エネルギッシュで個性溢れるエウレカカルテットのデビューから3ヶ月、フルート奏者などのゲストを迎えた公演が決定!「Eureka Quartet +PLUS」、東京・大阪でコンサートツアーを開催

Musica Silvaのプレスリリース

2022年6月にデビューをしたエネルギッシュで個性溢れる弦楽四重奏団の「Eureka Quartet」(以下、エウレカカルテット)が、東京・大阪にて9月から12月にかけてコンサートツアーを開催いたします。

本ツアーではゲストに多様な奏者を迎え、「Eureka Quartet +PLUS」という名称で、9月13日はルーテル市ヶ谷(東京都新宿区)、11月24日はHakuju Hall(東京都渋谷区)、12月7日はムラマツリサイタルホール(大阪府大阪市)に開催いたします。カルテットの4人にゲスト奏者を迎えてコンサートを開催するこのシリーズは、『弦楽四重奏を含むクインテットやゼクステット、セプテットやオクテットといったどこまでも広がる深い室内楽の世界を味わい尽くそう』という思いで始まった企画です。

「Eureka Quartet +PLUS」のPR動画を公開!華やかなモーツァルトの音色を届けます
本動画では、エウレカカルテットのメンバー4名が演奏している様子からスタートします。各公演のプログラムの紹介があり、演奏の様子のあとには、奏者たちのオフショットの映像も収録されており、“エウレカらしさ”を詰め込んだ動画となっています。
URL: https://www.youtube.com/watch?v=33pEkOUWtl0

コンサートの企画内容と聴きどころ

・第1弾 9月13日 ~呼吸を音楽と融合させていく楽しみを感じてもらいたい~
「いま私たちはベートーヴェン全曲演奏という長い旅を始めたところですが、その道中色々な出会いや発見も醍醐味かと思います。第1弾の公演はフルートを加えます。管楽器奏者と一緒に演奏するというのは歌うように、息をするように演奏することを常に心がけている弦楽器奏者にとって学ぶことがたくさんあります。どの作曲家も自然界から発想を得ていることが多いと思いますが、まさに呼吸という現象をいつにも増して音楽と融合させていく楽しみをこのコンサートでは特に感じていただきたいです。モーツァルトのフルート四重奏を一晩で聴けるまたとない機会なのでぜひお越しください!」(ヴァイオリン 森岡聡)
・第2弾 11月24日 ~ブラームスやシューマンなど、ドイツから生まれた名曲を演奏~
「ヴィオラに古屋聡見さん、チェロに中木健二さんを迎えて、11/24(木)19:00、HAKUJU HALLにて開催します。今年はブラームスの弦楽六重奏曲の第一番と第二番を演奏します。ブラームスが27歳の時に作曲された第一番、32歳の時に作曲されて第二番はどちらもクララ・シューマンやアガーテ・フォン・ジーボルトといった女性への恋心が背景に見え隠れするロマンティックでいて陰影の深い作品となっています。若かりしブラームスの情熱を、六重奏の重厚な響きで叙情豊かに表現します。」(チェロ 鈴木皓矢)
・第3弾 12月7日 初となる大阪公演ピアニストを迎えてスペシャルな演奏会
前半は6月より始動したベートーヴェン全弦楽四重奏曲演奏会(ベートーヴェンツィクルス)より、弦楽四重奏曲第5番op.18-5など弦楽四重奏曲を演奏し、メインプログラムにシューマンのピアノ五重奏を演奏します。エウレカカルテットの石田と小塩は、東京芸術大学の同級生。2010年に出会って以来ともに室内楽を学び、まさに苦楽を友にした仲という関係で、共演回数も非常に多いとのこと。
「今回2人の出身である大阪で、Eureka Quartetのメンバーとして、小塩さんとピアノ五重奏を演奏出来る運びとなり、大変嬉しく思っています。これまで大阪でお世話になった方々、ふだん東京へは遠くていらっしゃるのが難しい方々にもEureka Quartet+小塩真愛の演奏を聴いて頂ける機会となれば幸いです。」(ヴィオラ 石田沙樹)

