BSよしもと「笑福亭仁鶴 一周忌追善特別番組」 2022年8月22日(月)~27(土)放送

吉本興業株式会社のプレスリリース

 昨年2021年8月17日(火)満84歳でこの世を去りました落語家で弊社特別顧問を務めた笑福亭仁鶴の「一周忌追善特別番組」をBSよしもとにて放送いたします。

 仁鶴は、上方落語家の存在を全国に広め、以後、長きにわたり上方落語界の発展に尽力し、多数の所属タレントが劇場にとどまらず、テレビやラジオなどさまざまな場所で活躍できる現在の弊社の礎を築いた「中興の祖」、またお茶の間に親しまれる人物として、長きにわたり活躍し続けました。

8月22日(月)~26日(金) 5夜連続でお届けする、「笑福亭仁鶴一周忌追善特別番組」では、珠玉の落語と、落語への意気込み、ファンへの想い、デビュー当時の話などを語った秘蔵のインタビュー映像をお楽しみいただけます。

8月27日(土)放送の「笑福亭仁鶴一周忌追善落語会」 では、8月17日(水)になんばグランド花月で行われた同公演の模様を放送いたします。

笑福亭仁鶴一周忌追善特別番組
放送日時:
「笑福亭仁鶴一周忌追善特別番組」  8月22日(月)~26日(金) 21:00~22:00
「笑福亭仁鶴一周忌追善落語会」   8月27日(土)  12:00~14:30
※同時配信、見逃し配信あり

番組URL :  https://bsy.co.jp/programs/by0000017006

視聴放送: 【TV】 BS265chで無料でご覧いただけます。
      【スマホ・PC】https://video.bsy.co.jp/ で無料でご覧いただけます。

■「笑福亭仁鶴一周忌追善特別番組」

日にち:8月22日(月)~26日(金)
時 間:21:00~22:00 放送

語 り:笑福亭仁智

<内 容>
8月22日(月)第一夜
・落語: 「質屋蔵」 第1回独演会 (2006年4月7日収録)
・インタビュー映像:①噺家になったきっかけ ② NGK について ③ 「質屋蔵」について作品解説

8月23日(火)第二夜
・落語: 「池田の猪買い」 第3回独演会より(2007年9月28日収録)
     「次の御用日」 第4回独演会より(2008年9月26日収録)
・インタビュー映像:①「池田の猪買い」について作品解説 ② 「次の御用日」について作品解説

8月24日(水)第三夜
・落語: 「崇徳院」 第5回独演会より (2009年11月26日収録)
     「人形買い」 第7回独演会より(2011年11月3日収録)

8月25日(木)第四夜
・落語: 「宿屋仇」 第6回独演会より (2010年11月3日収録)
             「向う付け」 第4回独演会より(2008年9月26日収録)

8月26日(金)第五夜
・落語: 「不動坊」 第2回独演会より(2006年11月2日収録)
・インタビュー映像:① 「不動坊」について作品解説 ② 桂春団治について ③ 桂米朝について
          ④ 独演会について ⑤ 奥様からの電話
・上方演芸の殿堂入り授与式 映像

※リピート放送 2022年8月29日(月)~9月2日(金)05:30~06:30
※スマホ、PCでも無料でご覧いただける、同時配信、アーカイブ配信あり
 

■「笑福亭仁鶴一周忌追善落語会」
日にち:8月27日(土)
時 間:12:00~14:30 放送

    ※スマホ、PCでも無料でご覧いただける、同時配信、アーカイブ配信あり

内 容:
8月17日(水)になんばグランド花月で行われた「笑福亭仁鶴一周忌追善落語会」の模様を放送。一周忌にあたる8月17日(水)に追善の意を込め「笑福亭仁鶴一周忌追善落語会」をなんばグランド花月で開催した模様をオンエア。落語会には筆頭弟子であり、現在上方落語協会会長を務める笑福亭仁智をはじめ一門全員が出演。

出演:
笑福亭仁智、笑福亭仁福、笑福亭仁扇、笑福亭仁嬌、笑福亭仁幹、
笑福亭仁昇、笑福亭扇平、笑福亭智之介、笑福亭智六、笑福亭嬌太、笑福亭智丸、笑福亭大智

笑福亭仁鶴 秘蔵インタビューから抜粋

「噺家になったきっかけ」

1965年 25歳の時に六代目 笑福亭松鶴に弟子入りし、翌年吉本興業に所属した笑福亭仁鶴。

自身も「噺家としてはかなり遅いスタートでした」と語っていた噺家としてのキャリアは、実は17歳から独学で落語を始めており、数々の素人番組ではすでに活躍をしておりました。

(以下、インタビューより)

仁鶴 僕が落語を知ることになった初代桂春団治に、風貌、声、雰囲気が一番似ていると感じた笑福亭松鶴に弟子入りのお願いをしたわけです。当時は、落語といれば東京のNHKラジオから流れてくるもので、それまで落語というものは大阪に存在することを知りませんでした。
古道具屋で偶然見つけた初代桂春団治のレコードを買って、家の蓄音機で聞いて、「こんなもんが大阪にもあるんや」と知ることができまして、それを何度も聞いて、覚えて素人参加番組に出たわけです。

桂枝雀師匠とは、この世界に入る前から親しかったのですか?

仁鶴 そうですね。当時は、素人参加の番組というのがたくさんありましてね。僕が19~20際の頃ですかね。当時のプロデューサーが言ってましたけど、こういう番組を作らんと商売になる芸人が出てこないんだってね。
前田くん(枝雀師匠)は、ずば抜けて面白かったですよ。僕と前田くんのふたりがよく呼ばれてました。素人参加番組荒らしでしたな。
ギャラも当時のお金で2,000円でしたから、親に渡して家計が助かっていたみたいです。社旗を立てた放送局の車が、ぼくの家の前まで迎えに来るんです。よく話してるんですけど、吉本興業に入って、最初のギャラが1,000円でね。誰も迎えに来ないし、えらいもんやなぁって。笑

「なんばグランド花月(劇場)について」
(以下、インタビューより)

仁鶴 花月という劇場で笑いのコツだとか、どうやったら喜んでいただけるかのテクニックは、毎日毎日来ていただいているお客さんに教わるのです。これこそ、身に付く勉強ですね。
花月というのは世界に類例のない興行形態で、出演者はすべて吉本興業に所属する芸人ですから、よそから借りてくる必要がないんです。この興行形態が、あるようでなかなか無いみたいですね。それで365日、1日3~4公演を回してるんですから、ありがたいしすごい話です。もはや吉本興業のファンが増えたってことですかね。

「噺家とお客さんについて」
(以下、インタビューより)

仁鶴 大阪のお笑いのファンのお客様がいい意味で、大人になっていると言いますか、ちょっと落ち着いて観ようかっていう雰囲気を感じます。それは、こちらもいい年齢になったから、そう感じてるだけかもしれませんがね。
こちらも、いいところだけ見てもらって、調子の悪いところは見てもらいたくないという年齢でもないんです。
そういう、コンディションの良くない状況になれば、覚悟してやらなければいけないと。粗っぽくて品の無いことをするよりは、できないなりに控えめにしているほうがまだ、ましなんじゃないかと。
コンディションばかりは、どうしようもならないわけで、僕の場合は激しいところがありましてね。それを心の中で整理しながらやらないことには、お客さんに申し訳ないと思うわけです。

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。