動画配信サービスが拡大する中、専門チャンネルが果たす役割とその魅力とは?     全米ネットワークが制作する海外ドラマが人気の理由

株式会社スーパーネットワークのプレスリリース

動画配信サービスが急拡大しテレビからシフトしている中でも、BS・CSの専門チャンネルを視聴する層も多く存在します。今回は、特に海外ドラマ専門チャンネルの存在意義はどこにあるのか。また視聴者を惹きつけるその魅力について、3つの視点からご紹介します。

1)テレビを視聴する楽しさを知る世代
テレビ離れと言われるが、実は専門チャンネルへの加入が増えている層がある。子育てを終えて、自分の好きな趣味に時間とお金をかけられるようになった、主に50代の人たちだ。彼らが育った時代は、生活の中心(リビング)にテレビがあり、食事をしながら、家事をしながら、当たり前にテレビがある生活に慣れ親しんできた。しかし、今の地上波はティーンや若い層向けの番組が多く、その世代にとってあまり見たい番組がない。一方、動画配信だとコンテンツが多すぎて選びきれないし、リビング視聴に向かない過激な内容のものもある。家族でゆっくりとテレビを楽しみたいという「安心感」を求めるニーズは今も確実に存在しており、その受け皿となっているのが専門チャンネルなのだ。

2)米ネットワーク作品を中心に良作を厳選
専門チャンネルの良さは、好きなジャンルだけを存分に楽しめること。では専門チャンネルで見る海外ドラマの魅力とは何か。それはアメリカの地上波で放送しているネットワーク制作の良質な番組を中心に、面白いドラマを厳選してくれる「信頼感」に他ならない。

それを説明する前に、アメリカのテレビ界の現状を紹介しておこう。アメリカでは、地上波、ケーブル局、動画配信サービスが競い合い、2010年代からドラマの製作本数が飛躍的に増加。現在は10年前の約2倍となる500作以上が製作されているという。この製作ラッシュを牽引したのはまずケーブル局で、HBOに代表されるセックスや暴力を売りにした作品で勢力を伸ばした。次に近年急伸したのがNetflixやアマゾンプライムビデオといった動画配信で、オリジナルシリーズを強化して、エッジの効いたテーマや野心的な作風で若者層を取り込んでいる。一方、CBS、NBCといった地上波の4大ネットワークは万人向けの長寿人気シリーズを中心に、製作本数は年間150作程度と10年ほど前とそれほど変わっていない。一口に海外ドラマと言っても、実は3種類が混在して日本に紹介されている。

そして専門チャンネルが扱う作品は、ネットワークの作品が多いのが特徴。スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメの人気番組を見ても、「ブラックリスト」はNBCで2013年から放送されており、シーズン10の製作も決定。「NCIS ネイビー犯罪捜査班」はCBSの看板番組として今年シーズン20を迎えた。「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」「NCIS: ニューオーリンズ」に続く、3番目のスピンオフ「NCIS: ハワイ」の日本での放送も始まる。次回の展開を予想しながら週1で見る視聴スタイルは、早送り視聴やイッキ見とは対極にあるテレビならではの楽しみ方であり、ネットワーク制作のドラマの強みだ。その人気番組を中心に厳選して編成されたラインアップが専門チャンネルの特徴であり、信頼感や安心感に繋がっている。

3)好きにならずにいられないキャラクター
ネットワークのドラマの面白さはどこから生まれるのか。分かりやすく言えば、ネットワークの作品は徹底的な「視聴者本位」で作られているからだ。毎週の放送枠が限られている地上波では、製作本数があまり変わってないことからも分かるように、豊富な企画の中から選りすぐられた作品を放送し続ける仕組みが長年にわたって機能している。パイロット版で反響を探り、1話400万ドル以上といわれる圧倒的な制作費をかけて作品を製作。放送が始まってからも、視聴者の反応を見ながら脚本やキャストの変更を頻繁に繰り返す。視聴者が見たいものを、徹底的に突き詰めるのがネットワークの手法だ。

