この秋、長野県で“松本産”の演劇的お祭り「FESTA松本2022」開催決定!

株式会社キョードーメディアスのプレスリリース

この秋、長野松本産”の演劇的お祭りFESTA松本2022」開催決定!
 

10月1日(土)から10日(月・祝)までの10日間にわたって、「FESTA 松本2022」の開催が決定した。「FESTA 松本」は、まつもと市民芸術館の総監督である串田和美氏が、かねてから構想していた演劇やダンスなどを集めた演劇祭を、自ら総合ディレクターとして2021年に長野県松本市で立ち上げた新たな演劇的フェスティバル。パフォーマンスを日常的なものとして楽しんでほしいという串田氏の願いもあり、まつもと市民芸術館を主会場にして、市街地を一つの劇場に見立てて行われる。第2回となる今年も、俳優、ミュージシャン、ダンサーらが集結。演劇を中心に多彩な公演が予定されている。

昨年開催された「FESTA 松本2021」を体感した朝日新聞の山口宏子記者は、FESTAでの驚きと感動をこのように綴っている。

「松本で新たに舞台芸術祭を始めると聞いた時は驚いた。よりによって、この時期に!? でも、串田和美・総合ディレクターの「宣言」を読み、なるほどと思った。〈“お祭り”とは決して社会が安泰で裕福な時だけのものではない。困難な時にこそ、祈りを込め、先の生き方を見つけ出すために行うのが本来の役割ではないか〉。この言葉に誘われて、週末、「特急あずさ」に乗った。
劇場では、トップレベルのコンテンポラリーダンスを子どもたちと一緒に観るという新鮮な体験をし、想像力を刺激する「TCアルプ」の演劇やcobaのコンサートを味わう。街中でも、商店街やカフェ、河原や橋の上で様々なパフォーマンスに出会った。合間に食事やお茶、街歩きも楽しみ、締めくくりは「あがたの森」で風や緑や夜の暗さを感じながら、串田の一人芝居『月夜のファウスト』を。気がつけば、マスクの下で縮こまっていた心と体が伸び伸びし、松本という街への親しみが増している。そんな2日間だった」
(以上、FESTA松本HPより)

そして、串田和美氏(まつもと市民芸術館 総監督)からもコメントが寄せられた。
 

「昨年(2021年)に立ち上げた《FESTA松本》は、FESTA=お祭りというものは、我々が災難に見舞われ、あらゆる営みが困難な時にこそ平和を願い、生きる勇気を求めて行われるものであるという思いから計画し、大勢の方々の協力によって成功裡に行われました。
そして、演劇というものをもっと広い意味で捉え、劇場の中だけで行われるものだけではなく、街中のあらゆる空間、人々のさまざまな時空の中で不意に現れる、喜ばしい事件でありたいという願いを込めました。
今年の《FESTA松本》は昨年以上に多くの市民の方々と一緒になって作り上げる“松本産”の演劇的お祭りになることを目指したいと思っています。

今回の《FESTA松本》では僕のライフワークとも言える『スカパン』をはじめ、長塚圭史さん演出の『夜の女たち』、初参加の劇団た組・加藤拓也さん演出の『ドードーが落下する』、僕の同志であったGrass919の大森博史さん演出『ミッツアロのカラス』、TCアルプ出演の千葉哲也さん演出作品、さらに僕の構成演出オムニバス『バッタの夕食会』、子ども達も一緒に楽しむもの、その他街中のどこかに出現する小さな演劇、ダンス、音楽、サーカスチックなパフォーマンス、展示企画、楽しいシンポジウム、名付けようもないものetc。ただいま計画中です。ぜひ多くの市民の方々の積極的参加をお願いいたします!」       (以上、串田氏コメント)

串田氏の言葉通り、演劇などの芸術を通して、松本市の魅力も存分に感じられるお祭りになりそうだ。

【概要】
開催名:FESTA松本2022(フェスタまつもと2022)
日 程:10月1日(土)~10月10日(月・祝)
会 場:まつもと市民芸術館、信毎メディアガーデン、上土劇場ほか
主 催:(一財)松本市芸術文化振興財団
企画制作:まつもと市民芸術館 TCアルプ
総合ディレクター:串田和美(まつもと市民芸術館 総監督)

公式ホームページ https://festamatsumoto.com
お問い合わせ:まつもと市民芸術館 TEL.0263-33-3800  
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 FESTA松本2021『月夜のファウスト』より 撮影:山田毅

 

 

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