公益財団法人 山本能楽堂のプレスリリース
世界的な指揮者ケント・ナガノと観世流能楽師・山本章弘がコラボレーションし、月をテーマに能の新しい作品を制作し、シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」と同時上演します。
この秋、「月」をテーマにケント・ナガノのディレクションによる西洋音楽と日本の伝統芸能の能楽が日本の舞台で出会い、一つに結ばれます。この困難な時代において、芸術の魅力が世界の人々の心に届き、希望と平和が希求されてやまない国際社会に、わずかな光がもたらされることになればとの想いを込めて、私たちはこのプロジェクトに取り組んでいます。
- ケント・ナガノ氏によるご挨拶
- 日本の昔話「月とうさぎ」と「月に憑かれたピエロ」
世界的に活躍する指揮者ケント・ナガノと観世流能楽師・山本章弘が、「月とうさぎ」の日本の昔話を題材にに新しい能の作品を制作し、シェーンベルク作曲による『月に憑かれたピエロ』とともに、9月12日に大阪の山本能楽堂で上演します。
日系アメリカ人三世のケント・ナガノは、幼い頃、日本人の祖母から、毎日、日本の昔話を聞かされて育ちました。中でも一番好きだったのは「今昔物語集」の中にもある「月とうさぎ」の物語でした。
うさぎは、老人を助けるため、自ら火の中に飛び込んで、自分の肉を捧げます。神様は、うさぎの献身的な優しさに感動して、月の中にその姿を残すことにしました。こうして、月には今でもうさぎの姿が残っているとされています。
日本で親しまれているこの民話は、インドの『ジャータカ』仏教説話から日本へ伝わったとされています。日本人は古くより月を愛で、和歌に詠み、お月見を楽しんできました。
一方、中世のヨーロッパでは、「月の光を浴びると気が狂う」というようなことが信じられてきました。西洋では、「月」は、「夜」や「死」の象徴であるとともに「狂った」「気が触れた」という意味を持つとされています。シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」は、まさに月が狂気の象徴となり、ピエロが狂気にとり憑かれます。
西洋と東洋の「月」に対する相反する思いを、今回の作品において表現できればと考えています。また、マエストロの、日本への郷愁と日本文化への思いを感じて頂ければと思います。
- 新作能「月乃卯」の制作に対する思い / 山本章弘
今回ご縁を頂き、ケントさんからお声を掛けていただき、光栄に思いました。
今回、マエストロからのご提案で、「月とうさぎ」の話を題材として新作能「月乃卯」を制作していますが、今回主役(シテ)となる自らの命を捧げたウサギは、コロナ禍やウクライナの戦火によって、惜しまれつつ亡くなられた方々の姿にも重なるように思います。
「月とうさぎ」のお話では、うさぎが老人を助けるため、自ら火の中に飛び込んで、自分の肉をささげ、神様はうさぎの献身的なやさしさに感動して、月の中にうさぎの姿を残すことにします。
現在、コロナ禍で、医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカーの方の中には、コロナになられた方を守るために、ご自身の命を捧げられ、不幸にもお亡くなりになられた方がたくさんいらっしゃいます。また、ウクライナ進攻により、自国や家族、友人を守るために、自ら戦火の中で命を落とされた方も大勢いらっしゃいます。今回の「月乃卯」の作品では、そのような方々と、自ら火の中に身を投じて老人の命を救おうとしたうさぎの姿を重ね、亡くなられた方々の魂の鎮魂につなげさせて頂けるよう、作品を制作させて頂きました。そして、現在、能の台本となる謡(うたい)の詞章を制作するにあたり、いろいろな言葉を探りながら詞章を練っていますが、この「月乃卯」の作品は、世界の人々にも理解し、同じ思いを持っていただけるような作品にしたいと思います。
- 今回のプロジェクト対する思い / ケント・ナガノ
第一:今回のプロジェクトについて
21世紀にとって、今回のプロジェクトはどういう意味を持つのだろうか。
ピエロは、通常の言葉のカタログには当てはまらない、特別なシュプレヒシュティンメを使った特別な形の音楽ですが、物語ではありません。典型的なストーリーを語らないし、抽象的なのです。 オペラのように歌われるわけでもありません。それでいて、言葉がとても重要なのです。能とのコラボレーションを模索することになったのは、私の先祖の出身地である鹿央町の千田聖母(ちだしょうも)八幡宮に行ったことがきっかけです。神社を訪れると、もう夕方で、小さな野外舞台がありました。月明かりの下、なぜか突発的に「ピエロ・ルネール」を野外で上演することを思いつきました。「ピエロ・ルネール」の “ルネール “は、月をイメージしています。熊本の森という特殊な自然の中で、ピエロとシュプレヒシュティンメを考えるのは面白いかもしれないと思いついたのです。
