11月8日は「いい刃の日」!グローバル刃物メーカーの貝印が 考える 「環境」「未来」「より良い暮らし」PRイベントを開催  「紙カミソリ®」全国発売も発表

貝印株式会社のプレスリリース

 グローバル刃物メーカーの貝印株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼COO:遠藤浩彰)は、11月8日(月)「いい刃の日」に情報学研究者のドミニク・チェンさん、モデルの冨永愛さん、俳優の板垣李光人さんをお迎えし、『貝印が考える 「環境」「未来」「より良い暮らし」 』PRイベントを東京ミッドタウン ホール(港区赤坂9丁目7-2)およびZoomウェビナーにて開催いたしました。

 今回のイベントではグローバル刃物メーカーである貝印が目指す、「あじわいのある日々」を皆様にお届けするために始める取り組みをウェルビーイングという大きなテーマの中で、どのように捉え、取り組んでいくのか。「環境」「未来」「より良い暮らし」の3つの柱に沿ってご紹介をさせていただきました。

 そして情報学研究者のドミニク・チェンさんをお迎えし、“ウェルビーイング”という考えについて、貝印の取り組みもふまえたパネルディスカッションを実施しました。さらに、モデルの冨永愛さん、俳優の板垣李光人さんにもご登壇いただき、「お二人が幸せを感じる瞬間」というテーマでお話を伺いながら、ウェルビーイングに関するトークセッションを行いました。

 企業メッセージにも込めた「あじわいのある日々」をお客様と共に目指していくため、日常の“当たり前”を見直し、日々改善を積み重ねること。それが1万点を超える日用品を扱う貝印がお客様に提供できる価値なのではと考えております。貝印は今後も、刃物を通じて皆様に”ウェルビーイング”を日常に感じていただける製品や活動を発信して参ります。今後の取り組みにもご期待ください。

  • 『貝印が考える 「環境」「未来」「より良い暮らし」 』PRイベント概要

■日時   :2021年11月8日(月) 10:00~
■形式   :東京ミッドタウン ホール(港区赤坂9丁目7-2)およびZoomウェビナー
■登壇者 :ドミニク・チェンさん(情報学研究者)・冨永愛さん(モデル)・板垣李光人さん(俳優)
                 遠藤浩彰(貝印株式会社 代表取締役社長兼COO)
■内容  :主催挨拶/貝印の新しい取り組みについて/ウェルビーイングに関するパネルディスカッション、
      トークセッション/フォトセッション/代表者質問・個別取材
 

  • 貝印のウェルビーイングな取り組み -「紙カミソリ®」全国発売の開始-

 貝印が考えるウェルビーイングな取り組みの1つとして、2020年11月8日(いい刃の日)に発表を行い、2021年4月よりECにてテスト販売を実施した際には3日で完売と、大きな反響をいただいた「紙カミソリ®」の全国発売開始を発表いたしました。
 「紙カミソリ®」はテスト販売で購入いただいたお客様からの要望を反映し、新たにアップデートしたものを2022年3月より順次、全国発売を開始致します。
 

 「紙カミソリ®」は、従来と比べプラスチック使用量を98%削減することに成功したカミソリで、使い捨てカミソリ市場シェアNo.1※1である貝印から提案する、新しい選択肢です。
 環境対応だけでなく、「毎日を清潔に過ごしたい。」「カミソリもその日の気分で好きなデザインを選びたい。」といった要望に応える、使う人の気持ちに寄り添った商品となっております。

 このほかにもカミソリの正しい使い方を啓蒙する「First Shave Book」、勤務中のスキマ時間を活用し、オフィスの一部を利用して夕飯を作って帰宅時に持ち帰ることができるサービス「the 3rd kitchen®」、オンライン注文で包丁の研ぎ直しができる「貝印の研ぎ直しサービス」についても発表。より良い未来をつくるための取り組みをご紹介しました。

  • “ウェルビーイング” に関するパネルディスカッション

 続いて、情報学研究者のドミニク・チェンさんをお迎えし、ウェルビーイングという考え方そのものに関して、次のようにご説明いただきました。
「ウェルビーイングは心身ともにいい状態をつくっていこうということ。ウェルビーイングが「医療」と異なるのは“病気を治す”という観点ではなく、病気がなくても0というニュートラルな状態にある人をどのようにしてポジティブな領域に持っていくのか、ということに主眼が置かれている点です。
 

