東日本大震災から10年〜11年の被災地を追いかけたWebドキュメンタリー「タイムカプセルプロジェクト」で「漂流ポスト」のエピソードが公開開始

株式会社 Rim Entertainmentのプレスリリース

2022年3月11日に公開されたWebドキュメンタリーシリーズ「タイムカプセルプロジェクト -被災地からの手紙-」に「漂流ポスト」(https://www.timecapsule-project.com/tcp-hyouryupost)のエピソードが新たに追加された。
国際映画祭6冠・世界30箇所で上映された短編映画「漂流ポスト」を監督した清水健斗が引き続き総指揮を担う。

残すべき「時代の記憶」が消えつつある日本。薄れゆく明治・大正・昭和・平成の「記録・記憶・文化・想い」を映像で記録し、令和へ引き継ぐ。それが「タイムカプセルプロジェクト」です。

 

「どうして現在があるのか?どんな未来を作るべきなのか?」
人々にもう一度考えてもらえるきっかけを作り「歴史アーカイブ」を次世代へ残すことが、5年後10年後に繋がる大きな意味を持つ事になるというコンセプトの基、どこにいても映像が見れ、若い世代でも気軽に歴史学習・訴求ができるという観点からWebドキュメンタリーとして制作開始。
2019年に第一弾として「広島被爆体験証言者」を題材にした証言ドキュメントと3DVRを活用した講話体験を、2022年に第二弾として東日本大震災から10〜11年の被災地の現在を追った短編ドキュメントを5本公開した。

【新たに「漂流ポスト-手紙と心の復興-」編が配信開始】

 

漂流ポストとは「手紙を書くことで心に閉じ込められた悲しみが少しでも和らぎ、新たな一歩を踏み出す助けになるなら」という想いから、被災地である岩手県陸前高田市の山奥に建てられた郵便ポスト。当初は東日本大震災で亡くなった人への想いを受け止める為のポストだったが、今では病気や事故など、震災に限らず亡くなってしまった最愛の人に向けた想いを綴った手紙を届ける場所になっており、手紙は同じ境遇の人々にシェアされ心の復興を助けている。
震災から10年過ぎても多くの手紙が届き、その数は約1000通を数える。
本作は、ポストの管理人である赤川氏のインタビューを軸に1000通の手紙が映し出す被災地の心の復興を追いかけた短編ドキュメンタリーになる。

【監督総指揮は引き続き清水健斗、同タイトルの短編映画は国際映画祭6冠を達成】
 

引き続き立案者である映画監督の清水健斗が製作総指揮(企画・プロデュース・取材・監督)を務める。
同タイトルの短編映画「漂流ポスト」はニース国際映画祭フィクション部門外国語短編映画最優秀賞を受賞するなど国際映画祭6冠を獲得、世界30箇所で上映。2020年に劇場公開。2022年6月には全世界配信を予定しており、丁寧な取材・人間の機微を絶妙に引き出す演出・美しい画作りは世界中から評価を受けている。
今回は映画と対になっている作品とも言え、世界の人々の心を揺り動かした「相手を想う気持ち・絆・日常の儚さ」など日本人が東日本大震災で気づかされた「大切なこと」を再認識できる内容になっている。

【清水健斗監督 コメント】

私が東日本大震災の風化防止を映像の力でなんとかしたいと考えるようになり、どうするべきか悩んでいた時に出会ったのが漂流ポストで、私にとって東日本大震災を描き伝えることの原点でもあります。
毎年ポストに通い、手紙の内容を通し、前向きに変化している面といまだに一歩も踏み出すことができない面、両極端になってきている部分が震災10年で表面化してきいると感じています。でも、それはどちらも間違えではないと思っています。大切なのは10年で区切りをつけるのではなく、伝え続け考えてもらうきっかけを提供し、それぞれの答えを導き出すお手伝いをする、それこそが心の復興だと考えています。
本作を通して震災で再認識した、生きていることのありがたさ・命や日常の儚さ・絆と助け合う心・悲しみから立ち上がる勇気。当たり前すぎて忘れがちな人として一番大切な「心」の部分をもう一度感じてもらい考えてもらう手助けになれば幸いです。

【今後は長編ドキュメンタリー映画化を予定】
コロナ禍の影響でストップしている取材分を6月初旬に撮影予定。
HPでショートVerを公開後、未公開部分などを含めて再編集し長編ドキュメンタリー映画として公開する予定です。映画化に向けた取材・制作と同時に、資金調達・スポンサー探しも引き続き行っていきます。

【作品クレジット】
タイムカプセルプロジェクト – 被災地からの手紙 –
HP:https://www.timecapsule-project.com

「漂流ポスト -手紙と心の復興 -」編
https://youtu.be/mPcLPLQkdkA

製作総指揮:清水健斗
制作・配給:株式会社Rim Entertainment
撮影協力:東日本大震災津波伝承館いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル / 一般社団法人ピーカン農業未来研究所
supported by
日本たばこ産業株式会社東北支社北上支店 / 一般社団法人清流会

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