「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチームのプレスリリース
- 訪問先レポート
『特殊詐欺は、ただ財産が奪われるだけではなく、家族の崩壊にも繋がりかねない。』
登壇した杉対策監は、冒頭で「”特殊詐欺”というのは、ただ財産を盗まれるということだけではなく、盗まれたことが原因で、騙された両親を子供が責めるといったいさかいが起こり、時には家族が崩壊してしまうことにも繋がりかねない。だから、たちが悪いんです。」と、特殊詐欺による二次被害の怖さについて訴えました。
特殊詐欺に騙される人の心理についての話になると、「特殊詐欺は、皆さん一人ひとりが注意すれば、きっと撲滅できる犯罪だと思うのですが、警察官や銀行員のふりをしてご自宅に訪問されて話をされると、普段なかなか話をしてくれる相手がいないこともあり、心の隙につけ入れられ簡単に騙されてしまいます。皆さん、きっと自分には関係ないと思われるかもしれませんが、”これは他人事ではなく、いつかは自分の身にも降りかかってくるかもしれない“と気を引き締めて頂きたいと思います。」と注意を促しました。
『身を守るために、時には人を疑うことも大切です。』
特殊詐欺対策についての話になると、杉対策監は「皆さん、性格が悪くなると思われるかもしれませんが、人を疑うことも時には大切だということを覚えてください。“何故、こんな電話をしてきたのだろうか” ”この人は、本当に銀行員なんだろうか” と、相手を疑うことが特殊詐欺から身を守ることに繋がります。また、録音機能のある電話を利用することも有効です。このタイプの電話機を使うと、冒頭に”この会話は、録音されています”というメッセージが流れるので、声が記録されることを嫌がる犯人に、電話を続けることを断念させることができます。」と日頃からの心構えや防犯機器の有効性等について訴えました。
講習会の最後には、「今日お集まりになられた皆様には、友人・知人・近隣の方々にも”詐欺にだまされないように気を付けて、何かあったら連絡して欲しい。”と伝えて頂き、人のネットワークを広げて皆で特殊詐欺対策に取り組んで頂きたいと思います。現在、私どもも必死になって特殊詐欺撲滅に向けて取り組んでいますが、紀の川市では、特殊詐欺の被害件数が0件だったと言える日が来ることを願っています」と話しました。
- 実施概要
■催事名
防犯対策・健康増進講習会 ~防犯と健康を意識して、素敵な毎日を送ろう~
■実施日
2020年2月8日(土)
■実施会場
紀の川市役所 南別館 ホール田園
■共催
紀の川市 / 紀の川市老人クラブ連合会
■実施者
「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(SOS47)
警察庁 特別防犯対策監 杉 良太郎 氏