【美空ひばり生誕85周年に介護施設から「想い」伝える企画】全国初!約800施設・約2万人が「川の流れのように」を大合唱! ~美空ひばり記念館・オンラインツアー体験イベントを開催~

東日本電信電話株式会社のプレスリリース

株式会社エブリ・プラス(愛知県名古屋市、代表:佐藤亜以)は、株式会社ひばりプロダクション(東京都目黒区、代表:加藤和也)および東日本電信電話株式会社 神奈川事業部(神奈川県横浜市、執行役員 神奈川事業部長:中西 裕信、以下「NTT東日本」)と連携して、全国の介護施設を対象に、美空ひばり記念館・オンラインツアー体験イベントを本日開催しました。
なお、オンラインによる大合唱を約2万人規模で実施したことは、全国初<※1>の取り組みになります。
<※1>エブリ・プラス調べ

1. 企画発案経緯
美空ひばりの生誕85周年を迎える今年5月、エブリ・プラス「レク企画」担当者の向(むかい:介護福祉士)らが介護施設を訪れた際に高齢者から言葉をもらう。
「私たちは、美空ひばりさんに希望と楽しみをもらってきた人生だった。そのお礼を伝えられたら良かった。」
「介護施設では、歌の時間があって、みんなで美空ひばりさんの楽曲をいつも楽しく歌っている。」

担当者向らは、場所が離れていてもオンライン通信で「つながる」「伝える」ことができる今の時代だからこそ、ファンとの新しい交流方法があるのではないかと考えた。
又、オンラインレクは一斉配信で開催される事も多く、一方通行感の強いコンテンツであることにも着目し、このコロナ禍の制限制約のある折、「介護現場と楽しくともに作る」オンラインレク挑戦へ舵を切ることとなった。
その後、ひばりプロダクションとNTT東日本に相談して、参加者が「オンラインで大合唱」「書いた手紙が手渡されるのを見届ける」全国初の企画が誕生し、美空ひばりオリジナルグッズも購入可能な各社を巻き込む挑戦が開始された。

美空ひばり記念館の見学ツアー自体は、オンライン形式で2022年1月より開始しているが、このイベント以降はそのオンラインレクと物販購入がセットになるツアーとしてリニューアル予定。

2. イベント開催概要
(1) 開催日時:2022年9月2日(金) 14:00-15:00
(2) 配信方式:Zoom ※Youtubeによるライブ配信も実施
(3) 参加数:全国の介護施設 約800施設<高齢者による参加人数 約20,000名(推定)>

3. イベント開催模様
(1) 美空ひばり・代表曲で綴られるオープニング動画【短縮版】「記念館のしおり」視聴
 ✔ ツアー冒頭は、記念館にてご覧頂ける特別動画の魅力を凝縮し、「短縮版」としてイベント参加者(高齢者
   や介護現場スタッフの皆様)へ視聴頂くことで、懐かしく心が躍る幕開け。
 ✔ 代表曲の「人生一路」、お庭でくつろがれる生前の美空ひばり、幼少の息子・加藤和也への童話読み聞かせ
     秘蔵テープが歌唱する映像により、参加者には当時の出来事が思い出された。
 ✔   尚、ご生前の美空ひばりさんのご様子、息子・加藤和也が幼い頃の懐かしい貴重な映像などをより堪能出き
    る「記念館のしおり完全版」は、記念館にてご視聴頂けます。
(2) 息子・加藤和也による美空ひばり記念館案内
 ✔ 美空ひばりの思い出が詰まった「リビングや和室」「愛車キャデラック」などを、当時のエピソードととも
        に息子である加藤和也が紹介。
   ✔   美空ひばりの付き人である「辻村さん」「関口さん」、現在は介護施設で療養中の「齋藤さん」もオンライ
    ンで加わった談笑で、懐かしい時代にタイムスリップ。

(3) 美空ひばりのお仏壇へ合掌、お手紙をお供え
   ✔    今回の目玉企画のひとつである「お手紙のお供え」では、全国の介護施設から美空ひばりの元に届けられた
         手紙や絵などが約500通。
   ✔   その手紙には、参加者それぞれの「感謝」「思い出」「喜び」「誓い」が込められていた。

