若手キュレーターの発掘と育成を目的とした ネクスト・キュレーターズ・コンペティション 2021

エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社のプレスリリース

受賞者発表 & 受賞者による第二弾 展覧会
「”現実”の自給自足展」
N&A アートサイト(中目黒)にて開催決定!
2022 年 2月 14 日(月)―2月 24 日(木)
—会場を公開収録スタジオに見立て多様な企画を実施—

エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社(本社:東京都 港区、代表取締役:加藤信介、以下:ABD *1)、エヌ・アンド・エー株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役:南條 史生、以下:N&A *2)、D/C/F/A(以下:D/C/F/A *3)3社で共催する「ネクスト・ キュレーターズ・コンペティション 2021」は、現代美術の発展を担う若手キュレーターの発掘と育成を目的としており、この度、 第二弾として、受賞者、島影圭佑による「“現実”の自給自足展」が、2022 年 2 月 14 日(月)―2 月 24 日(木) まで、N&A アートサイト(中目黒駅から徒歩 5 分)で開催されます。

第一弾として板橋令子がキュレーションした、作品の鑑賞を通じ、自然や社会と自分との関係性を優しく見つめ直すことを題材にした、7 名の女性アーティストによる作品展示「Mother nature -アートに観る、女性や自然と文化の相互作用-」では、会期 11日間のなかで、600名以上の方にご来場いただき、盛況のなか終了しました。 尚、本コンペティション受賞者には、展覧会開催のほか、展示制作のサポート、ほかYouTube メディア「MEET YOUR ART」での紹介など、多様な側面からのサポートを実施しています。

 【第二弾 展覧会】
島影圭佑 「”現実”の自給自足展」
2022 年 2 月 14 日(月)―2 月 24 日(木)
個別の現実を生起するためのデザイン—。
目が見えづらくなっても様々な支援技術を組み合わせたり、他者とのコミュニケーションを粘り強く工夫し続けたりすることで、自らの仕事や生活を構築すること。自らが向き合わざるを得ないことに対してメディアテクノロジーの私的な造形を通じて考えること。カメラやレコーダーを持って散歩をし、新たな都市の見立てを発見し記録すること。また、それを服や空間そして音楽の制作に応用すること。デザインリサーチや社会学の専門化された技法をいち生活者として実践し、複雑な課題に寄り添い続けること。

本展では、このような実践やそれによって生まれた制作物を扱い、展示会場を公開収録のスタジオに見立て、キュレーターである島影圭佑自身がその実践者と戯れながらワークショップ、公開インタビュー、上映会などを通じてその知や方法論を社会にひらいていく。それによって私たちの「”現実”の自給率」が上がることを願って。

 【開催概要】
展覧会名: 「”現実”の自給自足展」
会期:2022年2月14日(月)―2022年2月24日(木)
開館時間:10:00-17:00
休館日:日曜・祝日
場所:N&A Art SITE ※中目黒駅から徒歩5分
(〒153-0051 東京都目黒区上目黒1丁目11-6)
入場料:無料

出演:beta post、楠見清、内田聖良、大野睦昌、上平崇仁、林園子、濱中直樹、津田和俊、ドミニク・チェン、和田夏実、清水淳子、加藤淳、菅野裕介、タカハシ ‘タカカーン’ セイジ、山本千愛、平尾修悟、青山新、東谷俊哉、Aokid、田中堅大、角田陽太、金森香、福田敏也、秋山孝幸、梶谷真司、荻原林太郎、水野大二郎、大橋香奈、ほか(順不同)

キュレーション:島影圭佑
舞台美術制作:小林空、村山雄太
映像制作:岩永賢治
グラフィックデザイン:森屋充正
企画運営補助:堀川祥子
協力:京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
主催:エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社、エヌ・アンド・エー株式会社、D/C/F/A
詳細URL:https://note.com/keisukeshimakage/n/n2f530abdd046
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から開催内容が変更になる場合がございます。

■島影圭佑について
 

1991年新潟生まれ。デザインアクティビスト。父の失読症をきっかけに文字を代わりに読み上げるメガネ〈OTON GLASS〉を仲間と共に発明。自立共生する弱視者やエンジニアを増やすプロジェクト〈FabBiotope〉に取り組む。

経歴:
2014年8月-現在 株式会社オトングラス 代表取締役
2021年10月-現在 京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 特任研究員
2018年8月-2020年3月 筑波大学 図書館情報メディア系 助教
2016年7月-2017年2月 慶應義塾大学SFC研究所 上席所員
2013年9月-2013年9月 山口情報芸術センター 教育普及 学芸員実習生

学歴:
2018年9月-現在 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 博士課程
2014年4月-2016年3月 情報科学芸術大学院大学 メディア表現研究科 修士課程
2010年4月-2014年3月 首都大学東京 システムデザイン学部 インダストリアルアートコース 学士課程

