【横浜能楽堂特別公演】金剛流宗家 親子三代で共演

公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団のプレスリリース

名手を揃え、能・狂言の名曲・大曲を堪能してもらう横浜能楽堂特別公演。11月6日の公演では、金剛流宗家の金剛永謹が、長男の金剛龍謹、孫の金剛謹一朗とともに能「昭君」を演じます。また狂言は、名門・山本東次郎家の山本則俊、則重、則光の親子三代の出演により狂言「花争」、語「朝比奈」を送りします。

能「昭君」は、中国四大美女の一人として知られる王昭君にまつわる悲劇を題材にした作品。王昭君の両親である伯道・王母が娘の死を悲しむ姿を描いた前半、鬼の姿で現れた昭君の夫・韓耶将の霊が己の姿を恥じる後半と、見どころの多く作品です。本公演では、金剛流宗家の金剛永謹がシテ(主役)の伯道と韓耶将の霊を、金剛永謹の長男・金剛龍謹が王母、金剛龍謹の長男で7歳の金剛謹一朗が昭君の霊を演じます。

 狂言は、現在7歳の山本則光が祖父の山本則俊とともに、「桜」と呼ぶか「花」と呼ぶかで太郎冠者と主人が古歌を引き合いに論争をする「花争」を演じます。山本則光の父・山本則重は、「花争」の後見を勤めるほか、語「朝比奈」を演じ、こちらも三代揃い踏みです。

世襲により受け継がれることの多い能楽界でも、能・狂言ともに三代が出演する機会は多くありません。
親から子へ、子から孫へ、脈々と受け継がれていく芸の有様を目の当たりにできる貴重な公演です。
 

 

 

能「昭君」(後シテ)金剛永謹 撮影:牛窓雅之

狂言「花争」(

公演概要/横浜能楽堂特別公演

【日 時】  令和4年11月6日(日)午後2時開演(午後1時開場)
【曲 目】
 語「朝比奈」(大蔵流)山本則重
  狂言「花争」(大蔵流) 山本則光
  能「昭君」(金剛流) 金剛永謹
【入場料】 S席 7,000円/A席 6,000円/B席 5,000円 *好評発売中
【問合せ】 横浜能楽堂 電話:045-263-3055
                https://yokohama-nohgakudou.org/
【主 催】 横浜能楽堂(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)

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