エウレカカルテット プロフィール
”エウレカ”とはギリシャ語で「見つけた!」や「分かったぞ!」の意味をもつ感嘆詞。古代ギリシャの科学者アルキメデスが風呂場でアルキメデスの定理を発見した際、喜びのあまりエウレーカ!エウレーカ!と叫びながら裸で街を走り回ったという故事にちなみ、4人それぞれの視点から作曲家の意図を読み解いた時、奏者と聴き手が共鳴した瞬間、奏でられた音楽から活力が生まれるその一瞬に、まさに「エウレーカ!」が飛び出すことを思い描き、カルテット名とした。

廣瀬心香(ひろせ みか) / ヴァイオリン
桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学を首席卒業。ドイツ国立ベルリン芸術大学学士課程、修士課程を共に最高位で修了。ドイツ・イエナフィルハーモニー、九州交響楽団など国内外のオーケストラと共演、東京文化会館にてソロリサイタルを開催。 桐朋学園大学卒業時には皇居の桃華楽堂にて御前演奏の機会を与えられた。ベルリンコーミッシェオペラ管弦楽団を経て、ハノーファー州立管弦楽団フォアシュピーラー奏者を務める。2020年10月TRIO VENTUSとして東京文化会館にてデビューリサイタル並びに日本アコースティックレコーズ社より1stCDをリリース。これまでにヴァイオリンを木野雅之、加藤知子、ノラ・チャスティン、ノア・ベンディックス=バルクリーの各氏に、室内楽を東京クァルテット、アルテミスカルテットに師事。桐朋学園大学附属音楽教室講師。

森岡聡 (もりおか さとし)/ ヴァイオリン
都立芸術高校を経て東京藝術大学音楽学部卒業。在学中に安宅賞、卒業時に同声会賞を受賞。北ドイツLübeck音楽大学に留学。
日本国内にとどまらずリサイタル、オーケストラとの共演、音楽祭出演など幅広い演奏活動を行う。日本各地の主要オーケストラにコンサートマスターとして客演。
現在、紀尾井ホール室内管弦楽団、神戸市室内管弦楽団首席奏者。プロアルテムジケ協力アーティスト。東京藝術大学大学院室内楽科非常勤講師。

石田紗樹 (いしだ さき) / ヴィオラ
東京藝術大学卒業、同大学院修了。学内にて同声会賞、大学院アカンサス音楽賞を受賞。大学院修了を機にヴィオラへ転向し渡欧、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学を修了。2019年第13回ライオネル・ターティス国際ヴィオラコンクール セミファイナリスト賞、特別賞を受賞。The Strad誌ウェブサイトにて、高い評価を受ける。ヴィオラ・スペース、プロジェクトQ、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、サイトウ・キネン・オーケストラなどに参加。関西フィル、日本センチュリー響、芸大フィルと共演。 紀尾井ホール室内管弦楽団2019年度シーズンメンバー。クァルテット奥志賀メンバー。現在、東京都交響楽団ヴィオラ副首席奏者。

鈴木皓矢 (すずき こうや) / チェロ
桐朋学園大学チェロ科首席卒業。バルセロナのリセウ音楽院にてルイス・クラレット氏のもとで研鑽を積み、その後渡独。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン修士課程を修了。小澤征爾音楽塾オーケストラプロジェクトIに参加。第10回ラス・コルツ国際コンクール器楽部門第4位入賞。日本チェロ協会主催「第9回チェロの日」にソリストとして出演。2019年、東京文化会館にてソロリサイタルを開催。各方面より好評を博す。古典から現代までのレパートリーに加え、新曲初演にも多く携わる。現在ソロ、オーケストラの他にDUO CHISPA、DUO CORNU、TRIO VENTUS、Paulownia Cello Quartet 等幅広い分野で活躍中。

■ゲスト奏者プロフィール
森岡有裕子(もりおか あゆこ)/フルート
パリ生まれ。8歳からフルートを始める。国立音楽大学附属中学校及び附 属高等学校卒業。パリ国立高等音楽院フルート科、室内楽科を審査員満 場一致の首席で卒業。 第13回びわ湖国際フルートコンクール一般部門第1位など受賞歴多数。 (財)地域創造「公共ホール音楽活性化事業」支援アー ティスト。ムラマツ・フルート・レッスンセ ンター講師。国立音楽大学 非常勤講師。

