株式会社小学館のプレスリリース
「舞台で彼らがいちばん輝くように」
米ビルボードで連続1位を獲得! あの人気K-POPアーティストの公演演出を、無名の時代から手がけてきた著者が綴る成功のビハインドストーリー。ソウル蚕室メインスタジアム、米ステイプルズ・センター、英ウェンブリー・スタジアム、そして、日本の4大ドームツアー……あの感動シーンが生まれた理由、思わぬハプニングなど、余すことなく語られています。
«デビューショーケースをはじめとして、コンサート、ファンミーティング、イベントなど、彼らとともにした20を超えるプロジェクトの中でも、特に大きいプロジェクトの制作日誌からひもといていきます。
コンサートや公演に興味のある皆さんに、楽しく、興味深く読んでもらえたらうれしいです。»
(本書「プロローグ」より)
【本書の主な内容】
■ 著者は、どのようにしてコンサートの演出家になったのか。
■ 2014年に始まった空前絶後の3部作コンサートは、どのように生まれたのか。
■ コンサートのセットリストは、どんな基準で決めるのか。
■ アーティストが見せたい世界を、演出家はどう実現させていくのか。
■ あの大規模な舞台装置を、海外ツアーではどのように移動させるのか。
■ 観客には見えないバックステージでは、何が起きているのか。
■ 公演中に起こるアクシデントとは? それをどう乗り切るのか。
2018年に行われた日本ツアーの裏側について、著者はこのように綴っています。
«毎日少しずつ6回分の日本語でのトークを、書いて、翻訳して、監修を受けて修正し、MCのキューカードを作成し、プロンプターに原稿を入力する作業だけでもとてつもない作業量であり、さらには、タイトな日程の中でこの台本を毎日毎日読み合わせして、(半分程度は)暗記するアーティストにとっても実に重労働だった。
〈中略〉
大阪の初日公演では、罰ゲームに当たらなかったVが間違えて罰ゲームの衣装(スイカの衣装)を着て登場するというミスもあった。(これには会場が沸きに沸いたので怪我の功名となった)»
(本書 CHAPTER2「4th MUSTER[Happy Ever After]」より)
大きな成功を裏で支える人たちの思いと、数え切れないほどの「血、汗、涙」を400ページの大ボリュームでお届け! 巻末のエンディングページで、著者が音楽業界の同志たちや関わってきたアーティストたちへ語る感謝のメッセージは、必読です。
「世界を魅力するステージ。それは決して魔法によって作られるものではなく、それを支える〝人〟によって生み出されるものであることに気づかされる」――古家正亨
(本書「帯コメント」より)
☆ 本書の公式サイトはこちら▶▶▶https://www.instagram.com/sho.mark/
『K-POP時代を航海するコンサート演出記』
著/キム・サンウク 訳/岡崎暢子 イラスト/キム・ユンジュ
定価:2200円(税込)
判型/頁:四六判/400頁
ISBN978-4-09-356734-3
小学館より発売中(11/16発売)
本書の紹介ページはこちらです↓↓↓
https://www.shogakukan.co.jp/books/09356734
〈目次〉
プロローグ
CHAPTER1 ナイスなアヒルの成長記
人生は一日一日の積み重ね
巨人に追いつけ、追い越せ
巨人国旅行記
ペンが解放してくれた日常
初めてのミュージック・ビジネス
一風変わったアルバイトの時間
偶然か、必然か
公演業界での初めの一歩
アヒル、三重生活に奔走する
成功的な失敗
公演の基礎体力増進期間
戦場でも恋は成就した!
PLAN A、最高を作ります
CHAPTER2 PLANA×BTS 、長い旅の記録
Debut Showcase
THE RED BULLET Tour
WAKE UP Japan Tour
BTS BEGINS
花様年華 ON STAGE Tour
花樣年華 ON STAGE:EPILOGUE Tour
3rd MUSTER[ ARMY.ZIP+]
THE WINGS TOUR
4th MUSTER[ Happy Ever After]
キムPDのツアー・ライフ
CHAPTER3 そして、ぼくらはスタジアムに立っていた
起 pt.1_チームの層
起 pt.2_スパルタ式 監禁生活
承 pt.1_台風前夜、ソウル蚕室メインスタジアム
承 pt.2_巨大な始まり、ソウル蚕室メインスタジアム
轉 pt.1_息弾む疾走、北米~欧州アリーナツアー
轉 pt.2_アジアを越えて、日本4大ドーム~アジアスタジアムツアー
結 pt.1_世界で一番高いところ、アメリカ大陸~欧州~日本スタジアムツアー
結 pt.2_延長戦、サウジアラビア・スタジアムツアー
結 pt.3_花様年華の果てには何があるのか。ソウル蚕室メインスタジアム
エピローグ
エンディングクレジット
【著者プロフィール】
キム・サンウク
通称〝ナイスなアヒル〟。コンサート専門演出チームPLAN Aの社長であり、代表プロデューサー。高校時代に外国語高校でフランス語を専攻、延世大学校で経営を学ぶ。在学中に兵役義務につき、駐韓米軍で勤務。除隊後、コンサート演出を学び始める。音楽専門チャンネルMnetのコンサートPDなどとして勤務した後、独立して2010年にPLAN Aを設立。以降、BTS, ATEEZ, DAY6, CNBLUE、テヨン、キュヒョンなど多くのK-POPワールドツアーコンサートとファンミーティングの総演出を務める。
【訳者プロフィール】
岡崎暢子(おかざき・のぶこ)
韓日翻訳家・編集者。韓国人留学生向けフリーペーパーや韓国語学習誌、韓流ムック、書籍などの編集を手がけながら翻訳に携わる。訳書に『あやうく一生懸命生きるところだった』『どうかご自愛ください』(以上、ダイヤモンド社)、『頑張りすぎずに、気楽に』(ワニブックス)、『僕だって、大丈夫じゃない』(キネマ旬報社)、『自分をすきになる こころの練習帳』(小学館)など多数。