あさま山荘事件から50年目の春。当事者・目撃者らが語る「言葉の応酬と渦巻く空気の正体」とは……?特別番組『1972-2022 あさま山荘 50年目の言葉~自分はどこで間違ってしまったのか~』

TOKYO FMのプレスリリース

TOKYO FMでは、3月26日(土)朝5時から、TOKYO FM報道特別番組『1972-2022 あさま山荘 50年目の言葉~自分はどこで間違ってしまったのか~』を放送します。1972年、長野県で発生した「あさま山荘事件」から50年目の2022年、当時の事件を知る当事者・目撃者たちが今明かす時代感や事件の背景、そして現場にはびこっていた空気を、SF作家の小川哲が取材をします。取材に応じたのは、実際に山岳ベースで自身の兄を殺害された加藤倫教、当時、あさま山荘の前でカメラを構えた西田圭介、事件を担当した検事・古畑恒雄、そして『2022年の連合赤軍』の著者・深笛義也です。ナレーションは、俳優の大後寿々花が担当し、1960~70年代当時の音楽とともに綴られる、FMドキュメンタリーを、どうぞご期待ください。

 

1972年2月、長野県軽井沢町にある保養所「あさま山荘」に「連合赤軍」がたてこもり、警官ら3人を射殺した「あさま山荘事件」。その模様は連日テレビでも生中継が行われ、当日瞬間視聴率が89.7%と日本全国の注目を集めました。この特別番組では、事件からちょうど50年目の2022年、改めてこの事件の起こった背景と、現代にも通じるその「空気」を探るべく、事件の当事者・関係者たちへSF作家の小川哲が取材を行い、新たな物語を紡ぎます。
「総括せよ」と迫り、残酷なリンチ死を「敗北死」と言い換えた連合赤軍の指導者たちの中にあった「言葉の応酬」。事件の担当検事で、現在は弁護士の古畑恒雄は、この言葉の応酬を、「古くは旧軍の軍国主義であり、今では困難に陥っ た人を自己責任論とする歪んだ個人主義につながる」と語ります。山岳ベースで自身の兄を殺害された加藤倫教は、「総括は誇張した自己暴露で露悪趣味だった。いつの間にかに革命が自己目的化した」と当時を振り返ります。

取材の最後は小川自らが、当時、山荘の前でカメラを構えた西田圭介とともに、今も残るあさま山荘に足を運びます。小川と西田は、2022年のあさま山荘の前でどんな「言葉」を発したのか。当時の音楽とともに、時代の空気と言葉のある側面に迫る、FMドキュメンタリーです。ナレーションは俳優の大後寿々花がつとめます。放送後には、放送の一部の模様をオーディオプラットフォーム「AuDee(オーディー)」でアーカイブ配信いたします。ぜひ、お聴きください。
 

  • 【番組概要】 

◇タイトル: TOKYO FM報道特別番組『1972-2022 あさま山荘 50年目の言葉~自分はどこで間違ってしまったのか~』◇放送日時 : 2022年3月26日(土)5:00~5:55
◇放送局 : TOKYO FM 
◇出演 : 加藤倫教、西田圭介、古畑恒雄、深笛義也、大後寿々花(ナレーション)
◇番組HP:https://audee.jp/program/show/60667

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