「サブスク」サービスが「レンタル」「セル」との差を広げ、利用率は36.0%に / 有料動画配信サービスでは、プライム会員特典のAmazonプライム・ビデオが大幅な伸長

株式会社フィールドワークスのプレスリリース

映像コンテンツのマーケティング事業を総合的に手掛ける株式会社フィールドワークス(代表取締役:木田義之)と映像メディア総合研究所合同会社(代表:四方田浩一)は、全国5000人規模のネットアンケート調査を実施。テレビ放送、映画館、DVD・ブルーレイ、有料・無料の動画配信など、すべての映像視聴メディア・サービスのユーザー利用実態を調査・分析し、3月1日にレポートを発行しました。

■調査結果(抜粋)

有料テレビ放送、SVODの“サブスク”サービスが、“レンタル”“セル”との差を広げる
  一昨年から昨年にかけて、利用率を大きく落とした「映画館」は、コロナ禍が続くなかで、さらに2.7ポイント減少して30.9%となりました。映像ホームエンタテインメントでは、「有料テレビ放送」が前年から1ポイント減少する一方、定額制見放題の「SVOD」が前年から11.8ポイントと大幅に増加したことで、これを合わせた“サブスク”サービスの利用率は前年から8.4ポイント増加して36.0%となりました。都度課金サービスでは、「DVD・ブルーレイ レンタル」と「TVOD」を合わせた“レンタル”サービスは前年から微増にとどまり22.3%に、「DVD・ブルーレイ セル」と「デジタルセル」を合わせた“セル”サービスも前年から微増程度で18.7%となり、“サブスク”サービスとの差は年々拡大しています。また、コロナ禍による外出自粛ムードが続く中でYouTubeなどの無料動画サービスも前年から値を伸ばし、利用率は64.6%となりました(グラフ1)。

 

プライム会員特典のAmazonプライム・ビデオが大幅に伸長、配信専門サービスではNetflixが7.1%でトップ
 プライム会員特典の「Amazonプライム・ビデオ」が前年から大幅に利用者を拡大し、有料動画配信利用者における利用率は7割を超えました(グラフ2)。また、回答者全体における利用率(グラフ3)では21.4%と2割に到達し、他のサービスを大きく引き離しています。これに続く「Netflix」も利用率は7.1%と前年から増加し、配信専門サービスとしては他のサービスに差をつけてトップとなります。グラフ2の利用者における利用率では前年を下回るサービスもありますが、有料動画配信全体の利用者が大幅に増加しているなか、グラフ3の回答者全体における利用率では各サービスとも前年から増加しており、3位以下では、前年から3.7ポイント増加した「YouTube 映画と番組」に加え、「U-NEXT」、「ディズニープラス」も1ポイント以上、値を伸ばしています。

 

■本調査について
 本調査は、今回で11年目となり、経年変化データも充実。各映像視聴メディアの利用率、利用数、視聴コンテンツジャンル、利用サービス、利用数の変化、利用増減理由などの基本的な項目に加え、注目の動画配信サービスに関する項目では、定額見放題型、レンタル型、セル(販売)型に分け、スマホ、PC、テレビなどデバイス利用、テレビ番組の見逃し配信、利用のきっかけ、利用サービスの選択理由など、ユーザーの利用動向を多角的に分析しています。
 本調査は、映像コンテンツの権利者、テレビ局、映画館、DVD・ブレーレイのレンタル店・販売店、動画配信事業者など、各映像コンテンツ流通事業者、そして映像コンテンツ市場の動向にご興味、ご関心のある方々にとって、市場を把握する上での一助となり、今後の利用者拡大への分析材料となることを目的とします。

【調査概要】
■レポート名:映像メディアユーザー実態調査2022
■調査目的:映像視聴メディア・サービス利用者の利用実態の把握
■調査対象メディア・サービス:
映画興行 無料テレビ放送、有料テレビ放送 DVD・ブルーレイのレンタル DVD・ブルーレイの購入、無料動画サービス、
定額型動画配信(SVOD)、レンタル型動画配信(TVOD)、デジタルデータでの動画販売(デジタルセル)
■調査期間:2021年11月1日~11月5日
■調査対象者:13~69歳男女
■調査エリア:全国
■調査方法:インターネットアンケート調査
■集計サンプル数:5024人
■調査企画:株式会社フィールドワークス/映像メディア総合研究所合同会社

 

 

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