古屋聡見(ふるや さとみ)/ヴィオラ
山梨県出身。桐朋学園音楽学部在学中にN響アカデミーに在籍・修了。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンに入学。ベルリンフィルハーモニー管弦楽団を始めとする、ドイツ国内の主要オーケストラにエキストラとして参加する。その後セビリア王立管弦楽団にて副主席として半年間期間契約で在籍。現在は日本フィルハーモニー交響楽団、アンサンブル金沢、仙台フィルハーモニー管弦楽団等の国内オーケストラで客演首席として出演している。江戸純子、岡田伸夫、ヴァルターキュスナーの各氏に師事。

中木健二(なかぎ けんじ)/チェロ
東京藝術大学を経て、パリ国立高等音楽院、スイス・ベルン芸術大学ソリスト・ディプロマコースの両校を首席で卒業。第5回ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1位受賞。第1回Note et Bien国際フランス音楽コンクールでグランプリならびにドビュッシー特別賞、ブーレーズ特別賞を受賞するなど受賞多数。これまでに、キングレコードよりデビューCD「美しき夕暮れ」、「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲」(レコード芸術誌・特選盤)をリリース。紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。東京藝術大学音楽学部准教授。Thomastik Infeld社契約アーティスト。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されている1700年製ヨーゼフ・グァルネリ。

小塩真愛こしお ま)/ピアノ
東京藝術大学卒業、同大学院修了。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学修士課程、同大学ポストグラデュエイト課程修了。ピティナ・ピアノコンペティションE級金賞、特級銀賞及び聴衆賞受賞。アミグダラ国際ピアノコンクール1位。これまでに藝大フィル、東京シティフィル、ドナウ交響楽団など、ソリストとしてオーケストラと共演する他、多数のリサイタルや演奏会に出演。現在東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、大阪音楽大学非常勤講師。

コンサート 概要

「Eureka Quartet +PLUS VOL.1 モーツァルト フルート四重奏曲全曲演奏会」

日時:2022年9月13日(火)19:00開演(18:30開場)
場所:ルーテル市ヶ谷 (東京都新宿区)
プログラム:
W.A.モーツァルト:フルート四重奏曲 第2番 ト長調 K.285a 
フルート四重奏曲 第3番 ハ長調 K.285b
弦楽四重奏曲のためのアダージョとフーガ ハ短調 K.546
フルート四重奏曲 第4番 イ短調 K.298
フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K.285
チケット料金:一般 ¥4,000 学生 ¥2,000
チケット予約:
・Musica Silva 公式サイト https://musicasilva.com
・チケットぴあ https://t.pia.jp
主催:Musica Silva

「Eureka Quartet +PLUS VOL.2 弦楽六重奏の夕べ」
日時:2022年11月24日(木)19:00開演(18:30開場)
場所:HAKUJU HALL (東京都渋谷区富ヶ谷)
プログラム:
J.ブラームス 弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 作品18
J.ブラームス 弦楽六重奏曲第2番 ト長調 作品36
チケット料金:一般¥4,500 学生¥2,500
チケット予約:・都響 webチケット https://www.tmso.or.jp/
・都響ガイド 電話 0570-056-057 (月ー金 10:00-18:00)
・チケットぴあ https://t.pia.jp
主催:Musica Silva

「Eureka Quartet +PLUS VOL.3 ピアノ・クインテットの夕べ」
日時:2022年12月7日(水)19:00開演(18:30開場)
場所:ムラマツ リサイタルホール新大阪(大阪市淀川区)
プログラム:
L.V.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番 イ短調 作品18
A.ウェーベルン :弦楽四重奏のための緩徐楽章
R.シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 作品44
チケット料金:一般 ¥4,000 学生 ¥2,000
チケット予約:チケットぴあ https://t.pia.jp
主催:Musica Silva

■「Musica Silvaムジカシルヴァ」について
ムジカシルヴァは、クラシック音楽業界の最先端を走る若手を中心とした演
奏家集団です。既成概念にとらわれず様々な音楽家、芸術家とのコラボレーションを催し、聴衆にエネルギー、希望を感じていただけるような演奏会を届けたいという思いから集まりました。Eureka Quartet のメンバーを中心に、弦楽器・管楽器・ピアノ等さまざまな形式・編成でコンサートを開催予定です。

以上

 

今、あなたにオススメ