duobus株式会社のプレスリリース
俳優陣が初めて顔を合わせ、演出家と共に台本を読み解き物語が立ち上がる【稽古初日】を、お客様と一緒にむかえるという舞台。
初稽古でいったいどんな化学反応が起きるのか、役者陣の魅力を存分に生かし、作品が動き出す様子をぜひ、劇場でご堪能ください。
この公演は【稽古初日】が本番です。
事前の稽古は行わず、初めて顔を合わせ、通常の「稽古初日」にあたる日が「本番」となります。
「本番」では初の本読みを中心に演出家からの演出が入ったり、少し動くこともあるかもしれません。
今回は小林多喜二の代表作「蟹工船(かにこうせん)」の稽古初日。
役者は、劇団☆新感線の中枢で際立つ演技を魅せ続ける粟根まこと、類稀なる面白さとアート性で独自の世界を創る板尾創路、第三舞台の看板俳優で凄まじい表現力が魅力の小須田康人、キャラメルボックスで数々の主役を務め、随一の存在感で魅了する西川浩幸の4名。
劇団「惑星ピスタチオ」の座長・看板俳優として、細胞から大自然まで肉体のみで表現するパワーマイムという演出手法で多くのファンを魅了してきた腹筋善之介が脚本・演出家を務めます。
初稽古でいったいどんな化学反応が起きるのか、役者陣の魅力を存分に生かし、作品が動き出す様子をぜひ、劇場でご堪能ください。
■あらすじ
蟹工船は、カムチャツカ半島沖の海域で、漁獲と加工を同時に行う船です。小型船で蟹を捕まえ、母船で缶詰に加工します。漁船と工場の役割を持つ蟹工船は、漁船と工場いずれの法律も適用されず、船内では過酷な労働を強い、監督は労働者たちを人間扱いせず暴力で支配します。
利益だけを求め、労働者が酷く搾取されている船。逃げる者には拷問を与え、大荒れの予兆があっても小舟を海に出したり、近辺で仲間の船が沈没しても見て見ぬふり。そのため、労働者は過労や病気で次々に倒れていきます。
地獄のような船内の中、自殺を試みる者もいますが、失敗に終わります。
大荒れの日に無理やり小舟に乗せられ遭難した労働者は、偶然ロシア人に救出されます。労働者たちは、ロシア人に「プロレタリアートこそ最も尊い存在」と知らされ、自分たちのいる環境が間違っていることに気づき始めます。遭難した労働者は蟹工船に戻って、仲間たちにプロレタリアートこそ尊いという精神を共有します。自分たちの環境に無自覚だった労働者たちは、やがて権利意識に覚醒し、ストライキ闘争に踏み切りました。
■公演概要 詳細は→https://duobus.jp/keikosyonichi/
期間:2022年1月9日(日)14:00開演 1ステージ
<アーカイブ配信あり>
会場:なかのZERO小ホール(東京都中野区中野2丁目9−7)
チケット発売中!
チケット料金:2,000円(税込)全席指定
アーカイブ配信チケット:1,000円(税込)
*生配信はありません。アーカイブは1/20予定〜1/30まで視聴可能
■キャスト
粟根まこと 板尾創路 小須田康人 西川浩幸 腹筋善之介
■スタッフ
原作:小林多喜二 脚本・演出:腹筋善之介
プロデューサー:右近和紗
主催 duobus株式会社
本公演は、アートにエールを!東京プロジェクト(ステージ型)の支援を受け、実施しています。