『冬薔薇』のBlu-ray&DVDが12/2に発売決定!脚本・監督:阪本順治×主演:伊藤健太郎

株式会社ハピネットのプレスリリース

心の欠損を抱えた「寄る辺なき者たち」が織りなす人間ドラマ、『冬薔薇』のBlu-ray&DVDを12月2日に発売致します。

★“アグレッシブな円熟期”を迎えた鬼才・阪本順治監督が、若手俳優・伊藤健太郎のためオリジナル脚本をアテ書き。
60代に入ってますます旺盛な創造性を発揮し、名実ともに日本映画界を牽引する映画監督・阪本順治。今まさに“アグレッシブな円熟期”を迎えたこの鬼才が、40歳も年下の若手俳優・伊藤健太郎のために書き下ろしたオリジナル新作。
本作のシナリオを書き下ろすにあたり、阪本監督は伊藤と初めて対面し、数時間かけて生い立ちや仕事観、そして順風満帆だった役者人生を暗転させた過ちと、その後の生き方について話を聞いた。渡口淳という主人公のキャラクターには、このとき阪本が感じた匂いや気配、独特の佇まいなどが色濃く反映されている。もちろんフィクションには違いないが、この物語には、伊藤健太郎という俳優がこれまで見せてこなかった表情──ある種の未熟さや、寄る辺のなさも引っくるめたリアルな存在感が、たしかに刻み込まれている。
1989年のデビュー作『どついたるねん』以来、阪本は一貫して心にさまざまな「欠損」を抱えた人間を描き続けてきた。『冬薔薇』には、そのモチーフがもっともストレートかつ生々しく顕れている。ソリッドな原点回帰と、ベテランならではの滋味を兼ね備えた新境地。
「自分はもう、失うものはなにもない」という強い気持ちで、監督の思いに応え内面をさらけ出した伊藤健太郎の演技によって、阪本順治監督のフィルモグラフィーに新たな傑作が加わった。 

 

★阪本組常連から若手まで日本映画界を代表する実力派が集結。絶妙のアンサンブルが織りなす「寄る辺なき者たちの物語」。
淳の父親で、日本の高度成長期を支えたガット船「渡口丸」の船長でもある渡口義一を演じたのは名優・小林薫。忙しさにかまけて息子と向き合わず、今さらどうしようもない溝を作ってしまった男の弱さと哀しみ、うちに秘めた思いを、これ以上ないほどの愛情を持って体現している。その妻で、会社の事務を取り仕切る渡口道子役は余貴美子。生来のバイタリティーと、長い結婚生活で染み付いた徒労感。相反する要素が自然に溶け合った佇まいが観る者を捉えて放さない。
また、「渡口丸」で働く人々を石橋蓮司、伊武雅刀、笠松伴助、眞木蔵人が演じる。船内で繰り広げられるベテランたちのアンサンブルは見どころだ。さらに、淳が所属する不良グループのリーダー・美崎輝役には、若手のホープである永山絢斗。その他にも毎熊克哉、坂東龍汰、河合優実、和田光沙、佐々木宝など、若手注目株たちが集結した。 

 

★Blu-rayは、メイキング(約41分) を含む、1時間を超える大ボリュームの特典映像を収録。伊藤健太郎×阪本順治監督によるオーディオ・コメンタリー音声や直筆メッセージ(印刷)入りの豪華仕様・特典!
 

  • Bluray&DVD の発売を記念して、主演の伊藤健太郎、阪本順治監督から、二人きりで収録したオーディオコメンタリーの見どころコメントが到着!

◆伊藤健太郎 コメント
もちろん僕も何度か観させていただいていますが、
実際、監督と一緒に観ることで、自分が出ていないシーンの話もお聞き出来ましたし、
観て下さる方にも楽しんでもらえるようなお話がしっかり出来たんじゃないかと感じています。
本編とオーディオ・コメンタリーあわせて、『冬薔薇』の何か違った楽しみ方を見つけてもらえたらと思っております。

◆阪本順治監督 コメント
主演俳優と二人っきりで、振り返りながら観るというのはそうはないことなので、
裏話も含めて面白さ満載のはずです。加えて、僕も彼の言葉で気付かされることもあったので、とても有意義な109分でした。後半での意表をつくトークは、かなりびっくりさせるかと!

  • 『冬薔薇』作品情報

【キャスト】
伊藤健太郎 小林薫 余 貴美子
眞木蔵人 永山絢斗 毎熊克哉 坂東龍汰 河合優実 佐久本宝 和田光沙 笠松伴助 伊武雅刀 石橋蓮司 

【スタッフ】
脚本・監督:阪本順治  製作総指揮:木下直哉  プロデューサー:谷川由希子、椎井友紀子
アソシエイトプロデューサー:座喜味香苗 音楽:安川午朗 音楽プロデューサー:津島玄一 撮影:笠松則通
照明:渡邊孝一 録音:照井康政 美術:原田満生、我妻弘之 編集:普嶋信一
衣裳:岩﨑文男 ヘアメイク:豊川京子 装飾:徳田あゆみ  擬斗:二家本辰己 マリン統括ディレクター:中村勝
音響効果:小島彩 助監督:小野寺昭洋 製作担当:米田伸夫 製作:木下グループ 配給:キノフィルムズ

【ストーリー】
ある港町。専門学校にも行かず、半端な不良仲間とつるみ、友人や女から金をせびってはダラダラと生きる渡口淳(伊藤健太郎)。“ロクデナシ”という言葉がよく似合う中途半端な男だ。両親の義一(小林薫)と道子(余貴美子)は埋立て用の土砂をガット船と呼ばれる船で運ぶ海運業を営むが、時代とともに仕事も減り、後継者不足に頭を悩ましながらもなんとか日々をやり過ごしていた。淳はそんな両親の仕事に興味も示さず、親子の会話もほとんどない。そんな折、淳の仲間が何者かに襲われる事件が起きる。そこに浮かび上がった犯人像は思いも寄らぬ人物のものだった……。
 

  • 『冬薔薇』商品情報

【発売日】
2022年12月2日(金)

【価格】
Blu-ray:¥6,380(本体価格+税10%)
DVD:¥4,290(本体価格+税10%)

【Blu-ray特典】
映像特典(72分)
・メイキング(41分7秒)
・完成披露上映会 (14分10秒)
・初日舞台挨拶 (15分16秒)
・劇場予告編 (60秒)
音声特典
・伊藤健太郎×阪本順治監督 オーディオ・コメンタリー
印刷特典
・伊藤健太郎×阪本順治監督 直筆メッセージ(印字)

※商品の仕様は変更となる場合がございます。
※レンタルDVD同時リリース

発売元:キノフィルムズ/木下グループ
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
(c)2022「冬薔薇(ふゆそうび)」FILM PARTNERS

 

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