坂本龍一、アジカン Gotchら主催のD2021とhaccobaのコラボレーション。ライブイベント『D-composition』を5月22日に開催。

haccobaのプレスリリース

福島県南相馬市小高に拠点をおき、ジャンルの垣根を超えた自由な酒づくりを行う「haccoba -Craft Sake Brewery-」(ハッコウバ クラフトサケブルワリー)と、坂本龍一、Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が中心となり、震災(Disaster)から10年(Decade)という節目より、さまざまな「D」をテーマに過去と向き合い、未来を志向するためのムーブメント「D2021」が初のコラボレーション。お酒と音楽、ドキュメンタリー映像を制作しました。完成を記念して、5月22日(日)にライブイベント『D-composition』を神田スクエアホールで開催します。
※『D-composition』イベントページ: https://peatix.com/event/3226797/

■ライブイベント『D-composition』概要

コラボレーションで生まれたお酒とアルバム『土 -D-』の完成を記念して、ライブイベント『D-composition』を開催します。本イベントは、お酒の醸造過程における分解(Decomposition)と、音楽と詩による表現(Composition)を取っ掛かりとして、震災から10年を経ていま福島に根付きつつある生活を言祝ぐことを目的としたものです。
当日は、D2021のメンバーであるGotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、Miru Shinoda(yahyel)、永井玲衣(哲学研究者)に、さらにhaccobaとのコラボレーションアルバムにも参加したSubtleControlが加わる一夜限りのパフォーマンスを予定しており、アンビエントやノイズを往還する即興演奏にのせ、この日のために特別に書き下ろされた詩の朗読が披露されます。
また、⻤の右腕やBlack Boboiとしても活躍するスティールパン奏者で、アルバム『土 -D-』にも参加したUtena Kobayashiと、幅広いアーティストのサポートとして参加する福島県浪江町生まれの佐藤優介は、それぞれスペシャルなバンドセットにて出演。さらに、ニューヨーク在住でチボマット創始者の一人、本田ゆかが、エレクトロニクスプロジェクトEucademixとして、約2年ぶりに来日し、ライブパフォーマンスを行います。そして、これらライブパフォーマンスの最後には、出演者による特別なセッションに加え、数多くの文藝賞を受賞し、昨夏に福島県を徒歩で踏破した、福島出身の作家・劇作家、古川日出男による朗読も行われる予定です。

  • 日時:2022年5月22日(日) 17:30-21:00(16:30-開場)
  • 会場:神田スクエアホール(東京都千代田区神田錦町2-2-1)
  • 前売りチケット価格:4,500円(税込)
  • 前売りチケット購入URL: https://peatix.com/event/3226797/

【出演者(50音順)】
・Utena Kobayashi
・Gotch
・佐藤優介
・SubtleControl
・Jiro Endo – LJ
・永井玲衣
・古川日出男
・Miru Shinoda
・Eucademix(Yuka C. Honda)
・rokapenis – VJ

 

■コラボレーションの背景
D2021は、坂本龍一、後藤正文(Gotch)を主催として、震災(Disaster)から10年(Decade)という節目より、さまざまな「D」をテーマに過去と向き合い、未来を志向するためのムーブメントです。東日本大震災の原発事故で一時人口がゼロになったまち、福島県南相馬市小高にて酒蔵を立ち上げたhaccobaの呼びかけにより、今回のコラボが始まりました。複雑なものごとに対して、自分たちも矛盾やとまどい、葛藤をかかえながらも対話を重ね、お酒と音楽、ドキュメンタリー映像を制作しました。「複雑なものを複雑なままに、それでも考えることをやめない」とは、どのようにして可能なのか。みなさんとも本プロジェクトを通して一緒に考察し、発信していきたいと考えています。