そしてもちろん、子供の頃に祖母が話してくれた「ウサギと月」の物語を思い出しました。これが私の考え方のベースになっています。山本先生とコンタクトが取れたのは、指揮者で友人の中田昌樹 さんのおかげです。能楽の世界で、このようなアイデアを受け入れてくれそうな人に話を聞ききたいと伝えました。すると、由希子さんが山本先生の先進的な考え方の記事をいくつか見せてくださり、幸運なことに、「話をしましょう」という私の申し出に応えてくださったのです。そして、山本先生のアイデア、伝統的な能楽の古典原理、そして伝統能楽がクラシック音楽と重なり合うことから、このプロジェクトが生まれました。 これら(能とクラシック音楽)はどちらも「生きた芸術形式」と言えるでしょう。絵画や彫刻とは異なり、リアルタイムで行われる点で生きています。能の力と音楽の力は、部分的には言葉から、部分的には楽譜から生まれるのですが、特に目では見えない要素から生まれます。見えないものというのは、静寂、タイミング、間合い、呼吸などです。これらの目に見えない要素は、能にもクラシック音楽にも不可欠なものです。また、時間の流れは、クロノグラフや腕時計の時間とは全く異なります。能楽で体験する時間やクラシック音楽で体験する時間は、実は4次元や5次元といった他の次元にもっと関係があるのです。そして最後に、視覚芸術や音楽芸術で言うところの表現主義です。これは、さまざまな構成要素に基づいています。しかし、その中でも特に関連性が高いのは、不協和音や葛藤に対するアプローチです。表現主義では、不協和音は準備されていません。不協和音が準備されている古典派やバロック、ロマン派の時代とはまったく異なります。表現主義では、不協和音や対立は準備されずにやってきて、解決されないまま放置されることが多いのです。ロマン派のアプローチとはまったく違うのです。この点が、能とクラシック音楽の大きな架け橋になっています。そして、能楽という文脈を通して、『ピエロ・リュネール』や『シュプレヒシュティンメ』が、単に過去に限定されるものではなく、21世紀の「今」の目で見ることができるのではないか、というのが私の希望です。
*千田聖母(ちだしょうも)八幡宮
ケント・ナガノ氏のご祖父がこの神社で幼少の頃よく遊ばれました。
http://www.komainu.org/kumamoto/yamagasi/chidashomo/chidashomo.html
第2:なぜオペラではなく、能なのか。
『ピエロ・リュネール』は私にとって定番のレパートリーで、定期的に上演しています。私自身、伝統的なオペラハウスでも何度か指揮をしたことがあります。ですから、西洋のオペラハウスで上演することに何か違和感を感じるというわけではありません。しかし、重要なのは、この芸術をいかにして後世に伝えていくかということだと思います。芸術というものは、常に進化し、発展し続けることが重要です。これまでもそうでしたし、これからもそうでしょう。そして、私たちパフォーミング・アーティストにとって重要なことは、これらの偉大なコミュニケーション・フォームが、次の世代にも意味と妥当性を持ち続けられるような方法を模索することです。ある名作を普段とはまったく違う文脈で見ることで、多くのことが見えてくることがあります。時には、偉大な名作をまったく予想外の文脈で見ることができることで、すでに知っていると感じている作品について、異なる視点を持つことができるのです。そして、このような異なる視点は、有名な作品を初めて体験する観客に伝えるための扉を開いてくれるのです。
ですから、『ピエロ・リュネール』などの名作を、ただ馴染みのある文脈で演奏するのではなく、時には挑発的に、名作をまったく別のフォーマットで演奏することが大切なのです。名作を別の文脈に置くということは、時に行き当たりばったりで、軽薄で、無礼なこととみなされる可能性があります。
しかし、今回の場合は、素晴らしい山本先生と一緒に仕事をし、このプロジェクトは1年以上も前から準備されていたのですから、非常に特別なことなのです。無作為のものではありません。能とクラシック音楽の両方に対して、深い真剣さと責任感、そして献身の念を持って取り組んできたものなのです。これは日常的に、あるいは頻繁に行われるものではありません。このような挑発が行われるときは、非常に真剣に、責任をもって行われなければならないと考えます。
第3:「月に憑かれたピエロ」について
