株式会社パシフィックボイスのプレスリリース
映画祭代表 別所哲也よりコメント
1999年にスタート以来、毎年6月に東京で開催してまいりました国際短編映画祭は、今年国際部門が22回、アジア・ジャパン部門は17回目を迎えます。世界中のフィルムメイカーたちの登竜門として、また、近年では、より自由に表現し、多様な発信が行われる21世紀型 「映像の未来地図」として、クリエイタ―と、それをサポートする企業や団体の皆様と、そして観客の皆さんと一緒に成長してまいりました。参加映像作家の中には、私達の映画祭だけでなく、そのほかの国際映画祭への参加を断念する方々もいます。コロナ禍によって作品を映画祭に届けることも出来ない環境にいる方々もいます。
今回、延期の判断にいたるまでには、度重なる協議を重ねてまいりましたが、国際映画祭として、参加・応援くださる皆様とご来場頂くお客様の健康と安全を第一に考え、ご協賛・ ご共催いただく企業様、東京都様のご賛同を得て、延期の決定に至りました。
私達はシネマの原点でもあるショートフィルムを通じて世界が繋がり、未来を一緒に築き上げることが出来る!と確信しています。
国際的な文化交流事業としての映画祭の意味と価値、そして、ショートフィルムだからこそできることについても、改めて皆さんと一緒に考えていきたい!と思っています。
一日も早く事態が終息し、皆さんにお会いできるよう私達も知恵を絞り創意工夫して必ずや延期開催を具現化してまいります。どうぞご支援 ご協力よろしくお願いします。
延期の期間にあわせて、年間を通じてショートフィルムを無料配信しているオンライン映画館「ブリリア ショートショートシアター オンライン(以下、BSSTO)」にて「おうちで楽しむ日替わりショートフィルム特集」と「親子向けショートフィルム鑑賞オンラインワークショップ」を展開いたします。
【特集配信期間:4月29日(水・祝)~5月31 日(日)】
【URL: https://sst-online.jp/magazine/7358 】
過去21年間の映画祭に集まってきた作品の中から、映画祭スタッフや代表の別所哲也、映画祭アンバサダーのLiLiCoさんらがおすすめする、「心がほっこりする」ショートフィルム33作品を毎日日替わりで1本無料配信するほか、5月9日(土)からは、子どもと親御さんがショートフィルムを鑑賞し、作品に描かれるメッセージや社会背景を発見していくオンラインワークショップも同時展開いたします。
10分や15分といった時間ながら、笑ったり共感したり、感動や発見するワクワクを与えてくれるショートフィルムを通して、新型コロナウイルスの影響で日々多大なストレス下にある皆さまに束の間の映画体験を提供できたらと考えております。
SSFF & ASIA 2020 アンバサダー LiLiCoさんからのコメント
ショートフィルムを愛して、そして応援してくださっているみなさんへ。
いま世界がひとつになって頑張っています。映画祭は延期になりましたが、味わい深いショートフィルムの数々があなたを待っています。
今はSTAY HOME!出来ないこともあるけど、出来ることもいっぱいあります。
ブリリア ショートショートシアター オンラインでショートフィルムを楽しんだり、SSFF & ASIAで賞を取ったクリエーターたちのその後の作品を配信で楽しんだり。
ショートフィルムは上映時間が短いので何本も楽しんだ後ちょっとその場で身体を動かしてからまた観る!
不安はいっぱいありますが、心は豊かに保ちましょう。
会える日までみんなの健康を祈っています!
そして、覚えておいてね……毎日が映画日和♥
【配信作品情報】(一部抜粋)毎日1本、日替わりで配信!世界各国のショートフィルム全33作品
ジェーン・バーキン主演、アカデミー賞ノミネート作品
『彼女とTGV』(La Femme Et Le TGV)
監督:Timo von Gunten/スイス/30:00/コメディ・ドラマ/2016
時折、人生が時速300kmで過ぎているように感じる。
おうちでもできる!水泳教室
『ホーム・スイム・ホーム』(Home Swim Home)
監督:Valérie Leroy/フランス/16:21/コメディ/2016
離婚して一人暮らしを始めた30歳の女性が、アパートの小さな部屋で水泳教室をはじめる。
いま明かされるお互いの素顔
『夫婦とスーパー』(For Free)
監督:Merijn Scholte-Albers, Tobias Smeets/オランダ/8:38/コメディ/201
熟年夫婦のラッドとエリスは、ひょんなことからスーパーで1分間買い物し放題のチャンスを得た。
【親子で楽しむ!ショートフィルム鑑賞オンラインワークショップ】
作品鑑賞後にチャレンジできるケーキ作りやコマ撮りアニメなど、ショートフィルムを通じて親子で考え、発見していくオンラインワークショップを5月9日(土)より初開催!
本ワークショップは、こども向け映画ワークショップを16年間実践してきた団体(一社)こども映画教室、早稲田大学基幹理工学部表現工学科土田・是枝研究室の共同企画として実施いたします。ショートフィルム鑑賞後、同時掲載しているワークシートをもとに物語の背景についての理解を深めたり、体験コンテンツで親子でコミュニケーションを図ったりできる内容となっています。 ※作品は追加となる可能性があります。
ゴーストが作るケーキのレシピにチャレンジ!
『ゴーストのおいしいレシピ』(The Bakeshop Ghost)
監督:Lorette Bayle/アメリカ/15:00/ドラマ/2008
ゴーストが住みつくパン屋へ、ある決心をしてやってきた女性。彼女は完璧なレシピを求めて、日夜ケーキを作り続ける…。 ベストセラー児童文学「The Bake Shop Ghost」を原作にした心温まるファンタジー。
コマ撮りアニメを作ってみよう!
『スティーブの朝』(Sleepy Steve)
監督:Meghann Artes/アメリカ/4:02/アニメーション・コメディ/2015
ある独身男性がロボットの力を借りて、毎朝のルーティンを自動化している。
思い出のものを使って表現してみよう!
『不思議な雑貨屋さん』(Something to do with Love)
監督:Luc Serrano/フランス/8:06/ドラマ/2014
夕暮れ時に一人の男が古い雑貨屋に訪れ、店主に不思議なお願いごとをしている。
そのお店には様々な古道具が並び、店主はそれらを次々と男の手に取らせる。