児童養護施設や里親家庭、虐待環境下で育った若者らを招いたクリスマスパーティが開催。著名人らゲストがエールを送る。

ACHAプロジェクトのプレスリリース

2021年12月13日、神奈川県横浜市のパーティー会場にてボランティア団体ACHAプロジェクト主催のクリスマスパーティが開催された。会場には全国から児童養護施設や里親家庭、虐待環境下で育ったが保護には至らなかった 17~35歳までの若者達104名が集まった。また、福祉施設職員や行政関係者、若者を支える支援者らも参加した他、一青窈氏をはじめとする著名人も多く駆けつけ、親を頼れない等の困難を乗り越えて自立を目指す若者たちにエールを送った。
クリスマスパーティは新型コロナウイルスへの感染対策のもと総勢166名が参加した。

(写真:クリスマスパーティに参加した若者たち)

クリスマスパーティを主催したACHAプロジェクトは、児童養護施設を退所した若者に二十歳の記念に振袖や袴姿の写真を撮影しプレゼントする活動を行っているボランティア団体。コロナ禍では、経済的に困窮する若者らに食品や衣服などの支援も行なっている。
団体の代表である山本昌子も児童養護施設出身であり、同じような環境で育った若者たちや虐待環境下で保護されずに至った若者たちに「生まれてきてよかったと思える特別な1日」 をプレゼントすることを目的に今回のパーティが企画された。
 

(写真:メディア関係者、厚生労働省など行政関係者 )
 

(写真:クリスマスパーティに参加した著名人たち)

パーティには児童養護施設や里親家庭を経験した著名人も集まった。スーパー戦隊シリーズ「炎神戦隊ゴーオンジャー」で32代目レッドとして主演を務め、東京2020オリンピックで聖火ランナーを務めた古原靖久氏、2017年ミスインターナショナル日本代表、世界5位を受賞した筒井菜月氏、2018年にNetflix『あいのりAsian Journey』に出演し、現在はアパレルブランド 「LiLDOR(リルダール)」を手掛ける平アスカ氏、イタリア・ミラノ国際映画祭にて最優秀主演女優賞を受賞するなど女優・タレントとして活躍するサヘル・ローズ氏、ガーナ人の母と日本人の父を持つ実の兄弟で結成されたアーティスト「YANO BROTHERS(ヤノブラザーズ)」の矢野デイビット氏と矢野マイケル氏が駆けつけ、若者たちに先輩からのメッセージや楽曲を披露した。
 

(写真右:愛沢えみり氏)

福祉活動を応援するスペシャルゲストとして、元カリスマキャバ嬢でアパレルブランド「エミリアウィズ(EmiriaWiz)」を手がける愛沢えみり氏 が若者たちにプレゼントを贈った。
メインパフォーマンスでは、スペシャルゲストの一青窈氏が自らの楽曲「もらい泣き」や「ハナミズキ」 を披露し会場は涙で包まれた。
 

(写真:一青窈氏)

若者の中には支援者からプレゼントされたドレスや洋服を着て参加している女性たちの姿もあった。一青窈氏から贈られたドレスや、セレクトショップ「BEAMS(ビームス)」、そして福岡県の児童養護施設出身のAya氏が手掛けるアパレルブランド「perna (ペルナ)」 。(https://www.instagram.com/ati________21/)から提供された洋服などきらびやかな衣装に身を包みパーティを楽しんでいた。

他にも個人や企業から様々な支援が届いた。株式会社ドミノ・ピザ ジャパン、株式会社LORANS.  、株式会社Centurio Group 。ACHAプロジェクトのボランティアスタッフや、同プロジェクトで若者を支援するグループ”おせっかいsanグループ”のメンバーも運営を支えた。
 

(写真:ACHAプロジェクト代表 山本昌子)

パーティの最後にはACHAプロジェクト代表の山本昌子から 「自分の生い立ちに言い訳をせず、力強くみんなには生きて欲しい」というメッセージが贈られた。
 

(写真:参加者の若者から支援者へお礼の花束が渡された)

【参加した児童養護施設出身の女性の声】 
 「まこちゃん(山本昌子)と出会って考えが変わり、今、前を向いて強く生きることが出来ています。 私は沢山の人に支えられ、生きているんだと思い、感謝が溢れるクリスマスパーティだったなと感じています。私も誰かを喜ばせたり、笑顔に出来る人になります。 みんなのこの先の未来が明るく輝いていますように。 “わたしはありのままのわたしをすきになる”」

【主催者のメッセージ】
これからも ACHA プロジェクトでは様々な企画を通し、虐待された経験に負けない未来を作っていきたいと思っています。
ぜひ応援よろしくお願い致します。 

【団体紹介】
ACHAプロジェクト
2016年3月より児童養護施設を退所した若者を対象に二十歳を祝う振袖や袴姿の写真を撮影し、「生まれてきてくれてありがとう」という思いを伝える活動を行うボランティア団体(任意団体)。
2019年にはコロナ禍をきっかけにオンライン居場所事業を展開。全国の若者450人とオンラインで繋がり交流を持ったことをきっかけに経済的に困窮している現状を知り、一般から寄付を募り、食品や洋服支援などを行っている。
2020年8月には宿泊可能な居場所事業「まこHOUSE」を開所。
また、オンラインで若者を支援するグループ「おせっかいsanグループ」を設立。虐待を経験し大人になった後でも頼れるオンラインの居場所、心の家族となることを目的としている。
2021年7月には児童養護施設や里親家庭での児童のメンタルケアの拡充を求める署名活動を展開し、4万7千筆を集め、厚生労働省に提出。当時大臣を務めていた田村憲久元厚労大臣に直訴するなど、幅広く活動を行っている。 
代表を務める山本昌子は生後4か月から19歳まで乳児院、児童養護施設、自立援助ホームで育った経験を持つ。

ホームページ https://achaproject.wixsite.com/website-1
Twitter https://twitter.com/7974lovesmile
インスタグラム https://www.instagram.com/7974lovesmile/

 

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