好きな点をひとつだけ挙げるのは難しいですね。この作品は、さまざまな意味でラディカルで革命的であり、重要な意味を持っていると思います。当時、オペラは、今でいうグランドオペラの形で発展していました。モンテヴェルディのことを考えると、音楽と演劇の融合、つまりテキストと音楽が相互に作用して劇的な演劇的結果を生み出すというオペラの根幹が、オーケストラの大型化、劇場の大型化を招き、人気と需要のために非常に困難になってきていたのです。リヒャルト・ワーグナーのような偉大な人物は、言葉の内容の重要性を強調しようとしました。オペラを演劇として、演劇をドラマとして、ドラマを音楽としてとらえるには、音楽と一緒に文章を表現するという内容が不可欠だったのです。
しかし、形式が発展してくると、次第に、大きなオーケストラ、大きな演奏空間という非常に大きなスケールが要求され、歌手の言葉を明確に理解することが非常に困難になってきました。アルベルティーネ・サミュエルの要求に応えたシェーンベルクの反応を振り返ってみると、実はミニマリズムへの回帰、あるいはごく基本的なものへの回帰であり、努力しなくてもごく簡単に、観客はテキストに深く入り込み、演奏者がテキストの舞台を共有する方法を見出し、深く入り込んでいくのです。これは、私が魅力的だと思うことのひとつであり、また非常に重要なことでもあります。
シェーンベルクは、マーラーをはじめ、ストラヴィンスキーやメシアンの20世紀の巨匠たちなど、多くの作曲家に影響を与え、未来の世紀に向けてオペラを発展させるという考えを前進させたのです。また、詩そのものに話を戻すと、コメディア・デラルテの視点、つまりイタリアのコメディア・デラルテの伝統を取りいれることにより、私たちがよく知るピエロの姿を組み合わせて作られた詩が非常に美しいのです。イタリアの演劇を通じて私たちがよく知っている人物も多くみられます。ピエロのキャラクターは通常、ユーモラスで皮肉なキャラクターで、しばしば社会的な状況の中でトリックやゲームをする人物として描かれることがあります。
しかし、ピエロの世界が月と結びついていることで、通常の社会的状況を、月の光、月の時間、月の環境というまったく別の次元に置き換えられ、私たちがこれまで経験したことのない詩的な形式で、独特の表現美をもたらすことになったのです。そして、私が「ピエロ・リュネール」のテキストや詩の美しさだけでなく、強さ、エネルギーに魅力を感じるのは、実はこの内面的な美しさなのです。それは、子供の頃に 初めて能楽を見たときの印象と重なります。 < 月読之神(後シテ)>
- 「月に憑かれたピエロ」「月乃卯」 The spirit of the Moon
公演日時:2022年9月12日(月)18:30~20:00(予定)
会 場:山本能楽堂(大阪市中央区徳井町1-3-6)
公演内容:
◇「月に憑かれたピエロ」(シェーンベルグ作曲)
マエストロ ケント・ナガノ
歌手 藤村 実穂子
ハンブルクフィルハーモニー管弦楽団メンバー
◇新作能「月乃卯」
前シテ(うさぎ) :山本 章弘
後シテ(月読乃神) :山本 章弘
ワキ(僧に変身した神):安田 登
笛:斉藤 敦 小鼓:古田 知英 大鼓:守家 由訓 太鼓:井上 敬介
後見:浦田 保浩 大西 礼久
地謡:杉浦 豊彦 吉井 基晴 井戸 良祐 笠田 祐樹 山本 麗晃
- アーツサポート関西による第1回クラウドファンディング事業
今回の事業は、アーツサポート関西(略称 ASK、公益財団法人関西・大阪 21 世紀協会内)による 新型コロナウイルス感染症の影響拡大と長期化を踏まえ、コロナ禍で困窮する関西のアーティストや文化団体を支援するための寄付募集キャンペーン「HEART&ART」の初めての助成事業として採択され、クラウドファンディングに取り組ませて頂いております。
しかしながら、国を超えての新しい舞台芸術の創造には予想以上に大きな費用がかかります。私達は今回のプロジェクトを1度限りの単なる公演にするのではなく、今回を始まりとして、世界に向けて日本を代表するユネスコ世界無形遺産の能楽の魅力を、発信していければと思っています。
その始まりの、最初の一歩となる今回のプロジェクトの実現に向けて、お1人でも多くの方に、ご支援賜りますよう、切にお願い申し上げます。
また、ご支援いただきました皆様には、プロジェクトがどのように結実したか、その様子をご覧いただきたく、2000円以上ご寄附下さった方には、オンラインで公演の様子をご視聴頂ければと思ってます。また、公演で配布する非売品のパンフレットもお送りさせて頂きます。
ご支援を頂ければ有難く、何卒よろしくお願い申し上げます。
詳しくは、アーツサポート関西のホームページをご覧下さいませ。
アーツサポート関西HP https://congrant.com/project/ask/4700
- プロフィール
【ケント・ナガノ】
