ドラマ「炊飯道」新潟県内民放4局リレー放送へ!南魚沼市を舞台に「炊飯」をテーマにしたドラマが完成。

株式会社SPOONのプレスリリース

令和4年10月17日。株式会社SPOON(東京都港区 代表取締役 谷田光晴)は、社会課題をドラマ(映像)で解決する試みとして、「水田地域密着炊飯ドラマ『炊飯道』」を制作したことを発表した。作品の舞台は米の日本有数の良質なコシヒカリ米産地として知られる新潟県南魚沼市。同ドラマは、新潟県内民放4局が11月13日(日)から11月30日(水)にかけて全4話をリレー放送する。
日本の食には農業従事者の後継者不足や、地産地消の停滞によるフードマイレージ上昇問題、フードロス問題などの問題が山積している。現在、失われつつある羽釜による炊飯を追求する若者のドラマを制作することで、一食一食を大切に食べる意識の大切さや共感を生み、諸問題の解決の足掛かりにしたいと本作品が企画・制作された。
各話の放送日程は、以下の通り
第一話 BSN 新潟放送
11/13(日)25:25-25:50
第二話 UX 新潟テレビ21
11/16(水)25:55-26:20
第三話 TeNY テレビ新潟
11/26(土)25:35-26:00 
第四話(最終話)NST新潟総合テレビ
11/30(水)25:30-25:55

炊飯道 メインビジュアル

 

株式会社SPOON(東京都港区 代表取締役 谷田光晴)は、「日本の食の諸問題の解決」に着目し課題解決の足がかりの第一歩となる試みとして、「水田地域密着炊飯ドラマ『炊飯道』」(以下「炊飯道」)を制作したことを発表した。「炊飯道」は各話25分、全4話を新潟県内民放4局(BSN 新潟放送・UX 新潟テレビ21・TeNY テレビ新潟・NST 新潟総合テレビ)が各話ずつ協力・連携して放送されることが決定した。

 

2022年夏の南魚沼市において、地元エキストラの皆さんをはじめ、南魚沼市の協力のもと実在の店舗や施設を使って撮影が行われた。

主人公の直人(久遠親)南魚沼市に向かう電車内

 

東京都内の大学に通う主人公 粡町直人(あらまち なおと)が、サークルで訪れたキャンプにて、後輩であり新潟県南魚沼出身のもう一人の主人公 下村 光(しもむら ひかり)にその炊飯の技を見染められ、夏の南魚沼市を訪れるところから物語が進む。

下村 光 役(豊島 心桜) 炊飯道家元の娘であり、すぃ範候補

南魚沼市には戦国時代から密かに受け継がれてきていた炊飯の芸道 「炊飯道」があった。その炊飯道には、上村家と下村家という2つの炊飯道家元の家系があり、それぞれの家から炊飯道の師範候補「すぃ範候補」を出し、炊き上がりを競い合う「果たすぃ合い」が行われ、勝者には「すぃ範」の称号と、古くから伝わる秘宝「愛雲釜」を次の果たすぃ合いまで持つことが許される習わしとなっていた。

 

 

炊飯道の秘密を知る国際大学 炊飯ゼミ 小松沢教授(甲本雅裕)

「すぃ範候補」には代理を立てることが認められており直人がその代理として「すぃ範代候補」となり「果たすぃ合い」に参加するためには、南魚沼市において炊飯に必要な技を先祖代々引き継いでいる「炊飯者(スイハンジャ)」から技を継承するための修行「すぃ行」を行いその技を継承しなければならなかった。そんな「すぃ行」の日々の中で直人と光たちが、様々な人々との繋がりを通して、成長する様を描く内容となっている。

南魚沼を訪れた直人を迎える光の両親 母 美咲役(春木みさよ)・父 稲彦役(菅原大吉)

出演者には、新潟県新発田市出身の久遠親(くおん ちかし)、新潟県五泉市出身の豊島心桜(とよしま こころ)をダブル主演として起用。映画や舞台、テレビドラマで活躍中の甲本雅裕、田島令子、浜田晃、菅原大吉、春木みさよ、古河耕史、長村航希、大後寿々花、蔵下穂波、趙珉和、田村泰二郎、行平あい佳、マリアユリコらといった実力派俳優たちが需要な役柄を固める。また、南魚沼市交流大使を務めるオスマン・サンコン、鈴木Q太郎(ハイキングウォーキング)などの、地元にゆかりある出演者らも出演している。テーマ曲は、シンガーソングライターの尾崎裕哉が、オープニング曲として「僕がつなぐ未来」エンディング曲として「迷わず進め」を書き下ろした。

 

ギニアのコメ料理「リグラ」について激論を交わす国際大学オスマン・サンコン教授役(オスマン・サンコン)と小松沢教授(甲本雅裕)

ドラマ炊飯道の放送日程は、以下の表の通り

  放送日時 放送局
第一話 11/13(日)25:25-25:50 BSN 新潟放送
第二話 11/16(水)25:55-26:20 UX 新潟テレビ21
第三話 11/26(土)25:35-26:00 TeNY テレビ新潟
第四話(最終話) 11/30(水)25:30-25:55 NST新潟総合テレビ

 

