肝炎対策特別大使の伍代 夏子氏が岡崎市を訪問

知って、肝炎プロジェクト・健康一番プロジェクトのプレスリリース

 「知って、肝炎プロジェクト」は、2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しております。
 この度7月17日(日)に、「知って、肝炎プロジェクト」肝炎対策特別大使を務める伍代 夏子氏が愛知県岡崎市を訪問しました。岡崎市の皆さんに、「特に若い世代の方は、自分はまだ大丈夫と思っている方が多いのですが、年齢に関係なく肝炎になってしまう可能性があります。是非、市の制度である無料検査を利用したり、健康診断の時のタイミングで肝炎ウイルス検査を受けてください。早期発見・早期治療のために積極的な行動をお願いいたします。」と呼びかけました。

■「早期発見・早期治療のために、積極的な行動を」
 伍代氏は岡崎市の中根市長、健康推進課の青山氏と懇談を行いました。中根市長は市の肝炎対策について聞かれると、「検査対象の年齢となる40歳を迎える方には、毎年受診券を配布しています。併せて、市民の皆様が受ける健康診査は様々な受診方法を設けています。
 例えば、市の中心地から遠い方も受診しやすいように各市民センター等へ出張する検診や、かかりつけ医のところで受診できる健康診査と合わせて肝炎ウイルス検査も受診できるような環境を用意しています。」と市として検査体制を整えていることを話しました。

 検査体制の拡充を進める岡崎市ですが、一方で、まだ取り組まなければならない課題も残るといいます。青山氏は「受診券を受け取っていても、実際に検査を受けるに至らない方や、検査を受けた方でもその後の治療が継続的にできていない方がいます。この課題に向き合うために、岡崎市では、肝炎ウイルス陽性者の方に、年に一度調査票を送り、受診状況や服薬状況について伺うといったフォローアップを行っています。」と、施策をより強固なものとするために取り組んでいることを伝えました。

■「薬での治療を行うためにも、早期発見が大事です」
 自身もC型肝炎ウイルスの診断を受け、克服した過去がある伍代氏は、検査を受けたタイミングについて聞かれると、「健康診断を受けた際に、肝臓の機能が少し低下しているので、念のために精密検査を受けたのがきっかけです。検査の結果、肝炎ウイルスが体内にいることがわかりました。これから検査を受けて、もし肝炎ウイルスが見つかった場合でも、薬で治療ができるので安心してください。このような治療を受けるためには、肝炎ウイルスを早期発見しなくてはなりませんので、肝炎ウイルス検査を受けることが重要なんです。」と、検査の重要性を改めて呼びかけました。
 

■「自覚症状が無いうちから積極的に行動を」
 記者から「肝炎ウイルスが見つかった時は、体から何か体調不良のサインは出ていましたか?」と聞かれると、伍代氏は「少し体がだるいなと思ったことはありましたが、そのだるさが病気によるものなのか、疲れから来るものなのかは分かりませんでした。今思うと当時は疲れだと思って、“このくらいで怠けてはいけない…!”と余計に無理をしていたんだと思います。」と自覚症状が無いことの怖さについて話しました。
 最後に、「薬による治療ができると話しましたが、肝臓が元気な若いうちに肝炎ウイルスを発見することが大事で、肝硬変や肝がんになってからでは遅いんです。ですから皆さん、自覚症状が無いうちから積極的に行動し、肝炎ウイルス検査を受けてください。」と岡崎市の皆さんに向けて、真剣な眼差しで呼びかけました。

■開催概要
■日時   : 2022年7月17日(日)

■催事名    :岡崎市訪問

■開催場所 :茶室・城南亭

■出席者  :「知って、肝炎プロジェクト」 肝炎対策特別大使 伍代 夏子 氏
                   岡崎市長 中根 康治 氏
                   岡崎市 保健部 健康増進課 課長 青山 政美 氏

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