株式会社朝日新聞出版のプレスリリース
今週の「週刊朝日」は、大きな被害をもたらすことが想定されている首都圏地震について大特集します。日本にまで津波を到達させたトンガの海底火山噴火で、あらためて自然の驚異を目の当たりにしましたが、首都圏にも今後、東日本大震災と同じマグニチュード8、9クラスの大地震が高確率で起きると言われています。その時、どんな被害が発生するのか。私たちはどう備えたらいいのか。東京で危ない30地点のマップも要チェックです。その他、沢田研二「初詣ライブ」レポート、最新科学で「死」のメカニズムを取材した「“お迎え”は怖くない」、AIの予測による「危ない水道管」市区町村ランキング、家電や駅などで広まりつつあるという「イケボ」商品、SixTONESライブグラビアなど、盛りだくさんのラインナップでお届けします。表紙とグラビア&インタビューは演技に音楽に、マルチな才能を発揮する俳優の松下洸平さんが登場します。
静岡県から宮崎県までの広範囲にわたって震度7の揺れを引き起こすと予測されている「南海トラフ地震」。その発生確率は今後30年で70~80%と言われています。さらに近年、これとは別に「巨大地震の未知の震源」と注目されるエリアの発見がありました。それは、首都・東京に近い千葉県の房総半島沖、三つのプレートがぶつかる「プレートの三重点」と呼ばれる領域。ここが破壊されると津波が発生する可能性があり、最近の調査では、約千年前に九十九里浜(千葉県)に巨大津波が押し寄せていたことがわかりました。この地震が再び起きれば、東京の都心部にも致命的な打撃を与える可能性があるといいます。同じく警戒すべき首都直下型地震とともに、私たちの暮らしに与える被害の大きさや、大地震の時に「やってはいけないこと」などの注意点について調べました。
その他の注目コンテンツは、
●最新の「死の科学」でわかる“お迎え”は怖くない
いつかは訪れる死。人間にとって死とは何かという問いは、常に私たちの心を捉えてきました。コロナ禍で多くの人が死を身近に感じる今、最新科学を通じて、あらためて「死」と向き合いました。人はなぜ、老化し、死んでいくのか。死ぬときの苦しさはどんなものなのか……科学の専門家たちに取材し、多角的に「死」の謎に迫りました。読めば少しだけ「お迎え」が怖くなくなるかも!?
●あなたの街は大丈夫?「危ない水道管」市区町村ランキング
全国各地で、水道を巡る事故が相次いでいます。22日未明に宮崎県、大分県で震度5弱を記録した地震でも大分市内の複数箇所で水道管の破裂が報告されました。厚生労働省によると、水道管の事故は2018年度に全国で約2万件。1日あたり55件前後も起きていることになります。背景には、自治体の財政難や人手不足があるようです。耐用年数を超えた古い施設が増え、更新もままならない現状。本誌は人工知能(AI)を使った分析結果から、水道管にとってリスクが高い自治体を探り、ランキングにしました。
●沢田研二4年ぶりバンド熱唱でファン歓喜……チケット不正転売で高騰20万円も?
ジュリーの「初詣ライブ」が大盛況で幕を下ろしました。4年ぶりのバンド編成の演奏にファンは歓喜。コロナ禍で声援はぐっと我慢しつつも、どの会場も熱気に包まれました。大スターの衰えぬ人気はチケットの不正転売問題も生んでいるようで……。ライブの模様を詳しくお伝えします。
●家電も駅も「推し」の声で……“イケボ”がつくる「癒しの空間」
もしも家庭用の電気調理器が、自分の「推し」の人気声優の優しい声で話しかけてきたら?そんな世界が、すでに現実になりつつあります。家電や電車のアナウンスなどで、人気声優を起用して“イケボ”と言われるイケメンボイスを発する商品が注目されています。声優やメーカーなどに取材し、急速に多様化する音声コンテンツビジネスの今後の可能性を探りました。
週刊朝日 2021年 2/4増大号
発売日:2022年1月25日(火曜日)
増大号特別定価:470円(本体427円+税10%)
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