社会課題の解決型ドラマとして企画されたこの事業の制作費は制作者側(株式会社SPOON・株式会社マエサク)が拠出し制作した。両社は、映像によって社会課題に対して認知が広がり、解決に向けて多くの人が考えるきっかけづくりをしながら、地域の魅力発信を行う手法ととしての”ご当地ドラマ”という新たなジャンルを創り出した。

「炊飯道」は。現時点において再放送や、ネット配信による公開の予定はない。非常に貴重な放送になることは間違いない。新潟県にお住まいの皆さんは、是非ご覧ください。

尚、ドラマ『炊飯道』は既に続編の制作が検討されており、コラボレーションできる自治体や、企業などを募集しています。

■炊飯道オフィシャルサイト

https://suihando.jp/

■ドラマ炊飯道トレーラー

 

 

■スタッフ

監督・脚本:磯見 大

企画:株式会社SPOON
制作:株式会社マエサク
プロデューサー:佐々木 昌彦
音楽:田中靖憲

原案:谷田 光晴

 

オープニング曲「僕がつなぐ未来」

作詞・作曲 尾崎裕哉

編曲 TOMI YO

唄 尾崎裕哉

 

エンディング曲 「迷わず進め」

作詞・作曲 尾崎裕哉

編曲 TOMI YO

唄 尾崎裕哉

 

協力:南魚沼市/新潟県/株式会社アルファーエージェンシー/ソニー・ミュージックエンタテインメント

南魚沼市の皆さん
 

 

■関係者コメント
 

株式会社SPOON

代表取締役 谷田 光晴(企画・原案)

株式会社SPOONは社会課題をアイデアで解決するプランニング会社を標榜し、企画立案・映像制作・演出業務をサービスとして提供して参りました。2020年には、日本の音楽業界の課題に向き合うべく企画事業として高音質動画配信と著作権保護機能を兼ね備えた動画配信プラットフォーム”MUSIC/SLASH”をローンチしました。そんな弊社が、新たな課題解決企画事業の対象として着目したのが農業の後継者不足、地産地消、フードロスなどに代表される「日本の食の諸問題」でした。
 

何か私がこの問題に対し、今からでもやれる事がないかと考えたのは、生産者側の問題よりも生活者・消費者側の意識を変えることで状況を変化させられないかということでした。そこで私は、日本の食事の中で最も大切な、お米を食する時に必ず行われる「炊飯」という行為を、現代生活の真ん中に持ってくることで変化を作れないかと考えました。一食一食を美味しく食べるための創意工夫が重ねられてきた日本の食の歴史の中で、お米を美味しく食べたいという人たちは、今も少なくはありません。

家電量販店に行けば各メーカーからお米を美味しく炊くための炊飯器が多数売られています。お米を美味しく食べて欲しいという技術者の皆さんの努力と研鑽の結晶がこうした製品として世の中に広がっている現在の状況に、私は希望を見出しました。こうした製品は炊飯における失敗を無くしてくれましたが、このような製品がない時代においては、その仕事は家事・炊事の中で重要な役割を担っていました。美味しくお米を炊くことで、かつての日本の食卓には今日の食事、一食一食に対しての感謝の気持ちがもっとあったのではないかと考えました。

この気持ちが、食事を用意してくれた人への感謝であったり、生産者への感謝の繋がりを生んでいたのではないかと考えました。この気持ちをより強く感じることができたならば、生活者は、生産者との繋がりをより強い絆として取り戻すことができ、地域で穫れた作物を地域で食することにつながるのではないか。これこそが、地産地消を活性化することへと繋がり、地方であっても生産者の所得へと繋がる可能性を上げることができる。そして、地域の農業と地域の食生活が関係性を取り戻すことで、フードマイレージなどが減る。そんな未来を作りたいと考えました。炊飯という文化を、現代社会における食生活の中心に据えるには、失敗することがある時代の炊飯の奥深さ、面白さを表現するコンテンツを制作し、現代の世の中に問う必要があるという結論に至り、炊飯をテーマにしたドラマを制作することを決断いたしました。
 

この企画の実現には、多数の協力者の皆さんのご尽力が不可欠でした。この企画に協力してくださった、俳優陣やその所属事務所の皆さん、制作プロダクションをはじめとするスタッフ、関係者の皆さん。何より、大掛かりな撮影を受け入れてくださった自治体の皆さんや、地域の協力者の皆さん。そして、史上初とも言える民放4局での連携放送を検討くださり、決定してくださった新潟県内民放4局の皆様には本当に心より感謝を申し上げます。民放局が垣根を超えて放送するということは、挑戦的な試みです。しかし、この企画に協力してくださる決断を頂けたことを、改めて感謝申し上げます。

この『炊飯道』というドラマは、「社会課題解決型のドラマ」という側面があります。
今後、このような発信方法があるということで、地域の盛り上がりが生み出され、醸成する事例として、このドラマ企画には大きな意味があると思っています。そして、今回このような企画を生み出すきっかけと、最も大きな影響を与えてくれた、今も兵庫県丹波篠山で田を耕し、背中でその大切さを教えてくれた私の両親に感謝しています。

新潟県の皆様。「水田地域密着炊飯ドラマ『炊飯道』」是非お楽しみください。

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