株式会社小学館のプレスリリース
来たる2022年11月18日に、ロックバンド・RADWIMPSの公式ノンフィクション第2弾、『あんときのRADWIMPS 「人間開花」編』を発売いたします。
RADWIMPSは新海誠監督作品「君の名は。」「天気の子」、11月11日に公開される最新作「すずめの戸締り」の楽曲などで、時代を牽引する存在として注目を集めています。
本書の著者はメジャーデビュー前から現在まで、レコード会社担当としてバンドとともに歩んできた渡辺雅敏氏。
前作『あんときのRADWIMPS 「人生 出会い」編』は、メジャーデビューから瞬く間に<大人の知らない社会現象>と呼ばれるほどの大ヒットを記録し、カリスマ的人気を獲得したバンドの“青春期”を克明に記録したノンフィクションとして大好評を博しました。
第2弾である本作『あんときのRADWIMPS 「人間開花」編』では、東日本大震災、ドラマー山口智史の無期限の活動休止という大きな喪失を経験したバンドが、野田氏の俳優デビューや企業との大型タイアップ、新海誠監督らとの出会いによって、大きく鮮やかに“開花”し、国民的な存在へと飛躍していく様を知られざるエピソードとともに描いています。
これは一つのロックバンドを巡るドラマでありながら、青年が他者との出会いや衝突、別離を繰り返すことで成熟へと向かっていく普遍的な物語でもあります。
巻末にはベース武田祐介氏が本書のために書き下ろした特別寄稿を掲載予定となっています。
なお本書はRADWIMPS公式会員制WEBサービス「ボクンチ」(https://bokunchi.radwimps.jp)で連載していた原稿に大幅な加筆修正を加えて書籍化したものです。
【著者プロフィール】
渡辺雅敏【Tadatoshi Watanabe】……1990年から東芝EMI(現在はUNIVERSAL MUSIC JAPAN 内のEMI Records)に所属。RADWIMPSと出会い、メジャーデビュー以前から現在に至るまで共に歩んでおり、現在はRADWIMPSのレーベル「Muzinto Records」の代表取締役社長を兼務。著書としては本作が『あんときのRADWIMPS「人生 出会い」編』に続く2作目となる。
【書誌情報】
『あんときのRADWIMPS 「人間開花」編』
著者:渡辺雅敏 定価:1,870円(税込)
四六判仮フランス装・336ページ(予定)
ISBN : 978-4-09-388887-5
2022年11月18日発売 小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388887
【本書のあらすじ】
ひと時も同じ場所にはいられない。それがロックバンドであり、RADWIMPSなのだ──。
レコード会社の社員としてデビュー前からRADWIMPSとともに歩んできた著者は、バンドが<大人の知らない社会現象>と呼ばれるほどの成功を収めてもこう思っていた。
「次のアルバムが最後になるかもしれない」
それほどまでに彼らは作品ごとに全てを出し切り、その先が想像もつかない次元へと辿り着いてきたからだ。
2011年の東日本大震災という大きな喪失を境に、より旺盛な制作意欲を発揮し、次々と革新的な表現をものにしていく野田洋次郎。一方ドラム山口智史の持病悪化にともなう無期限活動休止により、バンドはついにこれまでとは決定的に違う姿となってメジャーデビュー10周年を迎えることに。
しかしRADWIMPSは決して立ち止まることはなかった。
新海誠監督と出会い、映画『君の名は。』の音楽を担当。「君の名は。」の国民的ヒットを一つのきっかけとして、大きく鮮やかに「開花」していくのだった。
【目次】
01 リスタート/02とてつもない設計図/03極みへ/04 たった一人のアルバム/05 「絶体絶命」発進/06 板挟みと折衷案/07 NHKサッカーテーマソング/08 打ち上げ/09 三月十一日/10 「糸色 -Itoshiki-」立ち上げ/11 活動開始/12 「絶体延命」 /13 死ぬまで生きろ!/14 バンドが出来なくなったからしかたなく/15思いは曲に /16 ナベさん、UKに行けないですか?/17 EMI契約を逃す/18「ドンマナカ」発足、「青とメメメ」へ/19結婚、バンドの変化/20 「×と○と罪と」/21 智史の病気/22 「メジャーデビュー十周年」と「トイレのピエタ」/23 智史の結論/24 最後の夏フェス/25 たった一人の死闘/26 サポートドラマー決定/27 ベストテン圏外に/28「君の名は。」/29 迷ったらやる 〜社会現象へ〜/30「人間開花」/31 紅白歌合戦/32 「Human Bloom Tour」/武田祐介 特別寄稿
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