株式会社パシフィックボイスのプレスリリース
米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)は、昨年より、日本博主催・共済型プロジェクトとして、世界中から集まるショートフィルムの特性を活かし、世界の美的感覚から日本古来よりある「侘び寂び」や「粋」に代表される日本人特有の美的感覚を探る企画を実施してまいりました。
本プロジェクトのテーマの一つ「日本の地方体験」では、長野県阿智村が有する「日本一の星空」のもと、「SSFF & ASIA 2021 in ACHI」で野外上映の観賞体験を実施したほか、その土地ならではの体験を切り取ったPR動画を、日本人と外国人のフィルムメイカーが協力して制作しています。
今回、8月に公開した「阿智村(長野県)の美、日本の美:ナビゲーター編」に続き、阿智村の人間性、自然、文化を通して映画的なイメージに焦点を当てた「阿智村(長野県)の美、日本の美:シネマチック編」(6分23秒)が完成、本日公開されました。
URL: https://www.shortshorts.org/japanculturalexpo/experiencing-the-beauty-of-japanese-countryside/
美しく繊細な妖精のような主人公が、阿智村へ招かれてもてなしを受ける者の象徴として、我々の好奇心と土地への尊敬の意を表現する本作。主人公を通して、我々が阿智村の要素と歴史を見ること、触れること、祈ることを体感できます。
日の出から夜までの1日が描かれる中、春、夏、秋3つの異なる季節が登場し、阿智村の美しさを紹介します。
動画の後半では、力強く優雅な舞踊家が古代の神社の舞台で踊ります。 その舞踊家が阿智村の守護神に敬意を表する間、日中の明るい色は夜に輝く大胆な炎と星に換えられます。そして最後は毎年恒例の花火の儀式で締めくくられます。視覚的に印象的で、阿智村の旅の素晴らしい結末を飾ります。 阿智村の素晴らしさと美しさをお楽しみください。
この作品の編集を手掛けたのは、令和2年度の日本博事業において「Discover Beauty Symposium」に参加頂いたSalvatore D‘Alia氏。ニューヨークを拠点に活動するフィルムメーカーです。コロナ禍において、D’Alia氏がクリエイティブディレクターとして作品のコンセプトを構築。それをもとに、阿智村での撮影は日本人チームが行い、日本の効果音エンジニアとともに編集を含むポストプロダクションをD‘Alia氏が担当しました。
クリエイティブディレクター & エディター: Salvatore D’Alia
イタリアで生まれ育ち、ミラノの映画アカデミーとテレビを卒業した後、2010年にニューヨークに移住。フリーランスのディレクター、プロデューサー、カメラオペレーター、エディターとしてキャリアをスタートさせ、多くのクライアントの作品を手掛けている。
またウェブ用のオリジナルコンテンツのパイオニアとして、彼の作品はYouTubeでの1億回を超える視聴回数を誇り、ジャンルも音楽からスポーツ、アートまで幅広く手掛けている。
「阿智村動画」シリーズの前編「「阿智村(長野県)の美、日本の美:ナビゲーター編」
には、起業家・実業家で、ミス・ワールド日本大会で優勝の吉川プリアンカさんが出演。
心と体を温める温泉、村人との交流、環境省認定の「日本一の星空」を体験・報告しています。 「ナビゲーターエディション」のビデオで旅をし、吉川さんの目と心で阿智村の美しさと日本の美しさを感じてください。
https://youtu.be/6W9aYk__3Eg
【日本博とショートショート フィルムフェスティバル & アジアの主催・共催特別企画について】
今年で23年目の開催を迎える米国アカデミー賞公認 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」は、令和3年度日本博主催・共催型プロジェクトとして、国内外の映像関係者、監督、作家達と一緒に「日本の美」を考える企画を実施いたします。
公式ウェブサイト: https://www.shortshorts.org/japanculturalexpo/
【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア】
米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優 別所哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」を、新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいとの想いから1999年に創立。2001年には名称を「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」とし、2004年に米国アカデミー賞公認映画祭に認定されました。また同年、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成を目的とし、同年に「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF ASIA 共催:東京都)」が誕生しました。現在は 「SSFF & ASIA」を総称として映画祭を開催しています。
2018年に映画祭が20周年を迎えたことを記念し、グランプリ作品はジョージ・ルーカス監督の名を冠した「ジョージ・ルーカス アワード」となりました。 また、オンライン上でショートフィルムを無料視聴できる「Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE」も立ち上げました。
2019年より、グランプリ作品に続き、オフィシャルコンペティションの各優秀賞、およびノンフィクション部門の優秀賞受賞作品が、そして2021年より、新たにアニメーション部門の優秀賞受賞作品が翌年のアカデミー賞短編部門ノミネート候補の資格を得ることとなりました。SSFF & ASIAはこれからも若きクリエイターを応援します。
公式ウェブサイト: https://www.shortshorts.org/
*株式会社パシフィックボイスはSSFF & ASIAの企画運営を行っています。