サウジアラビア王国に同国初の公認音楽教育施設　ヤマハ音楽教室リヤド校を開校

サウジアラビアは中東湾岸地域において宗教的な規律が最も厳しい国の一つとされ、過去50年間にわたり公共の場での音楽の演奏や再生が禁止されてきましたが、同国が推進する「サウジビジョン2030＊」による状況の変化を受けて、2016年頃から現地代理店が申請していた音楽教室運営のライセンスが認められたことから、このたび民間では初の公認音楽教室となるヤマハ音楽教室の開校を実現することができました。

ヤマハ音楽教室リヤド校は、サウジアラビアの首都リヤド市の中心部にあるショッピングモール内に位置する、当社の楽器、音響機器を展示するショールームに併設しています。レッスン内容は、4歳の子どもから大人の趣味層まで幅広いニーズに応える様々なプログラムを用意しており、ピアノ、キーボード、エレキギター、バイオリンのコースに加え、ドラムや管楽器などのコースも開講する予定です。

今後、同国の主要都市であるジェッダ、アルコバールでの開校も計画しており、サウジアラビアでの音楽普及活動を定着させ、同国における音楽文化の発展に貢献してまいります。
 

教室の様子1

教室の様子3

教室の様子2

＜サウジアラビア 文化省 CEO of Music Commission, Mohammed Al Mulhem氏のコメント＞
サウジアラビアで初のヤマハ音楽教室が開校しました。これは、音楽に興味を持つ全ての人たちがこの教室で音楽のレッスンを受ける機会を約束されたことを意味しています。

＜当社、AP営業統括部長　酒井 憲寧のコメント＞
当社は「感動を・ともに・創る」を企業理念として共有し、音・音楽を通じて人々のこころ豊かな生活に貢献することを目指しています。今回サウジアラビアにおいて、政府公認の音楽教室の開校に至り、音楽の楽しさや感動、楽器演奏の喜びをサウジアラビアの方々に音楽教室という形で提供できるようになったことを大変嬉しく思っています。「サウジビジョン2030」においては「Quality of life」が重要テーマとして設定されており、これは当社が目指す「こころ豊かな生活」と重なります。今回の教室開校を機に、より一層同国の音楽文化や教育の発展に寄与していきたいと考えています。

＊サウジビジョン2030：サウジアラビアの原油収入依存からの脱却を図り、多様化するための戦略的フレームワーク。

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