カルチャヴィル合同会社のプレスリリース
6/2(木)の夜、ヒューマントラストシネマ渋谷で6/17(金)から全国公開する『ショーシャンクの空に』4Kデジタルリマスター版の先行上映とトークイベントが実施されました。
6月17日(金)からの洋画史上絶大的な人気を誇る『ショーシャンクの空に』が、色鮮やかな4Kデジタルリマスター素材でスクリーンへ甦ります。
昨日6/2(木)の夜に先行上映イベントがヒューマントラシストシネマ渋谷で実施されました。映画ライターのよしひろまさみち氏と近著『映画早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形』で話題の編集者・稲田豊史氏が本編上映後のトークイベントに登壇しました。
映画通のお二人のトークは映画についての小ネタが満載で、観客からも「へー」と驚く声や相槌が上がりました。観客の中には先日のテレビ放映で本作を観て、そして映画館でも再見しに駆けつけてくれた方もいらっしゃり、映画館ではノーカットの本編142分をじっくり堪能しました。
本作は一寸の無駄がないストーリー展開ですが、実は原作本との違いが多く、トークイベントの前半ではその違いをいくつか紹介しました。例えば、身長195cmの大柄な俳優ティム・ロビンスが演じた主人公アンディは原作では小男という設定だとか、レッドは原作ではアイルランド系白人ということで当時撮影前の候補俳優はロバート・レッドフォードやハリソン・フォードなど白人俳優が主だったメンバーだったところ、監督フランク・ダラボンだけはモーガン・フリーマンを最初から一推しにしていたとなど、映画ファンとしては興味深い話がたくさん出ました。なお、原作者スティーヴン・キング氏にとって、自分の原作の映画化作品トップツーは本作と『スタンド・バイ・ミー』でどちらも“−恐怖の四季–”という中編集(それぞれ春夏編と秋冬編)に収録されている短い話を映画化したもので、つまりは「原作ももちろん面白いのだけど、この映画は、脚色が本当に秀逸で一分一秒の無駄なシーンがない完璧なまでの映画」だと稲田氏は評価しました。
「なんで本作は日本人にこんなにウケるのか」という点についても、「不言実行の主人公の姿が日本人的には美徳として捉えられた」といった分析や、「今、本作を観る意味」については、最近の社会で“無駄なものは不要、いかに効率的に生きるかが有能”という考えが持て囃される風潮がある中、実は銀行マンという実務派の主人公が刑務所内で音楽や本などの文化の大切さを啓蒙する姿には、あらためて心の豊さといった大切なものを気づかせてくれる」といった意見も出ました。
なお、よしひろまさみち氏は先日ちょうど映画館の大スクリーンで本作の予告編をご覧になって、映像の深みに驚いたとのこと。そして調べたところ、今回の4Kデジタルリマスター版の制作には監督フランク・ダラボンだけでなく撮影監督のロジャー・ディーキンスもスーパーヴァイザーとして関わったという事実に、「だからあの奥行きのある色が出てるのね」と納得していました。
圧倒的に綺麗な映像で生まれ変わった名作『ショーシャンクの空に』4Kデジタルリマスター版は6月17日より全国公開です。ぜひ映画館のスクリーンで味わってください。
なお、イベントの模様は以下youtubeでご覧いただけます。
よしひろまさみち プロフィール
1972年、東京都新宿区生まれ。映画ライター。音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社刊)で編集・執筆のほか、インタビューやレビュー記事を多くの媒体で連載。日本テレビ系『スッキリ!!』の映画紹介を担当しているほか、テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介やインタビューなどを担当。
稲田豊史 プロフィール
1974年愛知県生まれ。ライター、コラムニスト、編集者。映画配給会社勤務ののち、出版社でDVD業界誌の編集長、書籍編集者を経て独立。近著に『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形』『オトメゴコロスタディーズ フィクションから学ぶ現代女子事情』がある。
【公開情報】
公開日:2022/6/17(金)より全国順次公開
公開劇場・各劇場公開開始日
(*は4Kスクリーンがある劇場ですが、4K上映かは劇場にお問い合わせください)
[北海道]シアターキノ 7/30(土)
イオンシネマ釧路 6/17(金)
シネマ・トーラス 順次公開
[岩手]盛岡中央映画劇場 順次公開
[宮城]*イオンシネマ新利府 6/17(金)
