株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントのプレスリリース
このたび、monogatary.comは(https://monogatary.com/)は、謎のTikToker「ときわ」とのコラボ企画として「ときわコラボ”夏小説”コンテスト」の受賞作品を発表しました。
monogatary.comは、毎日運営より出される「お題」へ自由に「物語」を投稿でき、それに対して挿絵やコメントをつけるなど様々なリアクションをして遊べるストーリーエンタテインメントプラットフォーム。過去のコンテストからは、昨年紅白にも出演した”小説を音楽にする”ユニット「YOASOBI」が誕生。その作品の数々は、音楽のみならず、小説集、コミカライズ、映像、オーディオドラマ等、様々なエンタテイメント作品として展開されました。
本コンテストでは、TikTok上の「ときわ」による”投稿自体”、そしてその”投稿に寄せられたコメント”なども含めてお題として小説を募集。大賞作品は「Yas」さんのイラストとコラボした、世界に1冊だけの冊子を制作していきます。
受賞作品につきまして以下の通り発表いたします。
【大賞作品】
・あの頃の僕らは夏の雲のように綺麗なため息をつく(著・粟生深泥)
作品URL:https://monogatary.com/story/398749
▼ときわさんからのコメント
「ときわコラボ”夏小説”コンテスト」にたくさんのご応募本当にありがとうございました。
皆さんから頂いた素晴らしい作品を全て読ませて頂きました。
その中から、本当に悩みましたが、粟生深泥さんの「あの頃の僕らは夏の雲のように綺麗なため息をつく」を選ばさせて頂きました。
仕事の現実に疲れている主人公が憂鬱な中「拝啓、まだ青かった僕らへ」の動画切り抜きをきっかけに思い出す朝倉佳乃との夏の思い出がどこまでも透き通っていて甘酸っぱくて私もこのような青春を送ってみたかったなと深くため息を吐きながらこの作品を読ませていただきました。
青春をしているその時は特別だと思わなくても時間が経つとあの瞬間が多分一番特別だったんだろうなと感じる感覚が呼び起こされてとても心を揺さぶられました。
そして最後には運命の再会を果たすと言うのがたまらなく大好きで、私は今まで小説をあまり読んだ事が無かったのですがこのような小説であれば無限に読みたいなと初めて思えました。
▼選評コメント
誰しもが感じる、青春への懐古を見事に描きあげていました。仕事に忙殺される主人公と、学生の主人公。その鮮やかな対比が時間の経過と境遇の変化を想像させます。王道の青春というものがあるのだとすれば、本作はまさにド王道の覇者です。全体を通じてテンポ感よく、そして男女の絶妙な距離感を映し出すセリフには、むずむずしつつも憧れます。屋上、プール、真夏の太陽、セミの鳴き声に至るまで、まるで五感で楽しむことができる作品でした。そして、その学生時代があるからこそ、社会人になった後半のシーンがすごく効いていました。駅のホームは、やることがあるようで意外と手持無沙汰な時間。だからこそ、当時の記憶と共に再会を果たしていく展開は、まるで映画のような情景が浮かびます。文中に登場する言葉をそのままお借りするならば「青春ってなんだっけ」という方に、是非読んでほしい作品です。
大賞作品「あの頃の僕らは夏の雲のように綺麗なため息をつく」は、写真のようなリアルなイラストで話題の「Yas」さんのイラストとコラボし、世界に1冊だけの冊子が制作されると共に。大賞を受賞された粟生深泥さんへプレゼントさせて頂く予定です。
※「Yas」さんの各種SNSはこちら ↓
▶▶▶Twitter:https://twitter.com/0_skyblue
▶▶▶Instagram:https://www.instagram.com/0_midnight_butterfly/
また、惜しくも大賞に届かなかったものの、下記の作品を「優秀賞」として発表いたします。
【優秀賞】
・僕らが青を脱ぐまで(著・脆衣はがね)
作品URL:https://monogatary.com/story/399023
・知って知らない (著・従野 いちに)
作品URL:https://monogatary.com/story/401261
・透明(著・藤由)
作品URL:https://monogatary.com/story/401168
・僕らの空はまだ青く(著・佑月すみれ)
作品URL:https://monogatary.com/story/400482
・拝啓、まだ青かった僕らへ(著・ころもち)
作品URL:https://monogatary.com/story/401260
【謎のTikToker「ときわ」について】
TikTokで春から話題になっていた「ナツノセ / 夏速」の音源を使用した動画で次々とバズを起こし、アカウント開設から僅か1ヶ月で100万再生を超える動画が3本、トータル80万いいね、フォロワーも1万に達する謎のクリエイター。「一番ありそうなアニメのタイトル」というお題の投稿にはコメント17,000件が殺到。そこから選ばれたタイトルをもとにコメント欄にあるアイデアを使いフォロワーを巻き込みながらTikTok小説をスタートさせ早くも大きな盛り上がりをみせる。この夏ときわアカウントから発信されるクリエイティブから目が離せない。
▶▶▶TikTok:https://bit.ly/3yS9Z27