株式会社ラナルータのプレスリリース
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国内最大のミスコンテストのベストオブミス姉妹コンテストの高校生が対象のコンテスト『ベストオブティーン』
京都府代表 千原創太郎さん
学年:高校2年(2022年4月から3年生)
誕生日:3月2日
出身地:大阪生まれ、兵庫育ち
身長:166cm
血液型:A型
趣味:本、野球、写真、ものづくり、包丁研ぎ、古いもの(レコード、レトロな路地、古い看板…)、映画、アニメ、読書
全国の高校生の中から日本一を決める日本唯一の全国版ミクスコンテスト「ベストオブティーン」。各県での地方予選(ベストオブミス県大会)が行われ、ベストオブティーングランプリとなった1名が、県の代表として5月5日に開催される「2022ベストオブティ―ン日本大会」に出場する。
今回ベストオブティ―ン京都代表に千原創太郎さんが決定いたしました。
千原創太郎さんに質問
ー参加のきっかけについて教えてくださいー
『昨年夏に参加したLGBTQ啓発イベントで知り合った方にこんなのがあるよと紹介され、私のような人が出ることはそれだけで意味があるのではないかと思って参加しました。』
ーベストオブティーン県代表選ばれたときはどんな気持ちでしたか?ー
『まさか自分が選ばれるとはという驚きと喜び、また県代表であると同時に他のマイノリティの方の代表でもあるんだという少しの不安と責任感の重さを感じました。』
ーあなたを一言で表すと、どんな人でしょうかー
『うさぎとカメのカメのような人です。私は小学校一年生から野球をしてきましたが、ようやく主力になれたのは8年目の中学2年生になった頃でした。やりたいことは結果が出なくても出来るまで頑張れると思います。』
ー小さい頃のあなたはどんな子でしたか?ー
『小さい頃はとにかくマイペースで、恥ずかしがり屋な子どもでした。いつも1人で砂場にトンネルを掘ったり泥団子を作ったり、部屋の中では工作やレゴをしてずっと1人で遊んでいるのが好きでした。物を作るのは今も大好きです。』
ーあなたの”心の美の秘訣”について教えてください。ー
『私の心の美の秘訣は、「相手のことを色々な方向から見る」ということです。これは、どんなに苦手な、合わない人でも視点を変えたり、細かく見れば良いところをみつけられるということです。例えば私の周りには勉強が苦手な子、嫌いな子が多くいます。しかし彼らはそれぞれにそれぞれの特技を持っていて、そんな彼らはとてもかっこよくて美しいなと思います。色々な方向から見るというのは自分自身にも言えることで、日々自分の良いところを探しています。そうして周りの人や自分の良いところを見つけていくことで心の美は創られていくのだと思います。』
ーあなたのチャームポイントを教えてください。
『私のチャームポイントは笑顔です。みんなで写真を撮ったりするといつも1番良い笑顔をしているねと言われます。自分でも自分が笑っている顔が1番好きです。』
ー今までで1番頑張ったことを教えてください。
『1番最初に母にカミングアウトをしたことです。実際その話をした時間は2時間も経っていないくらいでしたが、時が止まっているように感じたし、「私の心は男ではない」ということを伝えるのには本当に物凄い勇気が必要でした。それ以降私は以前よりやりたいことをやりたいとはっきり言えるようになりました。』
ー憧れている(目標にしている)人を教えてください
『モデルの井手上漠さんです。私と同じように自らの性について長い間悩んできた先輩とも言えるような人で、いつも意見に共感しています。そしてSNSの自己紹介欄に書かれている「いでがみばくです。性別ないです。」という言葉に自分らしく生きる信念を感じ、とても尊敬しています。』
ーSDGsや社会貢献に対しての考えや実践していることを教えてください。
『ジェンダー平等についてです。これは男女平等ついての目標ですが、同じ性についての問題として私は自身も当事者であるセクシャルマイノリティについてよく考えています。同性婚についてや戸籍上の性別の変更にかかるお金やリスクの問題、海外で当事者が沢山殺されていること、いじめや自分への嫌悪感などによる自殺、より身近な問題では、トイレの使い方や制服について等まだまだ多くの問題があります。私は男女平等と同じようにセクシャルマイノリティ含むさまざまなマイノリティも平等であるべきだと思います。当然差別されるべきではないし、また過度に守られる必要もないと思います。その実現に向け、私は小さなことですが、周りの同じような悩みを持つ友達の相談に乗っています。』
ー高校生だからこその、社会に伝えたいメッセージはありますか
『新しいことを考え、やり続けてほしいと思います。自分が成長すればするほど、新しいことに挑戦することは難しくなると思います。自分の価値観ができていくとその範囲に収まらないものは受け入れられなくなっていくように思います。だからこそ世の中を仕切っている大人が、またこれから大人になる子供たちが新しい挑戦を辞めなければ必ず社会は良くなり、SDGsの実現に繋がっていくと思います。』
ー将来の夢、今後について教えてください
『プロダクトデザイナーになり、自分自身やその他のマイノリティを助ける後世に残るようなモノを作りたいです。そして一生自分が面白い、楽しいと思えるなにかを考え続けたいです。』
―ベストオブティ―ン日本大会へ向けての意気込みをお聞かせください。
『私は体が男性で、他のファイナリストの方とは違った責任があると感じています。特にSDGs5、10の実現を助けるため私のような人間がいて、それが他の人となんら変わらない同じ人間で、差別されるべきではないということを伝えるということです。もちろん京都府の代表に選んでいただいたので、京都代表としても頑張りますが、それと同じくらいに数多ある少数派の代表として、大会へ向け努力したいと思います。』
今年初めて開催される「BEST OF TEEN」は高校生であれば参加できるダイバーシティ型のミクスコンテスト。応募条件に人種・性別は不問で写真審査も行わない。世界や地球レベルで物事を考えて、絶え間なく変化する今この瞬間に、何ができるのかを追求し、できることに限りがあっても自分の可能性を信じ続けられる高校生リーダーを創造する。今年は県大会を勝ち抜いた18名の高校生が日本大会に出場。ファイナリストは自分を魅力的に魅せるための立ち居振る舞い、社会で生き抜く力や、ファイナンスに関する学び、日本文化や地域活性などについてのレッスンなどを受ける。2か月のビューティーキャンプの末、ファイナリストの中から「Next leader」1名が決まる。