またウェルビーイングは幸福の概念とも関係していますが、ウェルビーイング研究では、幸福という言葉を使わずに、心が満ち足りる条件をたくさん見つけ出し、それぞれに独立した因子として調べているのです。
 ウェルビーイングには大きく分けると、刹那的なポジティブ感情をもたらす『快楽的』なものと、長期的な時間軸の中で「生きる意味」や「達成感」を得ることによってもたらされる『持続的』なものの二つの種類があると考えられています。
 そして貝印が大切にしている、使う人の用途や癖までを理解し、ものづくりに活かすという、「野鍛治の精神」に対してドミニクさんは、「個人をラベリングをするのでなく、一人ひとりの声に耳を傾けることがウェルビーイングにおいては大切であり、これは野鍛冶の精神の姿勢に通じると思います。とても素晴らしいコンセプトです。」 とお話されました。さらに、先祖への感謝、顧客への感謝、社員への感謝、3つの感謝を大事にし、社員の誕生日や記念日にギフトを贈ったり、社員一人ひとりの個性を大事にする「KAI FAMILY」という考えに対しても、「ウェルビーイングが高い社員ほど、仕事におけるパフォーマンスも高いという研究結果も出ています。KAI FAMILYは社員の”心理的安全性”も大切にする取り組みであり、ウェルビーイングを大切にしている企業の取り組み例としても大変素晴らしいと思います。」とウェルビーイングの観点からみた貝印の取り組みについて見解をお話いただきました。

  • “ウェルビーイング” に関するトークセッション

 続いてモデルの冨永愛さん、俳優の板垣李光人さんにご登壇いただき、11月8日『いい刃の日』にちなんで、お二人が体験された“いい刃との出会い”について伺いました。冨永さんは「新しい包丁を使い始めました。貝印さんの包丁です。切れ味が良くて、料理の腕が上がった気がします!特にトマトがつぶれず、さくっと切れると、とっても嬉しいですね」と笑顔でお話いただきました。

 

 続いて、板垣さんからは「僕は最近一人暮らしを始めまして、キッチンアイテムも揃えていますが、最初は特にこだわってなかったんです。でも貝印さんにいただいた包丁を使ったらとっても切れ味が良くて、クオリティ・オブ・ライフが上がりました!」とお話いただきました。
 その後、ドミニクさんと遠藤も含め4名でウェルビーイングに関するトークセッションを行いました。ドミニクさんからウェルビーイングという考え方についてご説明を聞いた冨永さんからは「コロナで自分の人生をどうしたいか、考える人も増えたと思います。

ウェルビーイングは自分らしさを追求していく、個性を開放していくということなのかなと思いました。」、板垣さんからは「ウェルビーイングという言葉は今日知ったのですが、皆さんのお話を聞いて、シンプルだけど、知らないうちに自分でも意識していたと気がつきました。僕は自分らしくいられる表現や、やりたいことを優先して大切にしたいと考えているので、ウェルビーイングはその考えに通じているなと感じました。」とそれぞれの意見を交わしていただきました。

お二人の意見を聞いたドミニクさんからは「これまでも、ジェンダーや人種など社会的な決めつけなどで苦しむ人が多くいますが、これからは一人ひとりの幸福、どうしたら心が満たされるのかを考えて行動にうつすこと、声をあげていくことが重要になってくると思いますし、ウェルビーイングはそんな時代を表す言葉でもあるかと思います。」とお話いただきました。
 さらに、「お二人にとってどんな時が、自分が幸せを感じる瞬間ですか?」という質問に対し、冨永さんからは「一番好きな時間はお布団に入って寝る!という時間ですね。何も考えず、明日の自分にむけてリセットできる時間は大切ですし、すべてを解放して、自分を整える時間です。」と発表いただきました。続いて板垣さんからは「僕も寝ることは大好きですが、芝居やメイク、ファッションなどにおいて自分らしく表現している時に、自分が解放されていると感じますね。」とお答えいただきました。

