RAW02 音遊びの会×山下残  最終ワークショップ・制作ドキュメント無料配信開始!

公益財団法人東京都歴史文化財団のプレスリリース

 

Zoom画面以外は撮影:大森克己Zoom画面以外は撮影:大森克己

 

東京都渋谷公園通りギャラリーが展開するパフォーマンス・シリーズ「RAW」は、音楽やダンス、演劇、対話など、展示という形式では扱うことが難しい「生の表現」が生まれる場を、アーティスト同士や観客の反応を踏まえながら展開するプログラムです。この度、第2弾として「RAW02 音遊びの会×山下残 最終ワークショップ」と制作過程の記録について配信を開始しました。

RAW02では、障害のあるメンバーとないメンバーが従来の音楽にとらわれない自由な即興演奏を行う「音遊びの会」と、言葉を取り入れるなどダンスの解釈を拡げる表現を生み出してきた山下残が表現を交わします。音遊びの会と山下は、2020年秋からオンラインツールを取り入れたワークショップを積み重ねてきました。障害のあるメンバーがどのように別の場所にいるメンバーや山下の存在をリアルに感じられるのか、さまざまな試行錯誤と議論が重ねられました。長引くコロナ禍によって出演者全員が同じ場所に集いパフォーマンスすることは最後まで叶いませんでしたが、最終ワークショップでは、当ギャラリーに山下と音遊びの会のメンバー4人とスタッフが集い、その他のメンバーはリモートで参加しました。通信環境や音響面での制限など、物理的に同じ場所にいれば発生しない数々の問題に立ち向かいながら、それでも音を介して「ともにいること」を模索した最終ワークショップの様子と制作過程の記録(制作ドキュメント)をお楽しみください。
 

  • プロジェクト概要

 

■パフォーマンス・シリーズ「RAW」02

・配信期間:2022年1月31日(月)~配信中 (本番約26分、制作ドキュメント約54分)
・配信先:東京都渋谷公園通りギャラリー YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/skdgallery_tokyo/
・視聴料:無料 ※ご利用にかかる通信費はお客様のご負担となります。
・出演:
音遊びの会
青木しおり、飯山ゆい、有働綾子、嘉田勝、金澤里紗、後藤佑太、坂口智基、坂口政広、新内佑豪、関本彩子、 高山優大、富阪友里、永井崇文、中大路恵美子、西谷充史、橋本麻希、藤本優、宮﨑百々花、三好佑佳、森大生、森本アリ、吉見理治、渡瀬みわ、出演メンバー家族(サポート)
山下残
音響|おおしまたくろう
・協力:音遊びの会
・主催:(公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー

撮影:大森克己撮影:大森克己

 

  • 出演者プロフィール

音遊びの会
2005年結成、知的な障害のある人を含むアーティスト大集団。地元・神戸にて定期ワークショップを継続。日本各地で公演を行う。2013年のイギリス遠征はNHKのドキュメンタリー番組となり反響を呼ぶ。楽譜や決まりごとはなし、演奏スタイルや表現のジャンルを超えた自由な即興演奏を基本に、さまざまなアンサンブルを生み出している。
 

Photo:Takanobu AoyamaPhoto:Takanobu Aoyama

山下残
振付家。代表作に、100ページの本を配り観客がページをめくりながら本と舞台を交互に見る『そこに書いてある』、スクリーンに映写される〈すう・はく〉の記号と俳句から引用されたテキストを身体とリンクさせる『せきをしてもひとり』、本物の線路の上で断片から成る世界の事象をつぶやく『大行進』、身振りや台詞の全てに対面する相手からの承諾を得れば実行できる『インビテーション』など。
 

 

  • パフォーマンス・シリーズ「RAW」とは

東京都渋谷公園通りギャラリー交流プログラムの一環として開催するパフォーマンス・シリーズ「RAW」は、音楽やダンス、演劇、対話など、展示という形式では扱うことが難しい「生の表現」が生まれる場を、アーティスト同士や観客の反応を踏まえながら展開するプログラムです。枠に収まらない表現を、渋谷にあるギャラリーの特性を生かしたサイトスペシフィックなパフォーマンスとして共有します。
初回となるRAW01では、路上生活経験者の身体をダンスとして提示する新人Hソケリッサ!が、ジェンダーや国籍を超えた活動に精力的に取り組むラッパーのあっこゴリラと初競演しました。
https://inclusion-art.jp/archive/event/2021/20210206-83.html

  • 東京都渋谷公園通りギャラリーとは

2020年2月にグランドオープンした当ギャラリーは、アール・ブリュット等の振興拠点として、アートを通して、ダイバーシティの理解促進や包容力のある共生社会の実現に寄与するため、アール・ブリュット等をはじめとするさまざまな作品の展示や、新設した交流スペースを活用した対話的で創造的な交流プログラムを展開しております。

撮影:中村晃撮影:中村晃

 

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