一般財団法人NBAバレエ団のプレスリリース
ローザンヌ国際バレエコンクール優勝の経歴をもつ二山治雄[現フリー・元パリ・オペラ座契約団員]をゲストに迎え、NBAバレエ団が2022年7月9日-10日、新国立劇場中劇場にて「ラ・フィユ・マル・ガルデ」を上演。
NBAバレエ団が2022年7月9日(土)-10日(日)に新国立劇場中劇場で「ラ・フィユ・マル・ガルデ」を上演します。NBAバレエ団が「ラ・フィユ・マル・ガルデ」を上演するのは2010年以来で、12年ぶりの再演となります。同時上演は「ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第一番」。
9日(土)13:00、10日(日)14:00の回のリーズは勅使河原綾乃、コーラスは二山治雄、9日(土)17:30の回のリーズは野久保奈央、コーラスは新井悠汰。
「ラ・フィユ・マル・ガルデ」は「ジゼル」と並び世界最古の古典バレエと言われており、のどかなフランスの農村を舞台に繰り広げられる、リーズとその恋人コーラスの楽しい恋模様を描いた作品です。
日本ではアシュトン振付の作品が有名ですが、NBAバレエ団が上演するのは、1940年にABT(アメリカンバレエシアター)設立の旗揚げ公演で、古典の再演として上演されたニジンスカ版です。
ニジンスカ版は身近な人間感情を余すところなく豊かに表現した作品と言われており、日本ではNBAバレエ団だけが上演しています。
ゲストの二山治雄は2014年のローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した後、パリ・オペラ座契約団員となり現在はフリーとして様々な舞台で活躍しています。NBAバレエ団とは2016年の「Stars and Stripes」に出演して以来、6年ぶりの共演となります。
今回の共演にあたり、二山治雄からのメッセージです。
「文化芸術に対する新型コロナウイルスの影響もまだ色濃く残しているなか、そしてロシアによるウクライナ侵攻の問題が影を落とすなか、少しでも多くの方々に喜んでいただけるよう頑張ります!是非劇場まで足をお運びください。」
二山治雄の相手役リーズは勅使河原綾乃。9日(土)17:30の回のリーズ役、野久保奈央とコーラス役、新井悠汰とともに注目の若手実力派です。
ダンサー達の高い技術と身体能力の高さが目に焼き付いて、きっと忘れられない舞台となることでしょう。
- 公演概要
【公演名】NBAバレエ団『ラ・フィユ・マル・ガルデ』
【公演日】
7月 9日(土) 13:00開演(開場12:15)
7月 9日(土) 17:30開演(開場16:45)
7月10日(日) 14:00開演(開場13:15)
【場所】 新国立劇場 中劇場
- チケット
【料金】
S席:12,000円 A席:9,000円 学生席(U25):3,000円(税込)
※3歳未満の入場はご遠慮ください。
【チケット取り扱い】好評発売中!
●NBAバレエ団
https://nbaballet.org/performance/buy-tickets/
04-2937-4931(月~金9:00~17:00)
●チケットぴあ
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2211501
0570-02-9999 (Pコード:512-000)
●イープラス
https://eplus.jp/sf/word/0000034622
- 「ラ・フィユ・マル・ガルデ」あらすじ
未亡人シモーヌは一人娘のリーズが良い結婚が出来るようにお金持ちの農園夫トーマスの息子アランと結婚させようと必死!
アランは純真無垢な性格だが、ちょっと冴えない若者でリーズに一生懸命アピールしてもみんなの笑い者になってしまう。 一方でリーズはすでにハンサムな村人のコーラスと恋仲で、母の言う事は絶対に聞かない! と決心は固い。
シモーヌはリーズとコーラスが仲良く踊る姿を見て怒り心頭となりコーラスを追い払ってリーズを叱り、アランとの結婚を約束するまでリーズとコーラスを会わせようとしない。 しかし、コーラスは麦の束に隠れてリーズの家に忍び込み、リーズとの将来を夢見て仲良く踊る。
一方、親たちによってリーズとアランの結婚が取り決められようとしている。 アランはリーズの寝室のドアを開けて彼女を迎えに行くが、そこにはリーズとコーラスが! この状態を見たシモーヌも、ついにアランと結婚させることを諦め、リーズとコーラスは皆に祝福され結ばれる。
- 二山治雄
白鳥バレエ学園にて塚田たまゑ・みほりに師事
2014 年第42 回ローザンヌ国際バレエコンクール第1位、YAGP NY決戦シニア男性部門第 1 位ローザンヌ国際バレエコンクールのスカラシップでサンフランシスコ・バレエスクール トレイニー・プログラムに留学。
2016年ワシントンバレエ団スタジオカンパニーに入団。
2017〜2020パリ・オペラ座バレエ団契約団員として入団する。アブダビ、シンガポール、上海ツアーにも参加。
2019年パリ・オペラ座バレエ団外部オーディション1位
- 久保紘一 [NBAバレエ団芸術監督]
16歳で世界最高峰のモスクワ国際バレエコンクールにてトップの成績を獲得。
ボストンバレエ団のゲストダンサーなどを経てコロラドバレエ団のプリンシパルとして迎えられ、以降20年間にわたって同バレエ団でプリンシパルとして活躍した。2010年にコロラドバレエ団を退団後、2012年NBAバレエ団の芸術監督に就任。次々と意欲的作品を発表し日本のバレエ界にて注目され、2015年NBAバレエ団の数々の公演の成果により文化庁芸術祭新人賞を受賞。
- NBAバレエ団について
1993年発足した埼玉で唯一のバレエ団。コロラドバレエ団プリンシパルとして活躍した久保紘一が芸術監督を務める。年間を通じて首都圏で公演を主催し、2014年「ドラキュラ」日本初演、2018年「海賊」(新垣隆一部作曲・編曲)、2019年久保紘一版「白鳥の湖」、2021年ヨハン・コボー振付「シンデレラ」世界初演など斬新な企画で高い評価を受けている。また、毎年1月の「NBA全国バレエコンクール」は“世界に羽ばたく若きバレリーナの育成”を目標として開催。ローザンヌ国際バレエコンクールなどで優秀な成績をおさめるバレリーナを数多く輩出している。最近では映画「翔んで埼玉」に男性ダンサーが出演するなど幅広い活動で注目を集める。
「ラ・フィユ・マル・ガルデ」
原振付:ジャン・ドーベルヴァル、ブロニスラヴァ・ニジンスカ
音楽:ぺーテル・リュドウィヒ・ヘルテル
「ブルッフヴァイオリン協奏曲第一番」
振付:クラーク・ティペット
音楽:マックス・ブルッフ
主催:一般財団法人NBAバレエ団