さいはて映画祭実行委員会のプレスリリース
2022年2月1日、「さいはて奥能登珠洲映画祭実行委員会」(石川県珠洲市、代表:映画監督・今井和久)を設立したことをお知らせします。
開催は2024年夏を予定。開催地の石川県珠洲(すず)市は、能登半島の”最先端”に位置。里山里海の原風景、文化を色濃く残し、内閣府より「SDGs未来都市」に選定され、持続可能な地域としての活力を保つべく”最先端”の取り組みに挑戦する、”なつかしくて新しいまち”です。
夏から秋に百数十を超える地区の祭りが行われる”お祭り好き”なこの地で、新たに”映画のお祭り”を開催いたします。
オープニング作品は、珠洲が舞台のコメディ『すずシネマパラダイス』(監督:今井和久、脚本:中川千英子)。
「珠洲市民が一丸となって町おこし映画をつくる」というストーリーには、お祭り好きな土地柄が投影され、劇中に登場する映画館「モナミ館」はかつて市内で実際に営業していた「飯田スメル館」をモデルにしているという、”この地ならでは”の映画です。
SDGs未来都市である奥能登・珠洲で「持続可能な暮らしと多様性」をテーマとする映画祭を開催し、映画の魅力、地域の魅力を全国に、そして世界に届けます!
- さいはて奥能登珠洲映画祭実行委員会設立の経緯
現在、映画監督・今井和久と脚本家・中川千英子(共に石川県出身)が中心となり、石川県の能登半島の最先端のまち「珠洲(すず)市」が舞台の映画『すずシネマパラダイス』の制作準備を進めております。
その過程で、珠洲市、石川県在住・出身の方々から、
「県内外のみなさんが奥能登の魅力を知り、訪ねてきてくださるようなイベントも企画してほしい」
との声をいただきました。
そこで、2022年2月1日に「さいはて奥能登珠洲映画祭実行委員会」を設立しました。
2024年夏『すずシネマパラダイス』をオープニング作品とする映画祭を開催予定です。
内閣府よりSDGs未来都市に選定されている珠洲市は「能登SDGsラボ」の拠点であり、さまざまな先進的な取り組みが行われています。
「さいはて映画祭」も、この地にふさわしく「持続可能な暮らしと多様性」をテーマとして開催いたします。
奥能登のシンボル”軍艦島”こと見附島
- さいはて映画祭開催地「珠洲市」とは?
能登半島の最先端に位置し、人口は約1万3,000人です。
世界農業遺産に登録されている豊かな里山里海の原風景、文化を色濃く残しています。
2018年に内閣府から「SDGs未来都市」に選定され、持続可能な地域としての活力を保つべく、過疎地におけるイノベーションを担う人材を育成する「能登里山里海マイスター」の育成プログラム等、先進的な取り組みにも挑戦する、”なつかしくて新しいまち”です。
奥能登の揚げ浜式塩田
また2021年6月に東証1部の医薬品商社アステナホールディングス(東京)が、珠洲市内に本社機能の一部を移転し、業務を開始したことも話題を呼んでいます。
・参考記事:珠洲本社で業務開始アステナHD、本社一部移転(北國新聞)
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/427577#clipimage
「本州で一番人口が少ない市」ですが、近年は、積極的なUIターン促進によって20~30代の若い移住者が増加し始めています。
・参考記事:能登半島最先端のまちでカルチャー創造発信基地づくり!文化っぽい匂いがするものが好きなひと募集! (移住者スカウトサービス SMOUT)
奥能登は、独自の文化を育んできた「キリコ祭り」の発祥の地です。
「キリコ」とは、巨大な切子燈籠(きりことうろう)のこと。祭りの際には”神様のお供役”として担ぎ出されます。
珠洲市でも毎年夏から秋にかけて、百数十を超える地区の祭りが行われ、大いに盛り上がります。
「さいはて映画祭」もキリコ祭りのように、参加されるみなさんのハートを熱くする映画祭をめざします!
- 今後の活動予定
2022年
映画祭のプレイベントとして、今井和久(映画祭実行委員会代表、映画『すずシネマパラダイス』監督)、プロの俳優による演技ワークショップ等、さまざまなイベントの実施を計画しています。
2023年春夏
珠洲市をロケ地として、映画『すずシネマパラダイス』撮影。
2024年夏
珠洲市で第1回「さいはて奥能登珠洲映画祭」を開催。
映画祭オープニング作品として『すずシネマパラダイス』を上映後、全国公開。
ロケ地巡りツアー、ドライブインシアター形式での上映等、珠洲市内各地でのイベントも実施予定です。
珠洲岬からの景色
- 映画祭オープニング作品『すずシネマパラダイス』とは?
風光明媚な珠洲市が舞台の”笑いと涙の町おこしコメディ”です。
東京で夢に破れ、故郷の珠洲に帰ってきた映画監督志望の一美と、昭和の映画黄金期に珠洲の映画館『モナミ館』の映写技師だった老人・栄一とが、珠洲の人々と一丸となって、町おこし映画の制作をめざし奮闘するというストーリーです。
監督:今井和久(石川県出身)
主な作品
映画『旅立ち ~足寄より~』(第21回東京国際映画祭・ある視点部門)『ポストマン』
ドラマ『チームバチスタの栄光』『GTO』『特命係長 只野仁』等
脚本:中川千英子(石川県出身)
映画『10万分の1』(第33回東京国際映画祭特別招待作品)『きょうのキラ君』『兄友』
ドラマ『ホテルコンシェルジュ』『恋する私のベーカリー』等
映画『すずシネマパラダイス』に登場する映画館「モナミ館」は、約40年前まで珠洲市で営業していた「飯田スメル館」がモデルです。
珠洲のみなさんからお聞きした「スメル館での思い出」が反映されたシーンもあり、「主人公の一美と元映写技師の老人・栄一が、珠洲の人々と町おこし映画の制作をめざす」というストーリーには、珠洲のみなさんの”お祭り好き”な面が投影されています。
旧スメル館
飯田スメル館は現在も、珠洲市内に建物が残っています。
映画『すずシネマパラダイス』の原作に当たる小説版(作:中川千英子 noteで全文無料公開中)は、石川県在住・出身の方々を中心に「夢中で一気読みした」「思わず涙があふれた」「ぜひとも映画化を!」と話題を呼び、北國新聞、MRO北陸放送、FM福井のラジオ番組、雑誌『加能人』等、北陸のメディアで度々紹介されてきました。
togetter「小説版すずシネマパラダイス」感想まとめ
https://togetter.com/li/1561758
小説版をお読みになった珠洲のみなさんからは度々、「映画版の制作に喜んで協力します!」という声援をいただいています。
「市民が一丸となって町おこし映画をつくる」という映画のストーリーと、現実とがシンクロして、映画が完成する!
これも、”映画『すずシネマパラダイス』ならでは”の魅力になると自負しております。
- 映画祭公式note、公式Twitter、お問い合わせ先のご案内
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公式note https://note.com/okunotocinema
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