 展覧会:
True Colors FASHION 身体の多様性を未来に放つダイバーシティ・ファッションショー. オンライン. 2021年
トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう. 21_21 DESIGN SIGHT. 2020年
Transhuman From Prosthetics to Cyborg. The Museum Ulm. 2020年
TURNフェス5. 東京都美術館. 2019年
lab.1 OTON GLASS. 金沢21世紀美術館デザインギャラリー. 2017年

 著書:
Prototyping with OTON GLASS. 株式会社オトングラス. 2021年
FabBiotope1.0→2.0. 株式会社オトングラス. 2021年
SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて. ビー・エヌ・エヌ新社. 2019年

 ネクスト・キュレーターズ・コンペティション
今後のスケジュールについて
 

第三弾展覧会:2022年3月5日(土)− 2022年3月17日(木)
宮坂直樹「物質分化」

 宮坂直樹について
1985年 千葉県生まれ

経歴
2019-2020 ル・コルビュジエ財団 特別研究員
2016 東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻先端芸術表現領域 博士課程修了/Ph.D.取得
2013-2014 パリ国立高等美術学校研修
2010 ブリュッセル王立美術学院 修士課程修了

 個展
2022 Solo exhibition、L’ahah #Moret、パリ
2022 Solo exhibition、ATAKA、大阪
2020「Standard applying Hand Modulor Ver. 2, a French man」hop、大阪
2020「Standard applying Hand Modulor, a French man」FINCH ARTS、京都
2019「Shared table applying Modulor, a French man and a Japanese woman」La Cité internationale des arts、パリ
2019「Three Spaces」トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京
2019「Standard applying Modulor Ver. 3, a French man」La Cité internationale des arts、パリ
2012「Surspace」遊工房アートスペース、東京
2010 Solo exhibition、NIJINSKI、ブリュッセル
2010 Solo exhibition、La belle de jour、ブリュッセル

キュレーション
2021「Cuboid」ニハ、京都
2018「Shift-Shoft」神戸アートビレッジセンター、兵庫 + Midnight Museum、京都
2018「CV Projection 2 : Fault Clock」神戸アートビレッジセンター、兵庫
2018「Tips」京都芸術センター、京都
2017「Exercise for Death」ARTZONE、京都
2015「CV Projection 1」東京藝術大学大学美術館 東京
2013「CV 2 Projection」École national supérieure des Beaux-Arts de Paris、パリ

【審査員によるネクスト・キュレーターズ・コンペティション総評】
南條史生
短期間にも関わらず、約20件の応募があった。その中から予定の期間に実現可能な案を選択し、さらにお聞きするためにインタビューした。いずれも特徴があったが、弱いところもあり、課題はたたあるというのが本音である。これを乗り越えて、それぞれ、最後まで形にしてもらいたい。展覧会は、当初よりも遅らせることになったが、実現性への配慮である。

山峰潤也
今回のコンペでは、キュレーションという立ち位置から切り拓くことのできる創造性に対する意識を感じられるかどうか、という視点で企画を選んでいきました。それはキュレーターが関与することによってストーリーを引き出し、展覧会を通した観客とのコミュニケーションの回路を開くことや作品同士のレゾナンスを生み出していくことができるか、といった観点です。その片鱗を感じる3者を南條さん、小池さんと話し合って決めさせていただきました。

 小池藍
時代に合ったコンセプトや問題意識があるか、実現性が高いか、を主に議論した審査会でした。日本のキュレーターにより日本の若手作家にきちんと講評がなされ、双方が世界に出るきっかけになってほしい、という想いで行われているコンペですが、今回は、それに十分に足るレベル感のキュレーターと作家を選べたと思います。一人でも多くのアートファンに見てもらえる展覧会が開催されることを楽しみにしています。

 【MEET YOUR ARTについて】
アート専門のYouTube番組(MC森山未來/ナビゲーター小池藍/NAVIGATIONコンテンツ ナレーター上白石萌音)。アーティストインタビューや、アートに関する知識を幅広く紹介していくことに加えて、番組で紹介したアーティストの作品が購入できるオンラインECを設けることにより、視聴者がアートに触れる機会や購入体験のきっかけを提供することと、特に若手のアーティストの活動支援のプラットフォームとなることを目指すアートプロジェクト。
本コンペティションはMEET YOUR ARTが運営サポートを実施。展覧会最新情報は各種公式SNSをチェック。

関連動画:【特別企画】キュレーターの重要性とは?
―ネクスト・キュレーターズ・コンペティション2021を開催する理由―
https://www.youtube.com/watch?v=Y2G5XSU8eFk
 

YouTube:https://www.youtube.com/c/MEETYOURART/
︎Twitter:https://twitter.com/MEETYOURART
︎Instagram:https://www.instagram.com/meet_your_art/

 ■運営会社概要
【会社名】エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社
【本社所在地】東京都港区南青山3-1-30 エイベックスビル
【設立年月日】2020年7月1日
【代表者】代表取締役社長 加藤信介
【公式サイト】 https://avex-bd.com/

 ︎本件に関する問い合わせ先
meetyourart.info@av.avex.co.jp

 

 

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