テレビ大阪株式会社のプレスリリース
「関西でがんばっている人」と「がんばっている人を応援したい人」を映像でつなぐ新しいコンセプトの配信プラットフォーム「KansaiDreamStudio~関西夢工房~」(通称「KDS」)で、「劇場版 天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」の無料配信をスタート。
テレビ番組、映画ともに国内外で数々の賞を受賞し、「動物の命」について多くのことを伝える優良なコンテンツとして高く評価されている作品を視聴ください。
テレビ大阪が運営に関わる配信プラットフォーム「KansaiDreamStudio~関西夢工房~」(通称「KDS」)
は、「関西でがんばっている人」と「がんばっている人を応援したい人」を映像でつなぐ新しいコンセプトのWEBサービスです。
すっかり一般的となった“投げ銭”によるマネタイズモデルでなく、“投げ銭なしで有料課金”を実現したいという配信ニーズへの解決策として、幅広い活用を進めています。
現在はテスト公開中ですが、アーカイブ映像についてはおおむね良好に視聴ができているため、会員登録いただけた方に無料でご覧いただける優良なコンテンツを準備しました。
https://kansai-dreamstudio.com/
新たに無料配信をスタートした「劇場版 天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」は、
2014年にテレビ大阪で放送された46分の番組を、99分に再編集した作品で、2015年に全国各地の映画館で劇場公開されました。テレビ番組、映画ともに国内外で数々の賞を受賞、「動物の命」について多くのことを伝える優良なコンテンツとして高く評価されています。
- 作品のあらすじ
国内2番目の高齢アジアゾウ・春子は1950年、まだ戦争の爪痕が残る中、タイから大阪の天王寺動物園に来園しました。まだ2歳だった春子は、当時、熱烈な歓迎を受け、以来、大阪の人々に愛され続けました。しかし、2013年夏。炎天下の運動場に出るのを嫌がり始め、冬には、ある“異変”が春子に起き、飼育員が初めての対応に追われました。そして、2014年、春から夏へと季節が変わる中、春子に大きな変化が生じます。老いと闘いながら、最後の最後までお客さんの前に立ち続けた春子。天国へ旅立つ時までカメラはまわり続けました。
監督:人見剛史
撮影:増田健
編集:田村正剛
ナレーター:鈴木理加
- 人見剛史監督の話(テレビ大阪報道部)
春子の死から7年が過ぎました。その間、もう1頭いたラニー博子も天国に旅立ち、
天王寺動物園にゾウはいません。60年以上、当たり前のように見られたゾウがいる光景は、
今、天王寺動物園にありません。しかし、それはむしろ“自然”のことなのかもしれません。
この作品をご覧になると、「動物」「人間」「命」「死」など、いろんなことを感じられます。感動だけではなく批判もあるかもしれません。でも、そのお一人お一人の感じ方はすべて“正しい”と思っています。是非ありのままにお感じになってください。
- 「KansaiDreamStudio~関西夢工房~」プロデューサー増田尚志(テレビ大阪事業開発センター)の話
「優良なドキュメンタリー作品はテレビ放送だけで終わるべきではなく、映画化などにより、より多くの人に届く可能性が広がると考えている。「劇場版 天王寺おばあちゃんゾウ 春子最後の夏」は、コンテンツ関連の部署に所属していた際、人見監督に依頼して劇場版として制作。全国各地での劇場公開に結び付けた思い入れのある作品。公開から年月が経っても、そのコンテンツ力が色あせることはないが、露出の機会が減っていくのが実状だ。今回の配信プラットフォームでは、決して埋もれるべきではない数々の優良コンテンツを改めて発掘し公開することで、再び注目する機会としても活用して欲しい。
- 【配信可能な映像コンテンツを募集しています!お問合せください】
今回、新たに無料配信をスタートする「劇場版 天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」のように、制作から時間が経過し、露出の機会が減っている作品は数多くあります。アーカイブ映像として公開したい作品をお持ちの方は、サイトまで気軽にお問合せください。
準備が整えば、有料配信も可能ですので、集まった支援金を次回作の制作費用に充てるなど、クリエイターの活動の場を広げるために、この配信プラットフォームを活用してください。