加藤シゲアキ『できることならスティードで』が11月7日に文庫化決定!

株式会社朝日新聞出版のプレスリリース

2012年の作家デビュー以来、精力的に執筆活動を続けるNEWSの加藤シゲアキさん。2020年に上梓した加藤さん初のエッセイ集『できることならスティードで』を、作家生活10周年である本年の11月7日(月)に、朝日文庫にて文庫化します。

 アイドルグループNEWSの一員として活躍しながら、作家としても意欲的に創作活動に取り組み続け、2020年には直木賞ノミネート、21年には吉川英治文学新人賞受賞など一作ごとに評価を高めている加藤シゲアキさん。

 加藤さんは2020年3月に “旅”をテーマにしたエッセイ集『できることならスティードで』を上梓しました。本書は、2016年、自身初の<文芸誌掲載>となった小説トリッパー掲載の単発エッセイや、同誌に約3年間連載したものなど旅のエッセイ計15編と、Intermission(小休止)となる“旅する”掌編小説3編が収められています。パリやニューヨーク、スリランカ旅行の話から、学校に行く意味を考える「小学校」、故ジャニー喜多川氏について綴った「浄土」など、本書の旅は何気ない日常生活から深い思索の底まで多彩です。連載時から反響の大きかった、祖父について記したTrip4「岡山」と、出身地について綴ったTrip10「渋谷」は、日本文藝家協会が選ぶ『ベストエッセイ2018』『同2020』にも収録され、殊に話題を呼びました。

 さらに本文庫版は、このたびの文庫化に際しての思いを加藤さんが書き下ろして収録し、カバーも単行本から一新します。

 この新しい『できることならスティードで』文庫版に、どうぞご期待ください!

【文庫化に際しての著者からのメッセージ】
この度、私の初エッセイ「できることならスティードで」が文庫化されることになりました。
本作単行本の刊行後、「小説より面白いと思います!」と、喜んでいいような悪いような、複雑になる反響を多くいただきました。しかしそれから二年が経ち、この度文庫化にあたって読み直すと、自分でも「そうかも……」と自画自賛してしまうくらいには、私個人としてもお気に入りの作品です。
まだまだ旅に行きにくい時が続くなか、本作を手に取っていただくことで、幾分かでも気が晴れますように。(加藤シゲアキ)
 
【著者プロフィール】
加藤シゲアキ(かとう・しげあき)
1987年生まれ、青山学院大学法学部卒業。アイドルグループNEWS のメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビューを果たす。以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』、『傘をもたない蟻たちは』、『チュベローズで待ってる AGE22・AGE32』 とヒット作を生み出し続け、2020年3月には初のエッセイ集『できることならスティードで』を刊行。2021年『オルタネート』で吉川英治文学新人賞を受賞。

『できることならスティードで』
公式ツイッターアカウント:@STEED_book
https://twitter.com/STEED_book
特設公式サイト:https://publications.asahi.com/steed/

『できることならスティードで』(朝日文庫)
著者名:加藤シゲアキ
発売日:2022年11月7日(月曜日)
予価:693円(本体630円+税10%)
※予価のため変更させていただくことがあります。
ISBN:978-4-02-265070-2
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=23734

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