アンドロイドとAIによる世界初※のポップミュージックが誕生 渋谷慶一郎の新作MV『BORDERLINE(ボーダーライン)』本日公開。

アタック・トーキョー株式会社のプレスリリース

 アタック・トーキョー株式会社、一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメント、エイベックス・エンタテインメント株式会社は、渋谷駅の東口地下広場を舞台に繰り広げる渋谷慶一郎による映像作品 『BORDERLINE by Keiichiro Shibuya feat. Alter3 and Stephanie Poetri』 を、2022年9月28日(水)13時より、渋谷慶一郎の公式YouTubeにて公開します。
※自社調べ。2022年9月28日時点。AIによって作詞されたポップミュージックをアンドロイドと人間の歌手が歌うことが世界で初めて。

【動画URL】 https://youtu.be/JR570WCzYGI

 

  • 人間とアンドロイドが共存する新たなアート作品
    『BORDERLINE by Keiichiro Shibuya feat. Alter3 and Stephanie Poetri』について

 今回は渋谷の公共地下空間を使用した新たな文化プロジェクトの一環として、作品の制作オファーを受けた音楽家・渋谷慶一郎が奇しくも地元である「渋谷」のボーダーライン=地下から、新しい音楽とカルチャーを発信すべく楽曲を制作しました。
 ボーカルには渋谷慶一郎がここ数年、自身のメインプロジェクトとして世界的に展開しているアンドロイド・オペラ®︎の最新作『MIRROR(ミラー)』でドバイ万博での共演も果たしたアンドロイド・オルタ3が参加。そこにアジアから世界の音楽シーンを席巻する音楽レーベル88rising所属のシンガーソングライター・Stephanie Poetri(ステファニー・ポエトリ)がヴォーカルに参加しました。楽曲の前半はオルタ3のソロ、後半はStephanieによるリードヴォーカルとオルタ3のデュオで構成されており、人間とアンドロイドのかつてないハーモニーが実現しています。
 また、渋谷駅の地下で撮影されたMVには、バレエダンサーやモデルとして世界的に活躍する飯島望未が、オルタ3と渋谷慶一郎と初共演し、振付家・ダンサーの小㞍健太のコレオグラフによるダンスを披露。無機・有機性を自在に往復する鋭利なダンスがオルタ3と共鳴しあい、身体性、運動性においても人間とアンドロイドの共存を実現しました。

 本作品では、飯島望未や88risingのStephanie Poetriとのコラボレーションによって、人間と機械、終わりと始まり、有機性と無機性といった境界や差異がもはや機能しない、新しい時代を生きていることを示唆しています。そして、それもすぐに次の段階に移行することを予言するかのように「かつて愛した世界はもうあなたのものではありません」と歌うアンドロイドや歌詞にもご注目ください。

 共演した飯島望未は、「渋谷さん、オルタ3、そして小尻さんとの合作を通じて、我々ダンサーの動きというのも、細かく最小単位に分解して考えてみると、オルタ3が再現可能な動きや、表情というものから出来上がっているではないかと、今回ダンサー固有の動きとは何かということを考えるきっかけとなりました。」 そして、Stephanie Poetriは、「渋谷という象徴的なランドマークで、私と渋谷慶一郎氏とアンドロイド、という美しく画期的で、そしてユニークなコラボレーションに参加させて頂き、とても光栄に思います。」とコメントしています。

 

  • 作詞を手掛けるAI作詞家『Cypher(サイファー)』
    “AI作詞家×アンドロイド歌手”で織りなす、世界初※のポップミュージックの誕生

 本楽曲の作詞を手掛けたのはAI(人工知能)。「渋谷 / 地下 / BORDERLINE」

など渋谷の街からイメージする僅かなキーワードをもとに、東京大学の池上高志教授の協力のもと、AIによる作詞が実現。生まれた歌詞は圧倒的な終末感と断片的な物語性が同居する印象的な仕上がりになり、「AIによる歌詞をアンドロイドが歌う」という今までになかったリアリティが生まれました。
 また、AIによる作詞家の名を『Cypher(サイファー)』(”ゼロ“や”暗号”などの意)と名づけ、今後もAIの進化とともに作詞やテクスト生成のコラボレーションを継続していくことが決定しています。
 ちなみに、『Cypher』という命名も「AIの作詞家に名前をつけるとしたら何がいいと思うか?」とAIに尋ねたところAIから戻ってきた回答により決定しました。

