株式会社ポニーキャニオンのプレスリリース
株式会社ポニーキャニオンが、就活生に向けた1day仕事講座『クリエイティブ基礎講座』を開催しました。どんな内容の講座が行われたのか、その模様をお届けします!今回は、講師としてミュージッククリエイティブ本部の淵上恵太が登場し、音楽制作の仕事について貴重な体験エピソードを交えながら紹介してくれました。また、就活生の方たちに伝えたいメッセージも語っているので、今後の就職活動に役立ててください!
今回は約500名の就活生がオンラインにて参加。まず人事担当者が講座の目的について「実際の仕事内容を理解してもらうのと、入社後の働く姿をイメージしてもらうきっかけにしてください!」と説明。すると早速「ポニーキャニオンの淵上です!」と爽やかに登場し、講座がスタート。
まずは自己紹介から始まり、「学生時代からバンド活動をしていたり、ずっと音楽が大好きです。大学生の頃にレコーディングのエンジニアになりたいなと思ったこともありましたが、複数のレコード会社を受けて、2007年にポニーキャニオンに入社しました」と入社までの経緯を語ります。入社1年目は大阪で宣伝部署を担当し、2年目から3年目は東京で音楽の宣伝部署を担当。「『ROCKIN’ON JAPAN』『MUSICA』等の音楽雑誌やフリーペーパーを中心に、所属アーティストを取材してもらうため、プロモーションをしていました」と当時の業務を振り返ります。
そして、「4年目から現在も在籍している音楽制作の部署になりました」と語り、歴代の担当アーティスト名が映し出されると参加者の中にはモニターにグッと顔を寄せる方も。キャリアが長いだけに、男女、若手、ベテラン、ソロ、バンド、グループなど様々な方たちを担当してきています。続けて、音楽ビジネス市場のパッケージからデジタル配信への変化なども説明。「今はリスナーが楽曲と出会ったタイミングが発売日。1979年にリリースされた松原みきさんの「真夜中のドア~stay with me」の大ヒットがまさにそうで、デジタルで配信されているからこそ、国内外問わずに聴いてもらうことができました」と旧譜の魅力を身近に触れられることの大切さも語ってくれました。
いよいよ、話は本題の音楽制作について。まずは音楽が世の中に届けられるまで、制作、宣伝&販促、ライブ制作、営業担当、イベンター、メディア、レコード店や配信業者などいろいろな人が関わっていることを説明。制作担当については、「ざっくり3パターンにまとめてみました。ひとつめはディレクター型でスタジオ作業になったら自らディレクションをするタイプ。ふたつめはA&R型で宣伝のプライニングに重きを置いて、制作はプロデューサーを立ててスケジュールや予算の管理など全体を見るタイプ。みっつめは、最近レコード会社がマネージメントも一緒に行うことが増えたので、マネージメント業務も含めて制作に携わるタイプがあります」とわかりやすく話します。
また、音楽制作に携わる主なスタッフについては、アーティスト、プロデューサー、ディレクター、作詞家/作曲家、デザイナー、カメラマンなど様々な方たちがいて、そのやり取りを仕切っていくのも仕事の重要なポイント。
- モノ作りのヒントになる!?エンタメに触れたときの感情を知ることが大切!
実務としては、まず商品でもある作品・楽曲をいつ、どんなイメージ・形にするのかを企画。さらに、いつまでに、いくらで、誰とどこで、を組み立てながら制作をしていくのが基本だそうです。そんな仕事をひと言でまとめると「“0を1にする仕事”だと思っています」と話す淵上。その取っ掛かりとなるのが、「“アイディアを出すこと”。時代や時期、アーティスト、楽曲、背景に合った音源、映像、アートワークを作るために必要です。さらにアイディアを形にするために周囲の人たちを同じ方向に導くための“まとめる”ことも重要だと思っています」とのこと。
「僕には入社して15年近く経っても大事にしていることがあります。それは“コミュニケーション”です。自分の意思を誰かに伝える。他人の意見を聞き出す。周りを巻き込んでいく。アーティストから関係者、社内スタッフなど、どことやり取りするのにも一番重要です。これは仕事だけじゃなくて、学生生活でも同じだと思います。例えば、仲の良い友達と些細なケンカをしたとき、バイト先で納得のいかないことがあったときなど、どう解決するのかと言えばコミュニケーションです」との言葉に、多くの就活生が大きく頷いていました。
さらに、「この仕事に興味があったらぜひ意識しておいてほしいことがあります。“自分が感じるなぜ?”を追求してみてください。エンタメに触れたときに生まれる感情、喜怒哀楽にはきっと理由があると思います。感動したのはなぜ?あまり好きじゃないのはなぜ?と掘り下げてみてください。その理由がモノを作るときのヒントになるときがあるんです。自分の気付きにもなるのでぜひ試してください」というメッセージでは、熱心にメモを取る就活生もちらほら。
続いて、「今日は特別に制作過程を体感してもらいます!」という淵上のひと声に興味津々の表情を見せる就活生。楽曲のデモ音源や歌詞がどのようにブラッシュアップされて世に出ていくのか、一連の流れを体験。また、CDジャケットなどアートワーク撮影での惜しみない努力や、ミュージックビデオに出演した俳優のアドリブに感銘を受けたなど、これぞ制作現場!という貴重なエピソードが語られました。
- アットホームな社風が好き!ベテラン社員が語るポニーキャニオンの魅力!!
そこから、チャットへの書き込みが止まらないということで、質問コーナーへ。「普段どんなスケジュールで仕事をしていますか?」と聞かれれば、一週間のスケジュール表を出して、スタジオ作業で夜遅くなることもあれば、逆にテレワーク対応の日もあったりと、フレキシブルに働ける環境をわかりやすく説明。また、「音楽の知識がないとダメですか?」という質問には、「ダメではないです!でも、アーティストやスタッフとの共通言語を持っているとコミュニケーションが円滑になるので、勉強することをオススメします」と丁寧に答えていきます。
その後もいくつかの質問に答えていると終了時間に。最後に参加者へ向けた激励の言葉を振られると、「僕が就活をしていた頃、自分に合った仕事が見つかる!的な謳い文句をよく見かけたんですけど、それはないと思っています。自分が合わせられる仕事を見つけることが大事です。この環境だったら無理をしなくても合わせられるな、楽しめるなというところを探してみてください。僕は、ポニーキャニオンのアットホームな社風が好きだし、いろいろなエンタメに携われるのが魅力的な会社だと思っています。皆さんもそんな仕事を見つけられるように頑張ってください!」と熱いメッセージで講座を締め括ってくれました。
ポニーキャニオンでは、2023年度新卒採用エントリーを3月25日まで受付けているので、この記事を読んで興味を持たれた方はぜひ応募してください!
【2023年度新卒採用情報】
ポニーキャニオン2023年度新卒採用エントリー受付中!
応募期間:2月18日(金)~3月25日(金)23:59
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