チームラボのプレスリリース
アート集団チームラボは、ジャコモ・プッチーニの遺作オペラ『トゥーランドット』新制作でセノグラフィーを手がけました。演出のダニエル・クレーマーと共に、クレーマーの『トゥーランドット』解釈とチームラボのアートを融合させるセノグラフィーを構想。5年にわたってプランニングを重ね、コンセプト、新解釈、隠喩、象徴、そして各シーンの視覚的表現をどのように実現するかについて模索してきました。キャストは光の彫刻空間に没入し、一体となり、舞台と観客が境界なく連続します。
▼トゥーランドット 告知動画 (ジュネーヴ大劇場公演より)
本公演は2022年6月にスイス・ジュネーヴのジュネーヴ大劇場 (Grand Théâtre de Genève) でワールドプレミエを迎え、2023年2月23日 (木・祝) から26日 (日) まで、東京二期会オペラ劇場による東京公演が、東京文化会館大ホールにて行われます。チケットの一般発売は、2022年10月1日 (土) より開始します。
また、東京公演は、株式会社ジーシーによる、チームラボへの協賛によって助けられています。
“株式会社ジーシーは、世界145か国に高品質な歯科材料、医療機器を供給する日本発の歯科医療総合メーカーです。
チームラボがセノグラフィーを手掛けた『トゥーランドット』が生み出す没入的なオペラ空間は、これまでの既成概念を超越する新たな価値観を与えてくれます。株式会社ジーシーは、この新たな価値観を創造し続けるチームラボに共感し、サポートしています。”
ー 株式会社ジーシー
▼ダニエル・クレーマー (演出)、チームラボのアダム・ブース (セノグラフィー)、アントニーノ・フォリアーニ (指揮) による、メイキング・インタビュー動画
https://youtu.be/x-kFxq31SjY
(ジュネーヴ大劇場公演より)
▼セノグラフィーを手がけたチームラボのアダム・ブースによるメイキング・インタビュー動画
https://youtu.be/u2W3ltHRdYo
(ジュネーヴ大劇場公演より)
舞台は回転する二つの側面で構成され、ひとつはトゥーランドットを頂点とする近未来的なディストピアのゲームショー。女が権力を握る世界では、男は女の遊び道具として着飾るか、女の下に監禁される運命にあります。トゥーランドットに求婚する男たちは、クイズに参加しては負け、「花」をもぎ取られる——。それを見て興奮する民衆。チームラボは、光による立体的な彫刻空間をステージ上に創り、熱狂を煽ります。その一方で、光の彫刻空間は時には霞み、繊細で抽象的なものとなって空間を静寂で包み込み、美と戦慄の瞬間を生み出します。
ステージが回転すると、もうひとつの側面である、潜在意識の世界が出現。万華鏡のようなひし形の「心の部屋」は、美しく魅惑的でありながら、巧妙さと欺瞞を連想させます。ここでは、カラフが自身のコンプレックスや恐怖と向き合いながら、奇妙で混乱した万華鏡のような世界を進んでいくのです。
ステージデザインはチームラボ・アーキテクツが担当。シンプルでありながら力強い幾何学的なステージをプランニングしました。回転するセットは、ガラスやアクリル、反射する表面、柔らかい白と伸縮する黒の組み合わせ素材を用いて制作。光の反射や吸収によって異なる視覚的体験をもたらす空間で、キャストたちは物語を展開していきます。
トゥーランドット
ジャコモ・プッチーニ作曲オペラ
https://www.teamlab.art/jp/e/turandot_tokyo
2023年2月23日 (木・祝) – 2月26日 (日)
東京文化会館 大ホール (東京都台東区上野公園5-45)
指揮: ディエゴ・マテウス
演出: ダニエル・クレーマー
セノグラフィー、デジタル&ライトアート: チームラボ
ステージデザイン: チームラボアーキテクツ
チケット販売: 二期会チケットセンター (TEL: 03-3796-1831) 他プレイガイド各社
チケット料金: S 22,000円、A 18,000円、B 14,000円、C 10,000円、D 6,000円、E 2,000円、学生 2,000円
*2月24日 (金) 公演は、平日マチネ特別料金=S – B席1,000円引き
トゥーランドット動画集 (ジュネーヴ大劇場公演より)
https://youtube.com/playlist?list=PLUWwYK5rOr5QJa9vblRmVrUqfssdRl2Mx
東京二期会オペラ劇場: http://www.nikikai.net/
共同制作: ジュネーヴ大劇場・東京二期会オペラ劇場