  • 「美しきKAI Design展2」について

 最後に、11月9日(火)より、六本木ミッドタウンの敷地内に位置する21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3(東京都港区赤坂)にて開催する、グローバル刃物ブランド「貝印」が目指す「あじわいのある日々」をテーマとした「美しきKAI Design展2」について紹介をいたしました。

 この展示は、昨年のいい刃の日にオンラインで公開したデザイン展の第二弾として企画され、環境問題への取り組みや、未来に向けて発信する新しいアイデア、プロダクトへ込めた想いを、デザインの視点からご覧頂けるデザイン展となっております。
 環境問題への取り組みや、未来に向けて発信する新しいアイデア。より良いくらしを実現するためにプロダクトへ込めた想いを、貝印が重要視しているデザインの視点から体験していただけます。
 

 イベントでは本展示にちなみ、冨永さんと板垣さんにも「あったらいいなと思う○○」を発表いただきました。まず冨永さんが発表してくださった「あったらいいなと思う”刃物”」は“よく切れるのに指だけ切れない包丁”。

「私は料理が大好きで毎日するのですが、たまに包丁で指を切っちゃうと、バンドエイドで手当てをしても水でしみたり、料理の間、ずっと痛くて・・・なのでぜひ、貝印さんの技術力でトマトはとってもよく切れるけど、指だけ切れない包丁を作っていただきたいです!」と冨永さんから提案を受けた遠藤は「技術的に今すぐの実現は難しいですが、将来、こんな刃物も実現できるように頑張ります!」と意気込みを語りました。
 

 続いて板垣さんからは「あったらいいなと思う”ビューティーツール”」として“先端(筆部分)を交換できるブラシ”を提案いただきました。「メイクをする際、ブラシの筆部分のみが汚れたり、先端が開いてしまったりすることがあるので、筆部分だけ交換出来たら全部を捨てなくていいので、そんな商品が欲しいなと思いました。」

板垣さんの発表を聞いた遠藤からは「普段からサステナブルな感覚をお持ちで素晴らしいなと思いましたし、とてもいいアイデアですぐにでも商品化したいですね!」と、商品化に向けて意欲を見せ、盛り上がりを見せたトークセッションとなりました。

 

 

  • 登壇者プロフィール

ドミニク・チェンさん
1981年生まれ。博士(学際情報学)。NTT InterCommunication Center[ICC]研究員, 株式会社ディヴィデュアル共同創業者を経て、現在は早稲田大学文化構想学部准教授。テクノロジーと人間、自然存在の関係性、デジタル・ウェルビーイングを研究している。
著書に『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために』(新潮社)など多数。監訳書に『ウェルビーイングの設計論―人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社)など。監修書に『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために―その思想、実践、技術』(BNN新社)など。

冨永愛さん
17歳でNYコレクションにてデビューし、一躍話題となる。以後、世界の第一線でトップモデルとして活躍。モデルの他、テレビ、ラジオ、イベントのパーソナリティ、女優など様々な分野にも精力的に挑戦。日本人として唯一無二のキャリアを持つスーパーモデルとして、チャリティ・社会貢献活動や日本の伝統文化を国内外に伝える活動など、その活躍の場をクリエイティブに広げている。公益財団法人ジョイセフ アンバサダー、エシカルライフスタイルSDGs アンバサダー(消費者庁)。

板垣李光人さん
2002年(平成14年)生まれ。俳優。2021年2月より放送中の大河ドラマ
「青天を衝け」徳川昭武役のほか「ここは今から倫理です。」(2021年1月・NHK総合)、「カラフラブル ~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(2021年4月放送・読売テレビ)、「来世ではちゃんとします2」(2021年9月放送・テレビ東京)など多数のドラマに出演。さらに 「週刊少年ジャンプ」の大ヒット漫画を原作とし、2020年12月に公開された映画「約束のネバーランド」ではメインキャラクターのノーマン役として出演。他、日本テレビ「ZIP!」5月金曜パーソナリティー出演等多方面で活動。雑誌「ViVi国宝級イケメンランキング2021年上半期」ではNEXT部門6位に選出。

【貝印株式会社】
1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。現在、生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っているグローバル刃物メーカー。
本社:東京都千代田区岩本町3-9-5  
代表取締役社長兼COO:遠藤浩彰 
https://www.kai-group.com/
 

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