1951年、カリフォルニア州バークレー生まれの日系アメリカ人。祖父母は熊本県山鹿からアメリカに移民した。1983年、パリ・オペラ座でメシアンのオペラ「アッシジの聖フランチェスコ」世界初演時、作曲者自身の依頼により小澤征爾の助手を務め、頭角を現した。仏リヨン国立歌劇場音楽監督、米ロサンゼルス・オペラ音楽監督、独バイエルン州立歌劇場音楽総監督、米バークレー交響楽団音楽監督、英ハレ管弦楽団音楽監督、ベルリン・ドイツ交響楽団芸術監督・首席指揮者などを経て、現在は独ハンブルク州立歌劇場音楽総監督と加モントリオール交響楽団音楽監督を兼ねる。
公式HP https://www.kentnagano.com
ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団 https://www.staatsorchester-hamburg.de
掲載のケント・ナガノ氏の写真は全てFelix Broede氏による撮影です。
【山本 章弘】
1960年、大阪生まれ。観世流能楽師。重要無形文化財総合指定保持者。公益社団法人能楽協会本部理事。公益財団法人山本能楽堂代表理事。特定非営利活動法人べっぷかんこうかい理事長。初舞台は3歳。能を「現代に生きる魅力的な芸能」として捉えなおし、能楽の普及と継承につとめる。子どもたちへの能の次世代教育も積極的におこない、これまでに全国で8万人以上の子どもたちに能の魅力を伝えてきた。また、ブルガリアを中心に、東・中央ヨーロッパと日本の能の海外公演を通じた国際交流につとめ、ヨーロッパ最大規模のシビウ国際演劇祭(ルーマニア)に6年連続招聘を受ける。2017年秋大坂城とブルターニュ大公城(フランスナント市)の友好城郭提携の調印式でも能の公演を実施し国際親善につとめる。2022年秋には大阪市とミラノ市の姉妹都市40周年記念としてミラノで公演を予定。
山本能楽堂 公式HP http://noh-theater.com
【藤村実穂子】
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了後、ミュンヘン音楽大学大学院に留学。在院中にワーグナー・コンクール(バイロイト)で事実上の優勝、マリア・カナルス・コンクール優勝など数々の国際コンクールに入賞後、オーストリア第二のオペラハウス、グラーツ歌劇場の専属歌手として、幅広いメゾのレパートリーを歌う。
2002年バイロイト音楽祭に(主役級としては日本人初)デビュー直前、異例にもミュンヘン国立歌劇場のミュンヘンオペラフェスティバルのオープニングとなる新演出 「ワルキューレ」(CDFarao社)の初日にもフリッカ役で出演したことで国際的な注目を集め、以来ミラノ・スカラ座、バイロイト音楽祭、ウィーン国立歌劇場、ロイヤルオペラハウス・コヴェントガーデン・ロンドン、ミュンヘン国立歌劇場、ブエノスアイレス・コロン劇場、パリ・シャトレー劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ドレスデン国立歌劇場、マドリッド・レアル歌劇場、ルツェルン音楽祭、フィレンツェ歌劇場、ジュネーブ大劇場、ヴェローナ歌劇場、バルセロナ・リセウ歌劇場、エクサンプロヴァンス音楽祭などに出演。
またウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団、ロンドン交響楽団、パリ管弦楽団、ルツェルン祝祭管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団、モントリオール交響楽団、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、バンベルク交響楽団、マーラー室内管弦楽団等の世界的なオーケストラとも共演している。
よく共演する著名指揮者はクリスティアン・ティーレマン、クラウディオ・アバド、ズービン・メータ、クリストフ・エッシェンバッハ、リッカルド・シャイー、サー・コリン・デイヴィス、クルト・マズア、マリス・ヤンソンス、ダニエル・ハーディング、ケント・ナガノ、チョン・ミョンフン、セミヨン・ビシュコフ、ロナルド・ラニクルズ、ファビオ・ルイージ、フランツ・ウェルザー=メスト等の各氏。またブランゲーネ役でプラシド・ドミンゴ、アントニオ・パッパーノとのCD録音「トリスタンとイゾルデ」(EMI社)でも各方面より注目を浴びた。
オペラ・レパートリーはクンドリ、ブランゲーネ、ヴェーヌス、フリッカ、カルメン、エボリ、アムネリス、アズチェーナ、イダマンテ、メリザンド、オクタヴィアンなどがある。
2002年出光音楽賞、2003年第54回芸術選奨文部科学大臣新人賞、2007年第37回エクソンモービル音楽賞洋楽部門奨励賞、2012年度サントリー音楽賞、2014年紫綬褒章をそれぞれ受賞。
本件お問合せ先:公益財団法人山本能楽堂 事務局(担当:山本、奈良、小嶋)
TEL:06-6943-9454 FAX:06-6942-5744 E-mail: yamamoto@noh-theater.com