J-WAVE(81.3FM)のプレスリリース
「お久しぶりです、沢木耕太郎です」――12月24日、クリスマス・イブの深夜24時、J-WAVEのスタジオからその声は流れます。番組では毎年リスナーより広くメッセージを募集しています。今年も沢木耕太郎がその一通一通に目を通し、リスナーと同じ時間を共有していきます。時には沢木耕太郎が電話をかけてリスナーと言葉を交わすことも。番組HP( https://www.j-wave.co.jp/special/sawaki2021/ )よりメッセージお待ちしています。
また、番組ホームページでは放送に先駆け、12月18日(土)より沢木耕太郎の特別寄稿「天涯通信」が始まります。ここでしか読むことのできない特別なエッセイを特設サイトでお楽しみください。
- 沢木耕太郎からメッセージ
一年に一度、一夜限りのナビゲーターを務める作家の沢木耕太郎は、25年目を迎える番組に向けてこう語ります。
「25年前、ただ一度限りの生放送と思ってこの番組は始まった。私もスタッフも二度目があるとは思っていなかった。それが、もう一度やろうか、もう一度やろうか、と毎年12月24日の生放送が終わった直後にそう言い続け、気がつけば今年で25年目だという。この番組が25年目を迎えるなんて、私が実に25年間に渡りひとつの番組をやり続けてきたことに、ほんとうにびっくりしてしまう。
25年前、私は“ある仕事”をスタートした。その仕事が25年目の今年に一応終わりそうになっている。ひとつの仕事を25年かけてやって来て、その終わりの頃に、この番組は25年目を迎える。そう考えると、何か不思議な思いを抱いてしまう。その“ある仕事”は間もなく終えられそうなのだが、この番組はまだこれからも長く続くかもしれない、それは私にも誰にもまだわからない。ただ、この番組が四半世紀という時間を経てきた、その時間と並行してもうひとつ“ある仕事”が存在していた。パラレルに存在してきた2つの四半世紀、25年間、その事実に私は心が動かされてしまう。
長くずっとやってきた仕事が今年終わろうとしている。そう考えると今年は、私にとって“幸せな一年”だった。その仕事を通して、ずっと仕事場にこもりながら私は、ずっと旅をしていた、と言えるだろう。そんな旅する1年の最後に、この番組で私は何を語るのか。よかったら12月24日(金)の深夜12時、この場所で会いましょう」
この番組は、J-WAVEとリスナーとの「年に一度、クリスマス・イブの約束」であり、作家・沢木耕太郎からの「贈り物」です。すべての旅人をのせて今年も深夜特急が走ります。12月24日(金)24時からお届けする3時間のスペシャル・プログラム『沢木耕太郎 MIDNIGHT EXPRESS〜天涯へ〜2021』をお楽しみに。
【番組概要】
放送局:J-WAVE(81.3FM)
番組名:J-WAVE CHRISTMAS SPECIAL 沢木耕太郎~ミッドナイト・エクスプレス 天涯へ 2021~
放送日時:12月24日(金) 24:00~27:00
ナビゲーター:沢木耕太郎
番組HP:https://www.j-wave.co.jp/special/sawaki2021/