「ムーブ」2021年度作品コンクールでRKBの作品が各賞を受賞!

RKB毎日放送株式会社のプレスリリース

JNN九州・沖縄のブロックネットで放送されているドキュメンタリー番組「ムーブ」では毎年作品コンクールが行っており、2021年度番組作品コンクールにおいてRKBの作品が各賞を受賞しました。受賞作品は再びテレビ放送され、YouTubeでの配信も決定いたしました。

■ テレビ放送スケジュール

【大賞】
「描き続けて、100歳~画家野見山暁治~」
・4月17日 (日) 05:15~05:45 「ムーブ」( 九州沖縄7局 )

【優秀賞】
「巣鴨日記 BC級戦犯 獄中の記録」
・4月24日 (日) 05:15~05:45 「ムーブ」( RKBのみ )

■ YouTube配信スケジュール

【大賞】
「描き続けて、100歳~画家野見山暁治~」
・4月17日 (日) 05:15~

【優秀賞】
「巣鴨日記 BC級戦犯 獄中の記録」
・4月24日 (日) 05:15~

RKB毎日放送公式YouTubeチャンネルで配信開始から1か月間ご覧いただけます。

「描き続けて、100歳 ~画家・野見山暁治~」作品詳細
福岡県飯塚市出身の画家・野見山暁治(のみやまぎょうじ)さん。現在100歳。東京練馬のアトリエで独り暮らしを続けながら、今も筆をとる毎日だ。

野見山さんの絵は、いわゆる抽象画。そのスケールと、独特の世界観が見るものを圧倒するが、その筆は、年を重ねるごとに過激さを増している、と言われている。また野見山さんは文筆の方でも知られ、画家としての鋭い観察眼と透徹したヒューマニズムをベースに描き出される人物や時事、その巧みな文章のファンも多い。

福岡の炭鉱町で幼少期を送った野見山さん。荒々しい活気に満ちた炭鉱町の風景と、そこに生きる人々の姿は、野見山さんの原風景となる。東京美術学校(現東京芸術大学)に入学。1943年、繰り上げ卒業して召集され、兵隊となって満州の前線に送られたが病気のために日本へ送還。福岡の療養所で終戦を迎えた野見山さんは、戦後、戦争で命を落とした学友たちの遺族を訪ね、その絵を集める活動を行った。そうして集められた戦没画学生たちの絵は、現在長野の美術館「無言館」で展示されている。自らの戦争体験と、そうした学友たちの絵をたどった経験は、野見山さんの心に深く刻まれた。

12年間をフランスで暮らした野見山さん。九州の片田舎から、東京の美術学校へ。戦争を経験し、さらにはパリへ。そんな多様な変転を経験した野見山さん。100歳を迎え、なお飽くことなくキャンバスに向かい続ける野見山さんの今と、その思いに触れたい。

◆スタッフ◆
ディレクター:里山千恵美
撮影:青木周作、宮﨑亮
ナレーション:佐藤巧
編集:平山誠一
音効:寺岡章人

「巣鴨日記 BC級戦犯 獄中の記録」作品詳細
福岡市の博多商人の家に生まれた冬至堅太郎は、陸軍主計中尉として西部軍に所属していた1945年6月、福岡大空襲で母を失う。西部軍司令部の敷地内で母の棺をこしらえていたところ、九州内で墜落したB29爆撃機の搭乗員たちが処刑される場面に遭遇する。「処刑役には自分がふさわしい」と名乗り出た堅太郎は、借りた軍刀で米兵を殺害した。

1人を斬ったあと、さらに処刑を命じられ、あわせて4人を手にかけた。この行為が戦後、BC級戦犯として、軍事法廷で裁かれることになる。米軍に捕らえられ、東京・池袋にあったスガモプリズンに収監された堅太郎は、その日から日記をつけ始める。

母を亡くした怒りから行動を起こしたことで戦犯に問われ、妻子を苦しませる結果になったことへの苦悩。自らをみつめ、戦争について考える堅太郎。3年後、横浜裁判で堅太郎に宣告されたのは、絞首刑だった。克明に記された冬至堅太郎の日記から、スガモプリズン、戦犯死刑囚の日々をたどる。

◆スタッフ◆
ディレクター:大村由紀子
撮影:廣野善之
音声:篠原圭
朗読:茅野正昌
編集:川路幹夫
音効:寺岡章人

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