【D2021 主催メンバー 後藤正文(Gotch)よりコメント】
大震災と原発事故以来、様々な思いを抱えながら歩んできた米農家の根本さん。苦難を乗り越えた営みの結晶とも言えるお米を使って、南相馬に移り住んだ若者たちが取り組む酒造り。それはお酒の製造を越えて現地のコミュニティを温め、新しいつながりを育むような活動でした。彼らの豊かなつながりと共に振動するような音楽を鳴らしたい。音とその振動を麹たちに聴かせて、特別なお酒を作るべく企画したのが今作品です。微生物たちがどんな音に反応するのかを想像したり、出来上がったお酒を楽しむ人たちについて思いを馳せながら、音楽家それぞれが楽曲を制作しました。

【haccoba -Craft Sake Brewery- 代表 佐藤太亮よりコメント】
かねてより、酒づくりは「微生物との対話」により行われてきました。微生物たちとより深い対話をするために、今回5名のアーティストに「微生物に聴いてもらう音楽」をつくっていただき、微生物たちと一緒に音楽を聴きながらお酒を醸していきます。つくった音楽の音や振動、醸したお酒の味や香りが、社会にある複雑で大きな「問い」についてカジュアルに対話をするきっかけになることを願っています。

©️D2021©️D2021

 

■『土 -D-』商品概要

D2021の呼びかけで集結した5名のアーティストに「微生物に聴いてもらう音楽」を作曲いただき、発酵の過程で微生物たちと一緒に音楽を聴きながらつくるお酒です。また、制作いただいた音楽をD2021オリジナル楽曲アルバムとしてパッケージ化し、お酒とセットで販売します。今回一般販売に先駆け、5月22日(日)開催のライブイベント『D-composition』では、数量限定で販売します。

  • 販売予定価格:8,800円(税込)
  • 内容量:500ml/ 本(D2021制作のオリジナル楽曲アルバム『土 -D-』付き)
  • 発売日:5月下旬予定
  • 販売チャネル
    • haccobaオンラインストア:https://haccoba.com
    • haccoba店頭販売:10時〜17時(月曜休み)
  • ※追加詳細は後日発表予定

 

【オリジナル楽曲アルバム参加アーティスト(50音順)】

・Gotch
・SubtleControl
・岡田拓郎
・Utena Kobayashi
・Shuta Hiraki

オリジナル楽曲アルバム『土 -D-』オリジナル楽曲アルバム『土 -D-』

■ライブイベント『D-composition』参加アーティストプロフィール(50音順)
▼Utena Kobayashi

⻑野県原村出身。東京在住。
劇伴・広告音楽の制作、スティールパン奏者としてライブサポートやレコーディングに参加。2018年音楽コミュニティレーベル「BINDIVIDUAL」の立ち上げと同時にBlack Boboiを結成。2021年ソロアルバム「6 roads」を絵本とともにリリース。2022年「⻤の右腕」を再結成。

 

▼Gotch

後藤正文。1976年静岡県生まれ。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギター。新しい時代とこれからの社会を考える新聞『THE FUTURE TIMES』の編集⻑を務める。インディーズレーベル『only in dreams』主宰。

▼佐藤優介

福島県浪江町生まれ。ミュージシャン。
2019年に『Kilaak EP』でソロデビュー。2021年に最新シングル『UTOPIA』をリリース。

▼SubtleControl

井上陽介によるソロユニット。
2011年からソロ名義”Subtle Control”として、音源制作、ライブ活動を展開。自身で演奏、録音、ミキシングなども行う。2013年1stアルバム『SUBTLE CONTROL VOL.01』を、2016年2ndアルバム『SUBTLE CONTROLVOL.02』を発表。2021年に『NEOW』をデジタルリリース、MVも公開中。
2022年には、立体音響を駆使した楽曲『Common Sense』をリリース。ソロ活動の他に、2015年から岩城一彦とPeg & Awl を結成し、戦前のトラディショナル・ソングやフォーク、ジャズ、カントリーなどのアメリカ音楽を演奏する。Peg & Awl として2枚のアルバムを発表。近日3枚目をリリースする。
また、地元である京都にて結成されたバンド Turntable Filmsの作詞/作曲/プロデュース/ボーカルギターを務める。2012年1stアルバム『Yellow Yesterday』を発表。2015年2ndアルバム『Small Town Talk』を、2020年には3rdアルバム『Herbier』をonly in dreamsよりリリース。
その他、他アーティストの演奏、編曲、録音、プロデュース、楽曲提供を行うなど精力的に活動の幅を広げている。

