【真の多様性とは何か】を世界に問う。短編映画『Eatversity』の製作が決定。グローバルマーケットに向けてアシタへ、ホリプロインターナショナル、ISARIBIの三社で共同製作

株式会社アシタヘのプレスリリース

 前作『Funny』でリッチモンド国際映画祭の観客賞を受賞した佐久間啓輔監督の最新作『Eatversity』の製作が決定した。株式会社アシタへ、株式会社ホリプロインターナショナル、ISARIBI株式会社の三社が共同で、国際社会に「真の多様性とは何か」を投げかける短編のブラックコメディを製作する。猫の格好をするのが趣味の青年ハナが、不思議なレストランでの体験を通して、自身がマイノリティとして特別視されることに違和感を覚える物語。
 11月7日(月)までクラウドファンディングを実施中。

  • ストーリー

 猫の格好をするのが趣味の青年ハナは、好意を寄せる女性リサに食事に誘われる。連れて来られたレストランでは、何やら見たこともない不味そうな料理が次々に運ばれてくる。動揺するハナ、しかしその一方でリサはなぜかそれらを美味しいと笑顔で食べ進める。彼女の思惑を探るハナだったが、このレストランの謎が明かされる時、彼は隠されてきた彼女の本性に触れてしまうー。

短編映画『Eatversity』クラウドファンディングページ:https://motion-gallery.net/projects/eatversity
 

  • 国際社会に「真の多様性」を問うブラックコメディ

 日本では、国際社会に問題提起をするような作品は稀有だが、本作は現代の多様性のあり方について、ブラックコメディという手段を用いて国際社会を焦点に問題を投げかける。完成後は国内外の国際映画祭への出品や、多言語での配信プラットフォーム等での公開を通じて、様々な国の人々へ作品を届ける予定だ。
 作中では、猫の格好をするのが趣味であるという青年ハナが、見せかけの多様性を売りにするレストランにおいて、自身をマイノリティとして特別視する人々の視線を感じる。ハナの体験を通じて、観客は「多様性とは何か」と自身の胸に投げかけるだろう。「どんな命も平等だという理想を目指してきた社会が、いつの間にか互いの考える平等を押し付け合う社会になってはいないか」と、国際社会に警鐘を鳴らす挑戦的な作品だ。
 

  • グローバルマーケットを視野に短編映画を製作

 昨今、韓国などと比較されグローバルマーケットで遅れをとっていると言われる日本の映画業界だが、短編映画の分野も例外ではない。特に欧米では、短編映画は映画監督が長編デビューをする前の実績として非常に重要なステップのため、フィルムスクールの卒業制作では短編映画が1000万円以上の予算で作られることも少なくないが、日本にはそのような恵まれた環境はない。しかし、本作の製作に乗り出した三社は、本作の国際映画祭への出品とグローバルマーケットでの配給を通じて、日本の短編映画の地位を向上させる一事例となるべく様々な挑戦をする。
 

  • キャスト

 キャストには、主演の小早川晴南役に、MOOSIC LAB「蝸牛」(都勝監督)で短編部門でグランプリ&最優秀男優賞を受賞した諏訪珠理、須藤莉咲役に、舞台「わたしを離さないで」(蜷川幸雄演出)などで知られる安川まり、江東昭二役に、『バチェロレッテジャパン・シーズン2』で知られる阿部大輔が出演。他にも、野坂昌司、小幡貴史、白土りょうすけ、竹崎綾華が出演する。

<諏訪珠理・ハナ役>

1999年生まれ、東京都出身。

短編映画「UNIFORM」(中川駿監督)で主演として抜擢されデビューし、その後2019年のMOOSIC LAB「蝸牛」(都勝監督)でも主演として出演し、短編部門でグランプリ&最優秀男優賞を受賞。

主な出演作は、映画『レイのために』(坂本ユカリ監督)、『アルム』(野本梢監督)、『アポトーシス』(橋本根大監督)、『浮かぶ』(吉田奈津美監督)、『まあるくなあれ』(日下玉巳監督)、『裸足で鳴らしてみせろ』(工藤梨穂監督/第27回PFFスカラシップ作品)など。

<安川まり・リサ役>

1991年10月4日生まれ、神奈川県出身。
蜷川幸雄主宰「さいたまネクスト・シアター」4期生出身で、舞台を中心に活躍。
主な出演作、「わたしを離さないで」(蜷川幸雄演出)、「ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ、或いは、泡ニナル、風景」(マームとジプシー)他、月刊「根本宗子」、劇団た組など多数出演。

<阿部大輔・ジョウジ役>

TASTY BLUE®︎ディレクター。
アパレル、ジュエリー等自社ブランドをプロデュース。
画家としての活動もスタートさせ、海を感じるアートにメッセージを載せた作品を展開中。

2022年7月から配信された『バチェロレッテジャパン・シーズン2』に参加。
 

  • 監督・佐久間啓輔のコメント

 誰が、何を言うか。自分の思いを人に伝えるうえで、それはいつの時代も重要な要素です。特に現代社会ではその「誰が」の部分によって、言葉の捉え方を決めつける事が多いと感じます。その違和感を映画を通して伝えたい。そう思ったことが本作を制作しようと思ったきっかけです。多様性を理解するために、人を理解するために僕らができることはただ、「こんなもんだろう」と人を決めつけないことだと思います。そんな思いを、日本から世界に向けて発信できれば幸いです。

<プロフィール>
 中学生の頃にハリウッド映画に憧れを抱き、渡米。高校時代の四年間をペンシルベニア州で過ごす。帰国後、早稲田大学に入学し映画制作を始める。大学二年時に脚本・主演を務めた映画『さんさんごご』が2015年度の沖縄国際映画祭U-25部門にてグランプリと観客賞を受賞する。翌年、映画祭の出資を受け、映画『花はだいだい』を製作、沖縄国際映画祭に正式招待される。同年、フロリダ州立大学に留学し映画制作を学ぶ。作り手としてだけでなく、演者としても同大学フィルムスクールの卒業制作作品『Good People』で主演を果たす。留学後は映画配給会社に勤務し、邦・洋問わず様々な作品の宣伝業務に携わる。その後独立し、映像ディレクター兼シナリオライターとしてアイドルグループのMVを監督したり、Vtuberの台本の執筆活動などを行なっている。最新作『Funny』は2021年度TAMA NEW WAVE コンペティション部門ノミネート、香港国際短編映画祭入選、仏クレルモン=フェラン国際映画祭Market Picks選出、米リッチモンド国際映画祭観客賞&最優秀女優賞受賞。

【作品概要】

【株式会社アシタへ】https://to-morrow.super.site/
演劇、映画、SNSアニメコンテンツなどを企画、制作するIPプロデュースカンパニー。日本だけではなく、世界に向けて 日本のエンターテイメントコンテンツをプロデュースし続けます。

【株式会社ホリプロインターナショナル】http://www.horipro-international.com/
「世界に通用するスペシャリストの創出」( Creation of world-class specialists )という企業理念のもと、世界規格で 展開する、タレント、アーティストの発掘・育成や、コンテンツを創出します。
■所属タレント:May’n、田所あずさ、大橋彩香、Liyuu、木戶衣吹、Machico、Teresa、大久保麻梨子ほか
*株式会社ホリプロインターナショナルは株式会社ホリプロ ・グループ・ホールディングスの100%子会社です.。

【ISARIBI株式会社】https://www.isaribi.net/
日本から世界へ届ける企画を武器にプロデュース、プロモーション、プランニングを手掛ける。

 

今、あなたにオススメ