株式会社NHK出版のプレスリリース
直木賞作家・西條奈加作品、初の映像化となる本作は、中田青渚、溝端淳平、高島礼子、吉田鋼太郎 出演の人情、コメディー、スリル、サスペンス…エンターテインメントのすべてが詰まった群像劇。サウンドトラックは、日本アカデミー賞優秀音楽賞を2度受賞し、数々の日本のドラマや映画音楽を支えてきた住友紀人が手掛ける。「善人長屋」の多種多様な登場人物やコメディー、スリル、サスペンスを縦横無尽に駆け巡るストーリーを象徴するような、多彩で奥深い世界観のサウンドとなっている。住友紀人自身もサキソフォーン、ピアノ、ビブラスラップを演奏しており、そちらにも注目して聴いてほしい。
- 配信情報
発売元:株式会社NHK出版
配信日:2022年8月24日
各配信サイトから配信中
- 住友紀人 プロフィール
作曲家・サックス・EWI奏者
生年月日:1964年2月27日/出身地:徳島県/出身校:バークリー音楽大学
略歴:87年フジサンケイグループ主催「夢工場」のエントランスホール担当音楽プロデューサーとしてデビュー。その後マイケルブレッカーと共にAKAI プロフェッショナルのサウンドアドバイザーとして開発に携わりEWI(ウインドシンセサイザー)の第一人者として名を広める。数々の著名なミュージシャン達とのセッションを経て参加したイタリアンプログレッシブロック界の巨匠、ジャンニ・ノセンチのソロアルバム「SOFT SONGS」は米ビルボード誌に掲載され同アルバムで競演した坂本龍一氏と共に高い評価を受ける。
作曲家としては映画「ホワイトアウト」で脚光を浴び、同映画で日本アカデミー優秀音楽賞を受賞。テレビドラマにおいても「やまとなでしこ」、テレビ朝日開局45周年記念ドラマ「弟」、「熟年離婚」、「アンフェア」、NHK朝の連続テレビ小説「つばさ」、「沈まぬ太陽」などの音楽を相次いで担当し、同作品では2度目の日本アカデミー優秀音楽賞と最優秀作品賞を受賞。
2009年アレンジ、サウンドプロデュースで参加した、いきものがかり「ハジマリノウタ」は日本レコード大賞最優秀アルバム賞を受賞。その後、歴史的大ヒットを記録した「テルマエ・ロマエ」シリーズや「ドラゴンボール」シリーズ、フジテレビ月9ドラマ「デート」等は記憶に新しい。
2014年よりNATHAN EAST Band of Brothersのオリジナルメンバーとしてサックスとキーボードを担当。
作曲活動の傍ら、世界各国を歴訪している。
- 住友紀人 コメント
この作品、BS時代劇ではありますが音楽的なアプローチはPopそのもの。加助が毎回持ち込む難題を精鋭部隊がそれぞれの超一流スキルを使ってテンポ良く解決していく、そんな様に合うメインテーマを模索した結果、スリリングなビッグバンドジャズに行き着きました。一方、このままでは死ぬしかない、、、と悩みを抱えた人々の心情表現にはメロドラマを彷彿とさせる甘く切ないメロディー。正真正銘根っからの悪人の描写にはおどろおどろしいホラー映画風の雰囲気と、気が付けばたっぷり振り幅を持たせたサントラが出来上がりました。それぞれのシーンを思い出しながら、ゆっくりお楽しみ下さい。
- NHK BS時代劇「善人長屋」あらすじ
お縫(中田青渚)は、自分が住む長屋が“善人長屋”と呼ばれていることに何とも言えない居心地の悪さを感じていた。なぜなら、表向きは善人面をした長屋の住人たちはみな、実際には表稼業とは別の顔を持つ小悪党たちだからだ。掏摸(スリ)に詐欺師に美人局(つつもたせ)、盗人(ぬすっと)に贋作師(がんさくし)に裏社会の情報屋・・・ここは “善人長屋”の通り名とは真逆の長屋なのだった。
そんな長屋に正真正銘の善人・加助(溝端淳平)が紛れ込んだことで起こる騒動の数々!人助けが生きがいの加助は、町中で困っている人を見つけては善人長屋の住人たちに助けを請う。お縫の父で長屋のリーダー・儀右衛門(吉田鋼太郎)は困惑するのだが、お縫はなぜだか人助けに積極的で加助に乗っかる始末。お縫の母・お俊(高島礼子)のとりなしもあり、儀右衛門をはじめとする長屋の小悪党たちは、渋々ながらも裏稼業のすご腕を生かして人助けを始めるのだった。
【出演】
中田青渚 溝端淳平 高島礼子 吉田鋼太郎
上地雄輔 溝口琢矢 蕨野友也 山崎樹範 山田純大 美保純 徳井優 ・ 柳沢慎吾 ほか
原作:西條奈加 「善人長屋」シリーズ 新潮社刊
脚本:森下直
音楽:住友紀人
演出:一色隆司、岡田健、相澤一樹
制作統括:樋渡典英(NHKエンタープライズ)、落合将(NHK)
音響統括:畑奈穂子
音響デザイン:井上直美 松本有加
音楽録音:鈴木勇一
音楽録音アシスタント:佐々木志了
制作:NHKエンタープライズ
制作・著作:NHK