【手紙内容の抜粋】
「ひばりさん、会って話をしてみたかったです。私も、もうすぐ100歳。」
「もっともっと歌が聞きたかったです。息子さんも元気でいてください。」
「私の若い頃は貴女のプロマイドを沢山持って自分の彼女でございますと皆に紹介したものです。
   現在はあなたの残した数々の名曲を口ずさむ今日でデイサービスにて楽しく過ごしております。」

(4) Zoomからの参加事業所による「川の流れのように」大合唱
   ✔ イベントの最後には、最大の目玉企画として、美空ひばりの代表曲「川の流れのように」を参加者一同が、
        オンラインを通じてフルコーラスの大合唱。
 ✔   各介護施設では、「手にした団扇やぼんぼんを振りながら」「歌詞にあわせた大きな身振り・手振り」な
        ど、それぞれのスタイルで、美空ひばりと息子・加藤和也に歌を届けた。
   ✔  オンラインとはいえ、約800施設・約2万人名が大合唱する様は、「壮観」の一言。

4. 関係各社コメント
■ひばりプロダクション_代表 加藤 和也
まずは本日のイベントにご参加いただいた皆さま、準備しフォローしてくださった職員の皆さまに心より御礼を申し上げます。そしてこのイベントを企画してくださったエブリ・プラス、全力でフォローしてくださったNTT東日本さんにも心より感謝申し上げます。
全国の高齢者施設とオンラインで繋がることのできるエブリ・プラス社を通じることで、持続可能なサービスの提供が始まりましたこと、大変喜ばしく存じています。歌には、聴いてもご自身で歌われても良い効果があるとされています。また昔懐かしい歌や記憶と結び付いている歌は脳機能へも良い刺激があるとも伺います。
オンラインで縦にも横にも繋がる楽しみで、ご高齢の皆さまの心身のご健康に貢献する企画を今後も打ち出していきたいと思います。

■エブリ・プラス_代表 佐藤 亜以
エブリ・プラスでは、「すべての人に選択肢を、介護が必要になっても自分らしい人生を」という想いで介護施設向けにレクやイベントが選べるプラットフォームを運営しています。
コロナ禍となってから、介護の現場でオンラインレクを多く開催してきた中で、オンラインでしか出来ないこと、オンラインだからできる、楽しみの可能性を考えていました。
そんな時、美空ひばり記念館の存在を知りました。
現在、介護施設を利用している高齢者世代は、美空ひばりさんに特別な想いを持っている方が多くいます。
しかし、身体機能が低下していたり、介護が必要な方は、実際に美空ひばり記念館を訪れることが難しい場合が多いと考えます。
「介護現場向けに記念館ツアーをしてほしい」ことをひばりプロダクションにお伝えしたところ、ご賛同をいただき、この企画が生まれました。本当に嬉しく思いました。
「離れた場所から、オンラインを通じて美空ひばり記念館に行き、繋がることができる」という選択肢が出来たことは、高齢者の皆さんの暮らしの中で想像以上の楽しみや意味を持つことになると思っています。

■NTT東日本 神奈川事業部_執行役員・神奈川事業部長 中西 裕信
今回の企画には、『オンライン介護レクリエーション普及を通じた介護施設の通信環境整備』『美空ひばりさんゆかりの地が横浜である』こともあり協力しました。オンラインを通じて『離れた場所や人をつなげる』だけでなく、『想いや希望をつなげる』といった新たな価値提供ができたことがとても嬉しいです。
NTT東日本は、『地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業』として、ICTソリューションの提供にとどまらず、夢や希望を感じられる社会づくりまで支援できるように努めていきます。
 

5. 今後の「美空ひばり記念館・オンライン見学ツアー」の提供
エブリ・プラスが提供するプラットフォームサービス<※2>の1コンテンツとして提供していきます。
そのプラットフォームは、介護施設向けに約300種類以上から、訪問・オンラインから選べるイベントや教室、体験を選べるプラットフォームです。地域で活動する講師からプロの芸人様まで様々なジャンルの方が登録しており、高齢者の方が楽しめるようにこだわってアレンジしたプログラムを選んでいただけます。その施設のために日程をあわせて、実施し、楽しんでいただけることが特徴です。
現在では、2,000を超える介護施設や事業所様に、7,000回以上開催しております。
<※2>サービスサイト:https://recreation.everyplus.jp/
 

 

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