【国立映画アーカイブ】上映企画「東宝の90年 モダンと革新の映画史(2)」開催のお知らせ

文化庁のプレスリリース

 国立映画アーカイブでは、10月4日(火)より企画上映「東宝の90年 モダンと革新の映画史(2)」を開催いたします。
 1932年、阪神急行電鉄社長の小林一三が株式会社東京宝塚劇場を創立してから、本年で90周年を迎えます。今夏に開催されたPart 1に続く本企画では、Part 2として、1933年の『音楽喜劇  ほろよひ人生』から2014年の『蜩ノ記』まで、各年代のハイライトといえる名作・ヒット作のみならず、東宝の手がけた教育・文化映画や、『三等重役』(1952)をはじめとするサラリーマン喜劇など、プログラム・ピクチャーの隠れた秀作群にも光を当てます。さらには提携作品も含め、さまざまなジャンル・監督の東宝作品計55本(48プログラム)を上映します。
 また、展示室で開催中の企画展「脚本家 黒澤明」と連動して、黒澤明が脚本を執筆した作品計10本(10プログラム)の上映も行います。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
 

  • 見どころ

▶戦前作品からたどる東宝の映画史!モダンなミュージカルや女性映画の貴重な上映機会!
現在に至る東宝の90年史の発端となったP.C.L.第1回作品『音楽喜劇 ほろよひ人生』(1933)をはじめ、『戀愛の責任』(1936)『白薔薇は咲けど』(1937)など貴重な戦前作品を選りすぐってご紹介します。都会的で明るいエンタテイメントとして、モダンなミュージカルや女性映画で新風を巻き起こしてきた東宝の歩みを辿ります。
  
▶高度経済成長期に描かれたサラリーマン像~『三等重役』から社長シリーズ、江分利満氏まで
戦後の高度経済成長期にさまざまなサラリーマン像を描き、社会風俗を取り込んだ娯楽映画の一大ジャンルとして発展したサラリーマン映画から5作品を上映します。
森繁久彌がスターに躍り出るきっかけとなった喜劇『三等重役』(1952)をはじめ、東宝のドル箱シリーズとなり全33本が作られた「社長」シリーズの大ヒット作『社長道中記』(1961)、シニカルな諷刺がきいた『サラリーマン出世太閤記』(1957)、松本清張原作によるサスペンス『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(1960)、山口瞳の直木賞受賞作の映画化『江分利満氏の優雅な生活』(1963)など、サラリーマンが憧憬の対象だった時代から、その安定性に疑問が投げかけられる時期にいたるまで、バリエーションの多様さにも脚光を当てます。

▶時代を象徴する青春映画の人気作を鮮やかなニュープリントで上映
世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)、『悪人』(2010)、『赤頭巾ちゃん 気をつけて』(1970)、『お姐ちゃんはツイてるぜ』(1960)など10作品をニュープリントで上映します。それぞれの時代を象徴する青春映画の人気作を鮮やかなニュープリントでご覧いただけます。

▶小特集「脚本家 黒澤明」関連上映
展示室で開催中の企画展「脚本家 黒澤明」に関連し、自身の監督作ではないが、黒澤明が脚本を創作した10作品を上映。その中には、若き修業時代のノンクレジット作品もあれば、谷口千吉、稲垣浩、堀川弘通など東宝撮影所の盟友たちにシナリオを捧げた映画、同世代の俊英木下惠介との交流を示す仕事もあり、演出の鮮やかさだけではない、黒澤の物語世界の広大さや人脈の幅広さを感じ取ることができるでしょう。

※上映作品につきましては、国立映画アーカイブのホームページをご覧ください。
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/toho202209/#section1-2
 

  • 開催概要

[企画名]東宝の90年 モダンと革新の映画史(2)
(英題) The 90th Anniversary of Toho: A Film History of Modernization and Innovation[Part 2]

[会期]2022年10月4日(火)-12月25日(日)
※本特集の休映日:月曜日及び10月15日[土]-16日[日]、25日[火]-30日[日]、12月10日[土]

[会場]国立映画アーカイブ 小ホール[地下1階]
[主催]国立映画アーカイブ
[協力]東宝株式会社
[HP]https://www.nfaj.go.jp/exhibition/toho202209/
[お問合せ]050-5541-8600(ハローダイヤル)

[チケット] 
一般:520円/高校・大学生・65歳以上:310円/小・中学生:100円/障害者(付添者は原則1名まで)・国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ・未就学児:無料
※購入方法等の詳細は企画のホームページをご確認ください。
 

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