 

▼永井玲衣

専門は哲学。学校・企業・寺社・美術館・自治体などで哲学対話を幅広く行っている。D2021メンバー。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)。詩と植物園と念入りな散歩が好き。

▼古川日出男

作家。1966年福島県生まれ。1998年、⻑篇小説『13』でデビュー。『アラビアの夜の種族』『LOVE』『女たち三百人の裏切りの書』といった文学賞受賞作のほか『ベルカ、吠えないのか?』『聖家族』『南無ロックンロール二十一部経』『ミライミライ』『木木木木木木 おおきな森』など著作多数。2021年には東日本大震災から10年目の福島を取材したノンフィクション作品『ゼロエフ』を発表。また初期から継続している朗読活動を中心に他分野の表現者とのコラボレーションの機会も多く、小説執筆にとどまらない多様な文学表現に取り組む。最新作は今年3月に刊行した『曼陀羅華X』。

 

▼Miru Shinoda

yahyelのメンバーとしてサンプラー/プログラミングを担当する傍ら、プロデューサー/DJとしても活動。多数のアーティストへの楽曲提供やアレンジ、リミックスのほか、映画音楽やファッションブランドのルックの音楽まで幅広く手がける。

▼Eucademix(Yuka C. Honda)

EUCADEMIX(ユカデミックス)はチボマット創始者の一人、本田ゆかのエレクトロニクスプロジェクトの一人ユニットの名称である。2020年コロナでのロックダウンを転機としてニューヨーク州のアップステートといわれる田舎に引っ越し、土に触れる機会も多くなり、また騒音の全くない世界に大きく影響を受ける。当地で出逢った意識の高いファーマーや楽器制作者との出会いから新たにアンビエントのソロ活動を始めた。土の中で木の根に生えた菌根がメッセージを伝達するときに言葉を使わないで(脳を通さないで)感情だけを心の言語で伝えているのかもしれない。そのイメージから作った曲達のフォーマットはSensory Music。そしてタイトルは Farm Psychedelia。

▼rokapenis

VJ/映像作家。2000年よりrokapenisとしてVJを始める。BLACK SMOKER RECORDS/world’s end girlfriend /mouse on the keys/ENDONの専属VJ。継続して様々なバンドや音楽家とのコラボレーションやセッションを行う。またミュージックビデオも多数作成。ダンスカンパニーANTIBODIES Collectiveに映像作家として参加。

■株式会社haccobaについて

2021年2月に福島の小高というまちで誕生した酒蔵。「酒づくりをもっと自由に」という思いのもと、ジャンルの垣根を超えた自由な酒づくりを行う。日本酒にクラフトビールの製法をかけ合わせたお酒をメインで展開。かつてのどぶろくづくりにも通ずる、クラフトビールの自由なカルチャーで日本酒を再編集することで、日本酒のフロンティアを切り拓いていく。

 

・会社名:株式会社haccoba(はっこうば)
・代表者:代表取締役 佐藤太亮
・所在地:福島県南相馬市小高区田町2-50-6
・各種リンク
 ・ホームページ・オンラインストア: https://haccoba.com
 ・Twitter: https://twitter.com/haccoba
 ・Facebook: https://www.facebook.com/haccoba
 ・Instagram: https://www.instagram.com/haccoba
 ・LINE: https://page.line.me/184glmhu
 ・note: https://note.com/haccoba

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