギス共和国・ウズベキスタン•モザンビークでの海外公演。能楽協会会員・日本能楽会会員・元カザフ国立藝術大学客員教授・(一社)伝統文化創造推進機構理事。(著書)「一芸の花」

 

●一噌幸弘(いっそう ゆきひろ) 笛方(重要無形文化財総合指定保持者)
安土桃山時代より続く能楽一噌流笛方、故一噌幸政の長男として9歳の時に「鞍馬天狗」で初舞台。篠笛、自ら考案した田楽笛、リコーダー、角笛など和洋各種の笛のもつ可能性をひろげるべく演奏・作曲活動を行う。1991年より能楽、自作曲、そしてクラシックの古典まで様々な楽曲をレパートリーに、自身の新しい解釈によるコンサート「ヲヒヤリ」を主宰するなど、能楽堂をはじめとする伝統的建造物や数々のホールにおいて、能楽古典や自作曲、西洋クラシック、ジャズ、即興等を、村治佳織、セシル・テイラーをはじめとする内外の様々な音楽家、交響楽団と競演

 

●吉見征樹(よしみ まさき) タブラ
タブラの大御所、故ウスタッド・アララカ・カーン師、ウスタッド・ザキール・フセイン師に師事。 1991年プロデビュー。 宇崎竜童、デーモン閣下、おおたか静流、菊地成孔、坂田明、佐藤允彦、谷川賢作、一噌幸弘、大倉正之助、本條秀太郎、佐藤通弘(順不同)などのサポート。 ラジオパーソナリティ、俳優としても活動の幅を広げている。

 

●大倉慶乃助(おおくら けいのすけ)  大倉流大鼓方
故・山本孝に師事。大倉正之助長男。能「猩々乱」「石橋」「道成寺」「翁三番叟」等を披く。ニューヨークグッゲンハイム美術館にて野村萬斎氏の三番叟やカンボジアのアンコールトムでの能公演等、海外公演多数参加。

 

●望月太喜之丞(もちづき たきのじょう) 邦楽打楽器演奏家
小鼓、太鼓など日本の伝統的な打楽器の演奏を専門とし、古典である歌舞伎音楽を始めとして能楽囃子から現代音楽、ジャズやロックにいたるまで、幅広く演奏活動を続けています。31回、26カ国に及ぶ豊富な海外渡航経験による国際交流や、後進の育成、教育、普及にも力を入れており、民族音楽としての邦楽と邦楽打楽器の可能性を追及しています。社団法人長唄協会会員・日本民俗芸能協会会員

 
 

●辻本好美(つじもと よしみ) 尺八
東京藝術大学音楽学部邦楽科尺八専攻卒業 。和歌山県橋本市文化奨励賞を最年少授賞(2014)和歌山県文化奨励賞、大桑文化奨励賞を授賞(2021) 在学時より美形尺八奏者としてメディアの注目を集め、確かな技術と親しみやすい性格で、純邦楽からPOPSまで幅広く演奏し、NHKや民放などのテレビ出演も多く、映画やゲームソフト音楽など、その活躍ぶりは多方面にわたる。 その活動は国境を超え、アメリカ、イタリア、フランス、ブラジルなど世界中から招致され、海外公演は24カ国33都市、53回を数える。
 

●磯部舞子(いそべ まいこ) ヴァイオリン
5歳の時「ばいよりん」という語感に惹かれ「バイオリン」を習うことを決める。これまでに伊藤多喜雄、一噌幸弘、早川義夫、中川五郎、小山卓治、石川浩司、林正樹、ハシケン、伊藤ヨタロウ(メトロファルス)、チャラン・ポ・ランタン、松尾スズキ(演劇)などなどと共演。ベチコの愛称でも親しまれ、都内を拠点に全国でのらりくらりと活動中。辻楽師のように、素晴らしい演奏=明日のご飯、という覚悟を持った生き方を目指している。

 

