共同研究プロジェクト「表現力の正体」を行う 教育ベンチャーが学童向け演技レッスン提供を開始  ~俳優の表現力・自己探究能力を子どもにも~

ACT株式会社のプレスリリース

ACT株式会社×大学機関×卓越したプロの俳優の
共同研究の知見を活かした“感情のレッスン”

「演技・お芝居で人生を豊かにする」をミッションに掲げるACT株式会社(東京都渋谷区)は、習いごと付き民間学童保育を提供するウィズダムアカデミーの拠点3か所(さいたま新都心校、自由が丘校、杉並阿佐ヶ谷校)において、新しいクリエイティブな習いごとの演技スクール「ACT」として、俳優の表現力に基づいた学童向け演技レッスンの提供を2022年4月より開始いたします。

当レッスンのカリキュラムは、大学機関および卓越したプロの俳優チームとの共同研究の知見が活かされており、俳優育成ワークショップを10年以上、運営してきた経験に基づいています。外部の教育サービスとコラボレーションしてレッスン・カリキュラムを提供するのは、今回が初めての機会となります。ウィズダムアカデミーの各拠点で3月中に無料体験の日程を設けています。

演技スクールACT キービジュアル(1)
演技スクール「ACT」
URL: https://edu.act-college.com/

■演技スクール「ACT」を始める背景
いわゆる演劇教育について、民間教育と公教育の現状を大まかに整理します。
現在、民間教育の領域で提供されている演技レッスンは、作品を成立させるための俳優教育や、芸能事務所等に所属しプロの俳優を目指すためのものに限定されがちです。ACT株式会社も2020年10月から主に小中学生を対象に、気軽に芸能活動ができるオンライン・アクターズ・スクール「ACT芸能進学校」を運営して参りました。しかし、生徒の中には必ずしも子役や俳優を志すわけではなく、人間的成長を重視される方々も多くいらっしゃいます。そのような方々に提供できるサービスを、法人設立当初より検討して参りました。

キービジュアル(2)

日本の公教育では、学校を訪問して行われる公演の鑑賞や、地域の劇場へ足を運ぶ鑑賞教室が浸透しています。また、演劇的な活動が通常学習に取り入れられる例は多くはなく、学芸会のような劇発表会が中心です。一方、欧米の公教育では演劇を使った実践型の教育が導入されていることが知られています。例えばイギリスでは、資格をもったドラマ・ティーチャーが行う教科があります。これは、演劇を使った教育が、創造性や感受性、いわゆるEQ(心の知能指数)の向上に有効なメソッドだからです。

これら2つの背景から、より低年齢の子どもたちも対象として日常的なレッスンを提供できる演技スクール「ACT」を開始します。演技を通じて多くのシチュエーションと価値観を“体験”し、表現力とコミュニケーション能力を養う機会を提供いたします。

■共同研究から生まれた“感情のレッスン”
ACT株式会社では、2020年9月より慶應義塾大学SFC研究所と共同研究契約を締結し、「演技・役作りを通じた自己表現・探究の新しい教育に関する研究」を実施しています。

共同研究「表現力の正体」キービジュアル

これまでに、いわゆる“コツ”(暗黙知)を体系化・言語化する手法に長けた研究者らと、卓越したプロの俳優チームと一緒にワークショップを積み重ねてきました。その結果、約20種類の「感情から表現を生み出すヒント(演技のパターン・ランゲージ)」が見いだされています。これらを束ねるキーワードが「感情とのコミュニケーション」です。

感情的に振る舞って、未熟だとみなされてしまった経験がある方はいませんか? あるいは、感情に左右されて、良いパフォーマンスができなかった経験がある方もいるかもしれません。複雑で不確かな感情を切り離してしまうほうが、物事を進めるためには賢かったり、都合が良かったりするのかもしれません。しかし、私たちが感情と共に生きることに変わりはありませんし、より豊かに生きるには、むしろ感情に向き合うことが不可欠だとも言えます。これは従来の教育過程で十分に注目されてこなかった点であり、これからの子ども達と彼らが生きる社会にとって欠かせません。