なかでも重視するのが、主人公をはじめとするキャラクターを練り上げること。ネットワークのヒット作の登場人物は、いずれも強烈な個性の持ち主だ。NBCの「ブラックリスト」が長く人気を保っているのも、ジェームズ・スペイダーが扮する悪役主人公レイモンド・”レッド”レディトンの正体から目を離せないから。CBSの「NCIS」シリーズでは捜査班チームの各キャラクターそれぞれに熱いファンが付いて、成長を見守っている。「NCIS: ハワイ」では初の女性リーダーも登場する。好きにならずにいられないキャラクターたちがいるからこそ、視聴者は長く見続けられるし、より濃いファンになっていく。

こうした視聴者本位の地上波のドラマ作りと異なるのがケーブル局や動画配信のドラマ。作り手に主導権を渡し、自由につくらせる「クリエイター本位」の手法だ。当然、野心的なテーマや型破りな表現が多くなり、賞レースでは高く評価される一方、刺激が強すぎたり、誰が見ても面白いとは言いがたい作品も多々生まれる。

それぞれに長所や短所があるので、まずはそこを踏まえて自分にあった作品を選ぶのが大事だろう。そしてリビング視聴に慣れ親しんだテレビ世代にとって、キャラクターに共感しながら安心して楽しめるネットワーク制作のドラマとの相性はきめてよいはず。その案内役として、専門チャンネルが果たす役割や存在意義は大きい。

【スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメで独占日本初放送 「NCIS: ハワイ」とは】
シーズン20の更新も決定し、世界で最も成功したTV シリーズとして人気を誇る「NCIS ネイビー犯罪捜査班」。そんな大人気テレビシリーズの4番目となるフランチャイズの最新シリーズが「NCIS: ハワイ」。初の女性主人公や、ハワイが舞台であることなどから全米で大きな話題となり、全米ネットワーク局のCBSで2021年9月20日に放送された第1話の視聴者数はなんと約658万人となり、録画視聴も含めると驚異の約930万人という数字をたたき出した。「NCIS: ハワイ」は、常夏のハワイを舞台にNCIS チームが海軍をめぐる事件や国家安全保障に関わる事件の解決に奔走する姿が描かれる。

©2022 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.©2022 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.

 

【放送情報】

「NCIS: ハワイ」7/18(月・祝)22:00より独占日本初放送

【二カ国語版】 毎週月曜日22:00 ほか  
【字幕版】 毎週月曜日24:00 ほか

<データ>2021 年~現在放送中/アメリカ
二カ国語版&字幕版・5.1chサラウンド※/60分/全22話/HD作品
©2022 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.
作品ページ:http://www.superdramatv.com/lineup/SNN000007121.html
【製作総指揮】
マット・ボザック、ジャン・ナッシュ、クリストファー・シルバー、ラリー・テン
【キャスト】
ジェーン・テナント:ヴァネッサ・ラシェイ/声:水樹奈々
カイ・ホルマン:アレックス・タラント/声:森永友基
ジェシー・ブーン:ノア・ミルズ/声:神尾佑
ルーシー・タラ:ヤスミン・アル=ブスタミ/声:潘めぐみ
アーニー・マリク:ジェイソン・アントゥーン/声:山本満太
ケイト・ウィスラー:トリ・アンダーソン/声:川﨑芽衣子
※5.1chサラウンド・・・スカパー!、スカパー!プレミアム、JDS HD、JC-HITS、オプテージ、ひかりTV HDのみ(一部CATVではステレオ放送)

スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメ は、株式会社スーパーネットワーク(代表取締役社長 髙橋 宏昭/東京都 赤坂)が運営している日本最大の海外ドラマの専門チャンネルです(視聴可能世帯数:全国7,591,100世帯/2022年3月末現在)。スカパー!、スカパー!プレミアムサービス、全国のケーブルテレビ、ブロードバンドTVで視聴することができます。
「NCIS: ハワイ」の独占日本初放送を記念して、7月は人気のNCISの全シリーズ「NCIS ネイビー犯罪捜査班」、「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」、「NCIS: ニューオーリンズ」を一挙放送するほか、大ヒットドラマ「ブラックリスト」、「S.W.A.T.」「CSI: ベガス」など、最新の超人気ドラマを集めて放送しています。
www.superdramatv.com

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