*自社調べ。2022年9月28日時点。AIによって作詞されたポップミュージックをアンドロイドと人間の歌手が歌うことが世界で初めて。

 【作品概要】
・作品タイトル:BORDERLINE(ボーダーライン)
・作曲:渋谷慶一郎
・作詞:Cypher (AI)
・ヴォーカル:アンドロイド・オルタ3、Stephanie Poetri (88rising)
・映像出演:渋谷慶一郎、アンドロイド・オルタ3、飯島望未
・オルタ3製作監修:石黒浩
・オルタ3プログラミング:今井慎太郎
・GPT-3 プログラミング:池上高志
・コレオグラフィ:小㞍健太
・ URL:https://youtu.be/JR570WCzYGI

【歌詞】

 

【出演者プロフィール・コメント】

渋谷慶一郎 (しぶや・けいいちろう)

東京藝術大学作曲科卒業、2002年に音楽レーベル ATAKを設立。作品は先鋭的な電子音楽作品からピアノソロ 、オペラ、映画音楽 、サウンド・インスタレーションまで多岐にわたる。2012年、初音ミク主演による人間不在のボーカロイド・オペラ『THE END』を発表。2018年にはAIを搭載した人型アンドロイドがオーケストラを指揮しながら歌うアンドロイド・オペラ®︎『Scary Beauty』を発表、日本、ヨーロッパ、UAEで公演を行なう。2020年に映画『ミッドナイトスワン』の音楽を担当し、第75回毎日映画コンクール音楽賞、第30回日本映画批評家大賞 映画音楽賞を受賞。
2021年には新国立劇場にて新作オペラ作品『Super Angels スーパーエンジェル』を世界初演。2022年3 月ドバイ万博にてアンドロイドと仏教音楽 声明、UAE 現地のオーケストラのコラボレーションによる新作アンドロイド・オペラ®『MIRROR』を発表。
4月には蜷川実花監督の映画「xxxHOLiC」の音楽を担当。8月にはGUCCIのショートフィルム「KAGUYA BY GUCCI」の音楽を担当。人間とテクノロジー、生と死の境界領域を作品を通して問いかけている。
http://atak.jp

オルタ3

人間と人工生命体とのコミュニケーションの可能性を探るために開発されたアンドロイド。「オルタ3」は機械が露出したむき出しの体、性別や年齢を感じさせない顔を特徴に人の想像力を喚起し、これまでにない生命性を感じさせることを目指し開発されている。渋谷慶一郎とは3年以上にわたりコラボレーションを続けており、これまでにオーケストラを指揮するアンドロイド・オペラ®︎『Scary Beauty』の国内、ヨーロッパ、UAE公演に出演。2021年には新国立劇場にてオペラ『Super Angels スーパーエンジェル』にもゴーレム役で人間のオペラ歌手やバレエダンサーとも共演。最近では2022年3月にドバイ万博にて新作アンドロイド・オペラ®︎『MIRROR』で仏教音楽声明とUAE現地のオーケストラと共演を果たした。また、2022年8月にはmixi, Inc.から東京大学大学院総合文化研究科 池上高志教授の研究室へ寄贈された。

