AMAZONS結成35周年のアニバーサリーコンサートの模様を、いよいよ3月20日(日)にWOWOWで独占放送・配信!オンエアに先駆け、ライブレポートが到着!

株式会社WOWOWのプレスリリース

AMAZONS 35th Anniversary Live A History Shared With Friends
3月20日(日)午後4:30[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド] ※放送終了後~1カ月間アーカイブ配信あり

女性コーラスグループの草分け的存在であり、数多くのビッグアーティストをサポートしてきたAMAZONS。結成35周年の記念ライブで示した、その確かな実力と友情の形

 日本における女性コーラスグループのパイオニアであり、現在も活躍中のAMAZONS。2021年11月22日、結成35周年を記念してBunkamuraオーチャードホールにて開催されたライブ「AMAZONS 35th Anniversary Live A History Shared With Friends」の模様が、3月20日にWOWOWで独占放送・配信される。大滝裕子、斉藤久美、吉川智子からなるAMAZONSは、1985年に結成。以来、グルーヴィーなリズム感と美しいコーラスワークを誇り、ボーカルグループとしての活動と、数々のビッグアーティストにバックコーラスで花を添えるサポート活動との両軸で、音楽界に欠かせない存在であり続けている。本来は2021年の4月に予定していた記念公演だが、コロナ禍の影響で2度の延期を経てようやく開催に漕ぎつけた経緯がある。ライブにはゆかりのアーティストが多数ゲスト出演し、華やかなコラボレーションを繰り広げた。

m.c.A・Tm.c.A・T

 物語の序章を思わせるオープニングのナレーションに続き、3人が登場。オリジナル曲「AMAZONS!AMAZONS!AMAZONS!」をパフォーマンスし終えると、1人目のゲストm.c.A・Tを招き入れて「Bomb A Head!」を共演。m.c.A・Tとしてのブレイク以前から長い交流のある関係性だからこその、打ち解けたMCのやり取りでも会場を沸かせた。
 

Bro.KORNBro.KORN

 続いて、2人目のゲストとして軽やかに姿を現したBro.KORNは、「ZONS、35周年にしてはちょっと盛り上がりが足りない!」とオーディエンスを煽り、やり直しを求めるという異例のパフォーマンス。AMAZONSの3人は爆笑し、ほぐれたムードの中で改めて披露したバブルガム・ブラザーズ時代の代表曲「WON’T BE LONG」は、歓声やシンガロングはコロナ禍で禁止されている客席を、手を高く挙げるヒップホップのノリにいざない、大いに沸かせた。

 ライブは、AMAZONS本体としてのパフォーマンスと、ゲストを交えてのコーナーとを織り交ぜた構成。AMAZONSの活動キャリアをそのまま反映したような形で展開していく。「夢で逢いましょう」を歌い終えた後のMCでは、「マリーンのツアーで、コーラスとして3人が初めて出会いました」(吉川)と回想、結成時の想い、命名の由来などを語っていく。3人を結び付けたきっかけのアーティスト、マリーンの姿が客席にあり、立ち上がって手を振る姿に観客は大きな拍手を送った。「私たちの目標は、日本一の踊って歌えるバックコーラスになることでした」(吉川)と語ると、ここでも大きな拍手。3人で顔を見合わせて笑いながら、「なれたんじゃない?」(大滝)、「今もまだ進行形ですよ」(斉藤)などと、歌同様にピッタリと合った呼吸感でトークを繰り広げていく。
 

ChageChage

 3人目のゲストとして登場したChageとは、「アイシテル」などを共演。Chageのまろやかな歌声に、AMAZONSの柔らかなコーラスが寄り添い、相乗効果を生んでいく。やはり活動初期から互いのことを深く知っているからこその、ジョークも交えながらのMCが心地良い。加えて、AMAZONSがレコーディング時に、マイク3本ではなく1本を3人で分け合って歌うことに驚いた、という思い出話もChageは披露。たしかな腕とハートがないとできない離れ業である、とさりげなく3人を讃えていた。
 

BIG HORNS BEEBIG HORNS BEE

 ゴージャスで厚みのあるブラスサウンドで盛り上げたのは、米米CLUBのホーンセクションとしても知られるBIG HORNS BEE。デビュー時期が近く、「同窓生のような、家族のような」と吉川が語れば、主宰者の金子隆博からは「ホーンセクションとコーラスは相思相愛」とのコメントも飛び出す。金子が音楽を手掛けるNHK朝の連続テレビ小説の挿入曲にAMAZONSを起用した、とのエピソードも披露。30周年記念のミニアルバム『Fantastic30』からは、金子の提供曲でありBIG HORNS BEEが参加するタイトル曲などを共演。音楽の持つ力、楽しさを存分に味わうことができるセッションだった。
 

久保田利伸久保田利伸

 ゲストのトリは、久保田利伸。冒頭から、「AMAZONS!」というシャウトを盛り込んだパワフルなフェイク、圧倒的な声量と歌唱力でオーディエンスのボルテージを上げ、そのまま大ヒット曲「TIMEシャワーに射たれて…」へ。歌い終えると、自身の出番を迎えるまでに観ていたこのライブへの感想を述べ、「いい曲多いね」とAMAZONSを絶賛した。「You were mine」はスティーヴィー・ワンダーの「Another Star」とのマッシュアップ・ヴァージョンで届け、AMAZONSのコーラスには、「デタラメ英語で歌っていたのが大好きだった」と、正式な英詞が付く前のバージョンを再現してほしいと久保田がリクエスト。この日しか聴くことのできない、特別なパフォーマンスとなった。

 最後の1曲は、AMAZONSのライブではラストナンバーとしてお馴染みの「You’ve Got A Friend」をしっとりと、ピアノ伴奏に乗せて披露。選曲の理由を「3人の関係性が伝われば」(吉川)と述べた。独唱パートでは一人一人の声の個性が際立ち、ハーモニーのパートでは三者が混ざり合って温かな空気感を醸し出す。見つめ合いながらアカペラで歌うパートからは、長い歴史を共に歩んできた3人の、揺るぎない信頼関係を感じ取ることができた。また、この日駆け付けたゲストアーティストたちも、ライブタイトルにある通り、3人が歴史を分かち合った“友人”に数えられるに違いない。ステージを去る彼女らに、観客はスタンディングオベーションを送った。

 オープニングに呼応するように、物語の後書きのようにメッセージが綴られたエンドロール。そこには、「ゴールはまだまだ先にある」という言葉が刻まれていた。35周年を経てなお活動を続け、3人は前進し続けていくことだろう。

文:大前多恵
写真:岡本 隆史

<番組情報>
AMAZONS 35th Anniversary Live A History Shared With Friends
3月20日(日)午後4:30[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]

※放送終了後~1カ月間アーカイブ配信あり

出演:AMAZONS(大滝裕子、斉藤久美、吉川智子)ほか
収録日:2021年11月22日
収録場所:東京 Bunkamuraオーチャードホール

※スマホやタブレットでも見られるWOWOWオンデマンドでは無料トライアル実施中

<番組サイト>
https://www.wowow.co.jp/amazons/

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