【KAB熊本朝日放送】特別番組「告白、そして僕は~ゆりかごに預けられて~」

KAB熊本朝日放送のプレスリリース

「こうのとりのゆりかご」運用開始から15年。
この春、ひとりの青年が自身の生い立ちを告白し、大きな反響を呼びました。
「ゆりかご」に預けられた命は、つながり、悩み、成長し、
今、新たな一歩を踏み出しています。
このドキュメンタリー番組では青年を通して「ゆりかご」の現在地を探ります。

  • 番組内容

18歳の春、僕は生い立ちを告白しました。

親が育てられない子どもを匿名で受け入れる日本で唯一の施設「こうのとりのゆりかご」。

熊本市にある慈恵病院が設置し、2022年5月10日に運用開始から15年を迎えます。

宮津航一(みやつ・こういち)さんは預けられた子どもの1人です。
告白することを決心したのは、今の姿や声、思いを伝えなければと考えたからです。

「ゆりかごに預けられた後が大切。自分の役割なのかなと思います。」

自分だからこそやらなければと、子ども食堂を立ち上げました。
全ての子どもが幸せであってほしいのです。

託される命があり命が救われた事実がある。預けるに至った様々な親の事情がある。
でも、最も大切なのは預けられる命の幸せなのではないか。

 
「ゆりかご」に預けられ、家族に支えられ育ち、成人となった航一さん。
告白の先へ歩み出します。

  • 制作者コメント

【プロデューサー・報道制作局 土屋孝博】

プロデューサー・土屋孝博プロデューサー・土屋孝博

命を救うとはどういうことでしょうか。「ゆりかご」に預けられた命があることに触れるたびそう感じてきました。預けられた159人の1人、15年前に預けられた宮津航一さんは18歳となり心優しい青年に成長していました。「告白」した人生を知ると、航一さんを迎えた家族の深い愛情や出自への思いを感じます。「ゆりかご」に預けられたそれぞれの命が、今どう過ごしているのか、どう自己を形成しているのか。航一さんが話したように「預けられたその後が大事」です。命を救うとは、その未来も一緒に預かるということではないでしょうか。皆さんと番組を通じ一緒に考えたいと思っています。

【ディレクター・報道制作局 柴田理美】

ディレクター・柴田理美ディレクター・柴田理美

「こうのとりのゆりかごに預けられた」という自身の生い立ちを「告白」することが社会にどう受け止められるのか、航一さんは不安を抱え悩んでいました。それでもカメラの前に立ち「告白」する決心をしたのは、社会に発信するという使命感を感じていたからだと言います。「告白」は大きな反響を呼び、「勇気をもらった」「ゆりかごへの見方が変わった」と多くの声が寄せられました。配信された番組は再生回数200万回を超え今も増え続けています。この社会の反応が航一さんの背中を押しています。航一さんは全ての子どもたちの幸せを願い、更なる一歩を踏み出しました。今回の番組では「告白」のその先も見つめます。
 

  • 放送日時

KAB熊本朝日放送・2022年5月22日(日)16時30分~17時25分

  • 番組公式ホームページ

https://www.kab.co.jp/bokuha/
 

  • 関連動画

航一さんの「告白」を追ったドキュメンタリー番組はこちらからご視聴いただけます。

告白~僕は「ゆりかご」に預けられた【テレメンタリー2022】【KAB 熊本朝日放送】

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