[山形]イオンシネマ天童 6/17(金)
[福島]まちポレいわき 7/1(金)
[新潟]シネ・ウインド 順次公開
[東京]
*新宿ピカデリー 6/17(金)
*グランドシネマサンシャイン 池袋 6/17(金)
ヒューマントラストシネマ渋谷 6/17(金)
ヒューマントラストシネマ有楽町 6/17(金)
MOVIX昭島 6/17(金)
イオンシネマむさし村山 6/17(金)
イオンシネマ日の出 6/17(金)
立川シネマシティ 順次公開
[埼玉]MOVIX三郷 6/17(金)
イオンシネマ春日部 6/17(金)
[茨城]イオンシネマ守谷 6/17(金)
シネマサンライズ 順次公開
[栃木]小山シネマロブレ 9/9(金)
宇都宮ヒカリ座 9/30(金)
[群馬]イオンシネマ太田 6/17(金)
前橋シネマハウス 順次公開
[千葉]MOVIX柏の葉 6/17(金)
*シネマイクスピアリ 順次公開
[神奈川]
*横須賀HUMAXシネマズ 6/17(金)
イオンシネマ座間 6/17(金)
横浜 シネマリン 7/1(金)
kino cinéma横浜 7/22(金)
あつぎのえいがかんkiki 順次公開
[石川]*イオンシネマ白山 6/24(金)
[長野]アイシティシネマ 順次公開
[富山]JMAX THEATERとやま 8/26(金)
[静岡]シネ・ギャラリー 7/22(金)
[愛知]ミッドランドスクエアシネマ 6/17(金)
MOVIX三好 6/17(金)
イオンシネマ名古屋茶屋 6/17(金)
*イオンシネマ長久手 6/17(金)
イオンシネマ常滑 6/17(金)
イオンシネマ豊田KiTARA 6/17(金)
[三重]*イオンシネマ津南 6/17(金)
*イオンシネマ東員 6/17(金)
*イオンシネマ桑名 6/17(金)
[京都]MOVIX京都 6/17(金)
[大阪]なんばパークスシネマ 6/17(金)
*イオンシネマ シアタス心斎橋 6/17(金)
MOVIX堺 6/17(金)
MOVIX八尾 6/17(金)
[兵庫]kino cinéma神戸国際 6/17(金)
MOVIXあまがさき 6/17(金)
[広島]サロンシネマ 順次公開
[和歌山]イオンシネマ和歌山 6/17(金)
[徳島]ufotable CINEMA 順次公開
[岡山]シネマ・クレール丸の内 順次公開
[高知]高知あたご劇場 6/18(土)
[愛媛]イオンシネマ今治新都市 6/24(金)
[福岡]*イオンシネマ福岡 6/17(金)
イオンシネマ大野城 6/17(金)
kino cinéma天神 順次公開
[佐賀]THEATER ENYA 順次公開
[大分]シネマ5 順次公開
[熊本]*熊本ピカデリー 6/17(金)
[宮崎]宮崎キネマ館
[鹿児島]*シネマサンシャイン姶良 7/8(金)
[沖縄]桜坂劇場
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【作品基本情報】
1994年/アメリカ/カラー
上映時間:142分
映倫:「G」区分
監督・脚本:フランク・ダラボン
原作:スティーヴン・キング(「刑務所のリタ・ヘイワース」)
製作:ニキ・マーヴィン
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン(★アカデミー賞主演男優賞ノミネート)、ボブ・ガントン、クランシー・ブラウン
※第67回アカデミー賞 作品賞(ニキ・マーヴィン)、主演男優賞(モーガン・フリーマン)、脚色賞(フランク・ダラボン)、撮影賞(ロジャー・ディーキンス)、編集賞(リチャード・フランシス=ブルース)、録音賞、作曲賞(トーマス・ニューマン)にノミネート
上映素材:DCP(今回の上映のために新たな4Kデジタルリマスター素材を製造)
映画情報HP: https://www.culture-ville.jp/shawshank4k
【原作本情報】
本映画の原作「刑務所のリタ・ヘイワース」 を収録する「ゴールデンボーイ–恐怖の四季 春夏編−」は全国の書店で販売中(※一部の書店では公開情報の帯付きにて販売)
書名: ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編―
著者名:スティーヴン・キング
訳者:浅倉久志
発売日:1988/3/3
出版社:新潮社 新潮文庫刊
書籍公式サイト: https://www.shinchosha.co.jp/book/219312/
【映画公開についてのお問い合わせ】 配給・宣伝 カルチャヴィル MAIL: info@culture-ville.jp