●松川真澄(まつかわ ますみ) 司会
女優・劇的朗読家。地歌舞や新内節などの古典芸能を取り入れた舞と語りを融合させた独自なひとり舞台の世界を構築。代表作に「『おりん口伝』伝」(ふじたあさや作・演出)、『慟哭‐広島・あい‐』、『レディ・マクベス』、『水のをとめ』、『紅天女』の他、『相棒』などのドラマ、『ナルト』などのアニメ、洋画の吹き替えをはじめ、テレビ『釣りバカ日誌』などでの秋田ことばを指導。「朗読サロン-ことばの部屋-」主宰、松川事務所代表。

【上演概要】

伝統芸能 上演・配信事業
『時を超えて人と神々の物語を舞う 〜能舞と地歌舞〜』より、能舞[NOHMAI]

日時 : 2021年12月26日(日)
     開場 13:30 / 開演 14:00
会場 : 矢来能楽堂〈登録有形文化財〉 東京都新宿区矢来町 60
     ・東京メトロ 東西線「神楽坂」駅矢来口から徒歩2分
     ・都営地下鉄 大江戸線「牛込神楽坂」駅A1出口から徒歩5分

【チケット料金】
一般    リアル公演のみ :S席 6,000円 / A 席 5,000円
リアル公演+オンライン交流会:S席 7,000円 / A 席 6,000円
学割    リアル公演+オンライン交流会:A 席 3,000円
共通    オンライン交流会のみ:2,000円

【チケット取扱】 11月4日より販売開始
電子チケット
livepocket: https://t.livepocket.jp/e/nohmai

【主催】一般社団法人 伝統文化創造推進機構
【助成】文化庁「ARTS for the future! 」補助対象事業

◆◆団体について◆◆

「一般社団法人 伝統文化創造推進機構」(通称「伝創」) (https://www.mpuf.org/denso
MPUFのスピンオフ団体。MPUFの活動のうち伝統文化(伝統産業・伝統芸能など)に特化した組織として独立法人化した。2020年11月創設。活動実績は、京都の伝統染織産業3団体(西陣織・京友禅・丹後ちりめん)史上初の協働による、コロナ禍において継続可能な新ビジネス形態をめざすXR配信サービス事業「京都染織産業XR推進事業」プロデュース及び事務局運営、そして事業『地歌舞・古澤流 ”超時空”配信事業「舞」』を実施。

設立目的は、「世界人類が協働するための共通価値としての日本の伝統文化の調査研究、開発及び普及と振興に関する活動を行い、もって国民の文化芸術活動に寄与することであり、以下の事業を行う。
(1)伝統文化の次世代継承事業
(2)伝統文化の現代技術とのコラボレーション等の開発事業
(3)伝統文化の調査・研究,および普及事業
(4)伝統文化に関するイベントの企画及び運営
(5)その他,当法人の目的を達成するために必要な事業

「Microsoft Project Users Forum(MPUF)」(http://www.mpuf.org/
MPUF(マイクロソフト・プロジェクト・ユーザーズ・フォーラム)は、2003年より活動開始する、会員約2万名が登録する非営利任意団体。
新しい価値を生み出すプロジェクトをマネジメントする手法の研究、実践、参加機会を提供する事を目的に、セミナー、交流、プロジェクト、ガイド&テンプレートの開発、配布を実施。異業種コラボレーションの場としても機能し、近年、伝統産業復興プロジェクトにおいては、産官学民の力を結集する試みにより、能ロボットの開発、日本茶の海外進出や日本酒の北欧4か国輸出等、日本文化や海外をテーマとした活動において数多くの実績を残す。
2020年よりXR配信技術「MPUF XRCC」を開発。7月「Japan XR Science Forum」(世界初のXRプラットフォーム上での家族参加型学会。通常の3倍の参加を達成。)11月「東北大学GP-MS国際学会」、「青梅市IoT推進セミナー2020」等におけるXRプラットフォームを提供、運営。

【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
一般社団法人 伝統文化創造推進機構
担当:澤田 denso.ctc@gmail.com
   050-5532-8134  ※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 

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