被爆ピアノの音にのせて届けたい!唯一の戦争被爆国の日本だからこそ「今、伝えたい歌」があります。

ライフウィズミュージック事務局のプレスリリース

2022年2月22日、東京音楽大学の学生有志が開催した「被爆ピアノコンサート」。平和への願いを込め、フィナーレでお届けした曲は、なかにし礼作詞による平和へのメッセージソング『リメンバー』でした。今回、現下の状況を鑑み、このコンサート音源に英語、ウクライナ語、ロシア語の「歌詞の翻訳」を付け、YouTubeで緊急無料配信いたします。

今年2月22日、東京音楽大学の学生有志と教員が中心になり、平和の尊さを歌やことばで伝える「被爆ピアノコンサート『平和希求~受け継ぐことば・うた~』」を開催いたしました。そしてコンサートのフィナーレでは、出演者全員により、被爆ピアノの音色とともに『リメンバー』を歌い、届けました。

しかし、2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が勃発し、核兵器の使用について言及されるなど、世界平和の実現がより困難となる事態に直面しています。

唯一の戦争被爆国である日本から、そして音楽を学ぶ者として、世界に平和のメッセージを届けたい -その学生たちの想いから、『リメンバー』に英語、ウクライナ語、ロシア語の歌詞の翻訳をつけ、ヒロシマ、ナガサキの悲劇を繰り返さないためにも、いま、全世界に届けたいと思います。

『リメンバー』(英語、ウクライナ語、ロシア語翻訳付き)
 

 

 

 

ウクライナ語翻訳、ロシア語翻訳者からのメッセージ

『この歌には感情が揺さぶられます。核兵器使用を回避するためには多くの人が連帯しなくてはなりません。そのために私たち各々が自らの名前を明かす必要があるでしょう。こうすることで初めてそこに複数のリアルな人間がいることがわかるのです。一人の人間は小さな水滴かもしれません。しかしその水滴が集まって大海になるのです』
Olga Katrine Fossli(ウクライナ語翻訳)

『このようなプロジェクトに、ウクライナの方々、日本人の方々と一緒に、自分の名前を公表する形で参加できることを誇りに思います。この小さな貢献が、ロシアによって実際に行われる可能性のある核兵器使用について、皆さまに考えていただくきっかけになれば幸いです。そしてまた、そのようなことが起きないための方策についても考えるきっかけになればと思います』
Anna Litvinova(ロシア語翻訳)

世界の一人でも多くの方々に『リメンバー』をお届けするために、多くのメディアにご掲載いただき、周知いただけるよう、報道関係者各位のご協力を切に願うところです。また、取材などご要望がありましたら、実行委員会までご連絡をお願いいたします。
 

被爆ピアノ被爆ピアノ

『リメンバー』(英語、ウクライナ語、ロシア語翻訳歌詞付)

作詞:なかにし礼 作曲:鈴木キサブロー 編曲:アベタカヒロ

演奏:Loinging for Peace Ensemble(東京音楽大学学生有志)
ピアノ(被爆ピアノ): 寺嶋陸也
指揮:佐藤洋人

*2022年2月22日東京音楽大学Bスタジオでのライブ配信コンサートでの録音

 

歌詞翻訳:井上勢津(英語)、オルガ・カトリーネ・フォッスリ(ウクライナ語)、アンナ・リトヴィーノヴァ(ロシア語)

レコーディング・エンジニア:今泉徳人(日本アコースティックレコーズ)
ヴィデオ編集:福島優大

配信:「被爆ピアノ平和希求コンサート」実行委員会

 

■『リメンバー』~戦争と核兵器のない世界、平和を希求するメッセージソング
『リメンバー』は平和のメッセージを送り続けてきた作家・作詞家のなかにし礼さんが、チェルノブイリ原発事故で被曝した子どもたちとベラルーシのサナトリウムで出会ったオペラ歌手佐藤しのぶさんの「反戦、平和のメッセージをテーマにした曲を歌いたい」という希望により作り、2013年に発表した曲です。

 

被爆ピアノ被爆ピアノ

被爆ピアノコンサート『平和希求~受け継ぐことば・うた~』
2022年2月22日(火)東京音楽大学池袋キャンパスBスタジオ(ライブ配信)
https://youtu.be/F9__U_6eKG4?t=1803
■制作:「被爆ピアノ平和希求コンサート」実行委員会

(ライフウィズミュージック、社団法人「昭和文化アーカイブス」)
■協力:東京音楽大学、東京音楽大学指揮専攻
■事務局:有限会社ユージンプランニング

【「被爆ピアノ 平和希求コンサート」実行委員会について】
戦後77年、戦争の記憶が⾵化しつつある中、 原爆の被害を受け傷つきながらも奇跡的に生き抜いた「被爆ピアノ」によるパフォーマンスを、ライブ配信(アーカイブ配信あり)で 全国に届けるプロジェクトの実⾏委員会です。委員会は戦争の記憶と昭和に築かれた昭和の⽂化の歴史を記録し、継承する「⼀般社団法⼈昭和⽂化アーカイブス」と 東京⾳楽⼤学で学ぶ学⽣たちの社会的活動を⽀援し、新しい時代の「⾳楽と社会」のあり⽅を追求するプラットフォーム「ライフウィズミュージック」(東京⾳楽⼤学指揮専攻主管)により組織されています。

<プロデューサー>
御⼿洗 志帆(映像ディレクター、⼀般社団法⼈昭和⽂化アーカイブス代表)
<ディレクター>
坂元 勇仁(レコーディングディレクター、東京⾳楽⼤学特任講師)
<コーディネーター>
井上 勢津(ノルウェー政府認定⾳楽療法⼠、東京⾳楽⼤学講師)
直林 広⾼(「道の駅⽇光」指定管理者JV 共同代表)
<公式HP>
「被爆ピアノ平和希求コンサート」 http://life-with-music.net/peace_piano/

【本件に関するお問い合わせ】
「被爆ピアノ平和希求コンサート」実⾏委員会
ディレクター 坂元勇仁、コーディネーター 井上勢津
〒101-0065 東京都千代⽥区⻄神⽥2-4-1(財)東⽅学会11号室
有限会社ユージンプランニング気付
e-mail: peace_piano@life-with-music.net

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