オルタ3製作監修:石黒浩
オルタ3プログラミング:東京大学池上研究室、Alternative Machine Inc. 、今井慎太郎

飯島望未 (いいじま のぞみ)K-BALLET COMPANY プリンシパル

大阪府生まれ。6歳からバレエを始める。2007年ヒューストン・バレエ団研修生、翌年16歳最年少で入団。19年3月、同団のプリンシパルに昇格。
主なレパートリーは『白鳥の湖』のオデット/オディール、『ロミオとジュリエット』のジュリエット、『マイヤーリング』のミッツィカスパー、『ジゼル』のタイトルロール、『シルビア』のタイトルロール、『くるみ割り人形』の雪の女王/クララ/金平糖の精、『眠れる森の美女』のリラの精/フロリナ王女、スタントンウェルチ振付『マダムバタフライ』のスズキ、『マリー』のマリーアントワネット、デヴィッドビントレー振付『アラジン』のプリンセス(ジャスミン)、ジョージバランシン振付『ジュエルズ』のルビーのプリンシパルパート、『バロデラレジーナ』のプリンシパルパート、『バレエインペリアル』のソロパート、『フォーテンペラメント』の3rd theme Pdd、ジェロームロビンス振付『the cage(檻)』のNovice, その他多くのケネスマクミラン、ウィリアムフォーサイス、イリキリアンやスタントンウェルチ作品などで主要パートを踊る。また、様々なコンテンポラリー作品にも多数出演。
19年7月、熊川哲也が総合監修を務めたBunkamura30周年記念「オーチャードバレエガラ〜JAPANESE DANCERS〜」に出演。
19年、シャネルビューティーアンバサダーに就任。
21年に帰国し、5月にKバレエ カンパニー『ドン・キホーテ』にゲストで主演。同年8月、プリンシパル・ソリストとして入団。22年3月プリンシパルに昇格。
主な出演作は、熊川版『ドン・キホーテ』のキトリ、『シンデレラ』のタイトルロール/ティーカップ、『くるみ割り人形』のマリー姫/中国人形、『ロミオとジュリエット』のジュリエット、『カルメン』のミカエラ/娼婦、渡辺振付『FLOW ROUTE 222』など。

<コメント>
私は、10代の頃から海外での生活が長かったために、「日本文化」というものをどこか外側から見つめる機会がありました。今回のプロジェクトは、まさに海外の目を通して見える未来都市「東京」の姿そのものであり、伝統と先端技術が融合する都市渋谷のエネルギーを改めて感じることができました。
また、渋谷さん、オルタ3、そして小尻さんとの合作を通じて、我々ダンサーの動きというのも、細かく最小単位に分解して考えてみると、オルタ3が再現可能な動きや、表情というものから出来上がっているではないかと、今回ダンサー固有の動きとは何かということを考えるきっかけとなりました。ぜひ、そのような視点から本作を楽しんでいただけましたら幸いです。

Stephanie Poetri(ステファニー ポエトリー)

世界的にブレイクした『I Love You 3000』は、Jackson Wangとのリミックスとともに、現在までに5億7500万回以上のストリーミング再生を記録。インドネシア系アメリカ人のシンガーソングライター、ステファニーは、出会うすべての人を引き付け、クリエティブ(ゲーム、グラフィックデザイン、ビデオ編集など)な才能からも輝いて見える彼女の個性的で飾らない素直な性格は、ファンから愛されて止まない。KPOPへの情熱から、制作クラスでの曲作りをスタート。そのクラスで作曲、プロデュース、ビデオ撮影をした『I Love You 3000』を個人のYouTubeにアップ。この曲は一夜にして爆発的なヒットとなり、一躍脚光を浴びる。
『I Love You 3000』の成功によって話題になったステファニーは、最近ではEP 『oh to be in love』をリリース。最も彼女らしい作品であり、彼女自身「故郷のようなサウンドを見つけたような気がする」と語っている。

<コメント>
渋谷駅という象徴的なランドマークで、私と渋谷慶一郎氏とアンドロイド、という美しく画期的で、そしてユニークなコラボレーションに参加させて頂き、とても光栄に思います。
 

  • カルチャーの拠点「渋谷」で展開される文化プロジェクトが始動 

 本作品は、一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントとエイベックス・エンタテインメント株式会社がスタートする渋谷文化プロジェクトの一環で制作された映像作品です。本プロジェクトは、今後も渋谷の街や公共空間を活用した様々な文化企画を創出していきます。

■会社概要
・アタック・トーキョー株式会社
アタック・トーキョー株式会社は、渋谷慶一郎と、mariaによって2002年に設立された音楽レーベル「ATAK」を運営、今年で20周年を迎える。音楽レーベルとして国内外の先鋭的な音響作品をリリース、電子音楽からピアノソロ 、オペラ、映画音楽 、サウンド・インスタレーションまで多岐に展開。
HP:http://atak.jp

・エイベックス・エンタテインメント株式会社
エイベックスにおいて、音楽の制作・販売、ライヴやイベントの企画・制作・マーチャンダイジングなど、主に音楽事業を担うグループ会社です。
エイベックス コーポレートサイトHP:https://avex.com/jp/ja/

・一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメント
一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントは、渋谷駅の機能更新と周辺都市基盤の再編を契機に、工事中のにぎわい創出、 国際競争力の向上及び防災機能の強化を実現するための事業及びこれに関連する事業を実施することを目的として2015年8月に設立された一般社団法人です。
HP:https://shibuyaplusfun.com/

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