映画『草の響き』本日Blu-ray&DVD発売&レンタル開始!東出昌大・監督・脚本家よりコメント到着!!

株式会社ハピネットのプレスリリース

本日5月11日に『草の響き』Blu-ray&DVDが発売致しました。またレンタル及び配信も開始致しました。
発売&レンタル開始を記念しまして、主演:東出昌大さん・監督:斎藤久志さん・脚本:加瀬仁美さんよりコメントが届いております!

★主演:東出昌大コメント★
人類の長い歴史から見たら、戦争も飢饉もない21世紀の日本で生きる私達に、心を病む理由が存在するのは可笑しいのかも知れません。古には衣食足りて礼節を知ったが、行き過ぎた現代では生きる理由が分からなくなり、自死を選んでしまう人が多くいる現実があります。
人生のどん底に落ちたと自覚した和雄は、それでも這いあがろうと、日夜走り続け、傷めた膝にサポーターを巻き、歯を食い縛りながら走り続けた。函館の冷たい風は火照った身体を冷やし、激しく打ちつける雨は立ち止まる事を許さなかった。走る事で感じられる一つひとつの事象に、生の実感を得ようと必死だった。
明るい映画では無いのかも知れません。
でも日本のどこかで、世界のどこかで、同じように塞ぎ込んでしまいたくなる人の心に、少しでも光が届けばと思い、小説『草の響き』の映画化に寄り添いました。
映画の力は非力かも知れませんが、少しでもあなたの生きていく力になればと、切に思います。
ありがとうございます。
 

★監督:斎藤久志コメント★
東出昌大と「今回は俳優と監督の関係ではなく、共犯で行こうよ」と話したところからこの映画はスタートしました。そこに大東駿介、奈緒が加わってくれました。芝居をするのではなくそこに生きることを目指した作品です。
あえて監督の傲慢さで言わせてもらいます。3人の俳優ともにこの映画がそれぞれ作品歴の中でベストアクトだと思っています。それを見るだけでも一見の価値があると思います。
物語としてだけでなくそれぞれの人生を感じる映画です。函館の町で駆け抜けた僕らの思いが少しでも多くの人に伝われば嬉しいです。

 ★脚本:加瀬仁美コメント★
治ってほしい人がいる。
だけど治らない人もいる。
では治らないことは不幸なのか。
どんな状況でもそれなりの生活の楽しみはあるだろうし、幸せは他人が決めるものではない。
願わくばその瞳に映るのは希望の光であってほしい。
そんなことを考えながらこの本を書きました。

出来上がった映画を観て、東出昌大さん演じる和雄の孤独に何度も涙し、ラストの表情に胸が震えました。
人は人を救えなくても、映画は人を救うことがあります。
この映画が誰かにとっての救いになれたら、こんなに嬉しいことはありません。

  • 『草の響き』作品情報

 

 

公式サイト  https://www.kusanohibiki.com/
公式Twitter https://twitter.com/_kusanohibiki
★『そこのみにて光輝く』などの原作で知られる夭逝の作家・佐藤泰志の函館を舞台にした小説、五度目の映画化!
★黙々と走り続ける主人公を『寝ても覚めても』の東出昌大が熱演、夫を理解しようと努める妻を奈緒が好演!
★光あふれる函館の風景のなかで映像化したのは、斎藤久志監督。『さくら』の石井勲が撮影。

【キャスト】
東出昌大 奈緒 大東駿介
Kaya 林 裕太 三根有葵 利重 剛 クノ真季子/室井 滋
【スタッフ】
■監督:斎藤久志
■原作:佐藤泰志「草の響き」(「きみの鳥はうたえる」所収 河出文庫刊)
■脚本:加瀬仁美
■撮影:石井勲
【ストーリー】
工藤和雄(東出昌大)は、昔からの友人で今は高校の英語教師として働く佐久間研二(大東駿介)に連れられ、病院の精神科へやってくる。和雄は東京で出版社に勤めていたが、徐々に精神のバランスを崩し、妻の工藤純子(奈緒)と共に故郷の函館に帰ってきたばかりだった。精神科で医師の宇野(室井滋)と面談した和雄は、自律神経失調症だと診断され、運動療法として毎日ランニングをするように指示される。

札幌から函館へ引っ越してきた小泉彰(Kaya)は、スケボーで街を走っていく。転校したばかりで、学校ではどこか孤立気味の彰は、同じバスケ部に所属する同級生から、夏になったら海水浴場の近くにある巨大な岩から海へダイビングしてみないかと誘われる。誘いを了承したものの実はカナヅチの彰は、市民プールへ練習しにでかけ、そこで見事な泳ぎをする高田弘斗(林裕太)と出会う。弘斗は以前中学でいじめに遭い、不登校になった経験があるという。弘斗は、泳ぎを教える代わりに自分にスケボーを教えてほしいと頼む。弘斗の姉、恵美(三根有葵)も加わり、3人は人工島「緑の島」の広場で遊ぶようになる。

医師の指示通り、和雄は仕事をしばらく休み、毎日同じ場所を走り始める。少しずつ距離を伸ばしていく和雄だが、走る以外は何もできず、家事をすることも、純子を気遣うこともできない。函館山のロープウェイで案内スタッフとして働く純子は、黙々と走る夫と、愛犬ニコとともにどうにか生活を続けていた。東京出身の純子には、夫とその両親以外、函館には頼れる人が誰もいない。

広場で花火をする彰たち。その周囲を走る和雄に気づき、彰と弘斗は追いかけるように走り出す。すぐに脱落してしまう弘斗をよそに、彰は必死で和雄と並んで走り続ける。この日を境に、3人は時々一緒に走るようになる…。

  • 『草の響き』Blu-ray&DVD商品情報

【発売日】好評発売中
【価格】Blu-ray:5,280円(税込)、DVD:4,290円(税込)
【特典】予告集 
※画像はBlu-rayになります。
※好評レンタル中
※好評配信中

発売・販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
(C)2021 HAKODATE CINEMA IRIS

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。