共同研究で見出した「感情から表現を生み出すヒント」は、俳優以外の一般人や大学生、子どもなど広く利用できるものです。研究チームでは、そのための具体的なツールやプログラムも検討しています。ACT株式会社では、この知見を活かし、演技スクール「ACT」に“感情とコミュニケーションしやすくなるレッスン”を組み込んでいます。演技をする=自己を表現することと、役作り=自己を探究すること、この両面において、感情と向き合う成功体験を積める機会となります。

■「ウィズダムアカデミー」とのコラボ
演技スクール「ACT」のレッスンは、「豊富な学びと体験で未来を創る」というビジョンのもと、習いごと付き民間学童保育を運営するウィズダムアカデミーで提供します。同社の掲げる「個性や知識を育む専門的な学び」の1つとして、演劇教育が取り入れられるのは初めてです。

ウィズダムアカデミー ロゴ

■ウィズダムアカデミー概要
2010年の創立以来、「豊富な学びと体験で未来を創る」というビジョンのもと、首都圏を中心に習いごと付き民間学童保育ウィズダムアカデミーを運営(2022年2月現在、直営施設17校)。「第3の家」をコンセプトにつくられた広々とした室内でのお預かりサービスに加え、おやつ・食事の提供、幼稚園・保育園・学校・自宅などへのお迎えお送り付添い、多彩な習いごとやアクティビティなど様々な学びの機会を提供しています。

ACTのレッスンは、お預かりの時間内にオプションとして受講できるほか、レッスン会員として習いごとのみ受講することも可能です。

以下の日程で無料体験を特別に受けることができます。

[体験日程]
さいたま新都心校:3/19(土)11:00~12:00
自由が丘校   :3/6(日)10:00~11:00
杉並阿佐ヶ谷校 :3/13(日)10:00~11:00

詳細は下記ウェブサイト
URL: https://edu.act-college.com/

<ACT芸能進学校の生徒の声>
気軽に芸能活動ができるオンライン・アクターズ・スクール「ACT芸能進学校(A芸)」は、プロの映画監督による指導、予習復習動画コンテンツ、対話やシアターゲームによるワークショップ、映画制作と発表会等を提供する俳優育成サービスとして成長してきました。子役や俳優を目指すこと以外の目的をもつ保護者の方々からは、以下のような声を頂いています。

● 演技という普段なら経験しないレッスンの中で、学校や日常の中でも大切な子供の成長に結びつく事をたくさん得られているなと思います。どの講師の方も、子ども達から生み出されるものを決して否定する事なく、個々の表現を認め、褒め、良いところや課題をアドバイスとしてしっかり伝えてくださるので、それが子どもの自信や考える力に結びついていっているなと感じます。また年齢や考えの異なるお友達とレッスンを受ける中で、他を認め受け入れるということも自然と身についている気がします。(小1・母)
● A芸に通わせようと思ったのは、教育的な面が1番大きいです。大好きなドラマや映画に関わるような授業の中で上手くコミュニケーションをとれるようになったり、セリフを覚える中で漢字を覚えたりできれば良いなと。実際に通い始めて、覚える力や読解力が付いたり、自分に自信がついてきたのか積極的に話しをするようになって友達が増えたりといった目に見える変化がありました。(小6・母)
● 人見知りが激しく、ちょっと頑固でおとなしい子です。学校から帰ってからはお友達と遊ぶこともほとんどありませんでした。本人はお芝居がしたいというよりも、人と話せるようになりたくてレッスンを受けています。レッスンのおかげもあってか新しい学校でも仲良しのお友達ができて、今ではほぼ毎日学校が終わってから公園で遊んでいます。(小4・母)

■ACT株式会社の今後の取り組み
俳優育成サービスとしての「ACT芸能進学校(A芸)」と、新しいクリエイティブな習いごととしての「演技スクール『ACT』」の2軸で事業を推進していきます。
A芸については、高校生年代や大人へ対象を拡大しているほか、2022年春から東京都港区にて対面でレッスンを行う通学コースを新たに開設します。
演技スクールACTは、小学生以下の子どもたちを対象とした教育サービスとコラボレーションしたレッスン・カリキュラム提供や、インターナショナルスクールへのプログラム導入を予定しています。
それぞれのユーザーの目的に寄り添ったレッスン提供を通じて、「演技とお芝居で人生を豊かにする」というミッション実現を加速して参ります。

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