DHLジャパン株式会社のプレスリリース
2022年7月12日 ドイツ、ボン発:音楽アーティストによるワールド・ツアーには、入念な準備や複雑なロジスティクスが不可欠です。今回コールドプレイ(Coldplay)はこの複雑さに加えて、「Music Of The Spheres Tour」(ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ・ツアー)を可能な限り地球環境に配慮したサステナブルなものにするため、CO2排出量を50%以上削減するという野心的な目標を設定しました。DHLは、持続可能な輸送とロジスティクス分野におけるパイオニアとして、その幅広い専門知識でバンドのワールド・ツアーサポートします。
「業界リーダーとして変化をリードするだけでなく、様々な企業やブランドを鼓舞し、持続可能なソリューションを促進することが当社の責任です。コールドプレイがDHLを、この変革の道のりのパートナーに選んでくれたことを光栄に思うと同時に、嬉しく思います」と、ドイツポストDHLグループのコーポレートコミュニケーション・サステナビリティ・ブランド担当上級副社長のモニカ・シャラーは述べています。
DHLの専門知識とサステナビリティ・ソリューション
コールドプレイが今回のツアーでDHLをロジスティクスパートナーとして選択した理由は、持続可能なロジスティクスソリューションに関する豊富な専門知識にあります。世界を代表するロジスティクスプロバイダーとして、DHLは、CO2排出量削減のための多面的なアプローチで、コールドプレイの取り組み、特に持続可能な輸送の実現をサポートしていきます。
DHLの「GoGreen Plusサービス」は、サプライチェーン全体を通じて、物流に関わるCO2排出量や、その他の環境への影響を最小限に抑えるための一連のソリューションをお客様に提供します。先進的なバイオ燃料の使用により海上輸送および航空輸送でのCO2排出量を削減します。陸上輸送では、電気自動車やバイオLNG(有機廃棄物から作られた液化天然ガス)を燃料とするトラックなど、様々な輸送車を活用します。サプライチェーンのその他の部分は、ライフサイクルCO2排出量の完全な埋め合わせ、つまり残りの炭素排出量の引き下げと相殺によりカーボンニュートラルとなります。DHLは、自社のサービスによるCO2排出量の削減を、透明性をもってお客様に還元することができます。
環境に配慮したツアーの新モデル
DHLがけん引する持続可能な物流における革新的な取り組み以外にも、コールドプレイは、同ツアーを可能な限り低炭素で環境に優しいものにするために、様々な取り組みを導入します。全公演において、再生可能エネルギー(風力や太陽光など)と再生可能な認定バイオディーゼルを組み合わせて電力を供給するほか、スタジアムには、最先端のキネティック(運動エネルギー)・フロアやパワーバイクを通じて、ファン自らが作り出すエネルギーを活用します。
さらにコールドプレイは、チケット1枚の販売につき1本の木を植え、様々なカーボンオフセットへの投資を通じて、ツアーで発生する以上のCO2を排出しないことを約束しました。
DHLとコールドプレイの共通の願いは、Music Of The Spheres Tourが他のアーティストにとっての先進事例となり、ライブ音楽業界にとって超低炭素で持続可能な未来の実現を牽引することです。
DHLは、2050年までのネットゼロエミッション達成を目指したサステナビリティ戦略(「Mission 2050」)に沿って、ロジスティクスセクター全体の脱炭素化を実現するための持続可能なロジスティクスソリューションに取り組んでいます。ドイツポストDHLグループは、2030年に向けた中期的なサステナビリティロードマップのなかで、燃料需要の少なくとも30%を持続可能な燃料で賄うというサブターゲットの達成に取り組んでいます。パリ協定に基づきCO2排出量を削減するため、グループは2030年までに70億ユーロを持続可能な燃料とクリーンテクノロジーに投資する予定です。
可能な限りサステナブルにするという誓いを立てたコールドプレイのツアー
コールドプレイの共同経営者であるフィル・ハーヴェイは、次のように述べています。「このツアーを発表したとき、私たちは前回のツアーと比較して、CO2排出量の50%以上の削減を約束しました。 これは、このビジョンを共有し、その実現に必要なリソースを惜しみなく投入してくれるツアーパートナーがあって初めて可能となります。専門知識と持続可能なロジスティクスへの投資を通じて、ツアーの輸送にかかる排出量を最小限に抑えるサポートを提供してくれるDHLに感謝します」と述べています。